
はぴ
@happy-reads
2026年9月9日

ことばの力学
白井恭弘
読み終わった
言葉には「力関係」が発生する。
たとえば標準語と方言だったり、日本語と英語、その他外国語だったりの間に無意識のうちに「優劣(価値判断)」が生まれてるってこと。
無意識の価値判断が、言葉によって左右されてるってこと。
だから言葉を使って、価値判断を操作する事だってできる。無意識のね。
これはそんな目新しい事実ではないかも知れないけど、
普段当たり前に使ってる「言葉」というものはやっぱり、無自覚な影響力を持ってるんだな、って改めてドキッとさせられた。
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筆者の前著がSLAだったというから、外国語教育や語学に関しても、ああなるほど、っておなじみの話が出てきたよ。
新鮮だったのは、「手話」を言語として取り上げていたこと!!
ほんと、(福祉の技術としてじゃなく)言語の一つとして分析される手話って、面白いんだ、すごく。
カナダのケベックみたいに、一度滅びて復活したヘブライ語のように、手話も手話話者の文化圏を物理的に作ってしまったらどうか、って案がめちゃくちゃ好き。日本のどこかで進めてくれないだろうか!!!
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方言といえば、
「子供が誰を信頼するか、交流するか」その判断基準に「訛り」が重要だったって実験結果が興味深かったな。大人にとっても、自分のホーム方言を喋る人に親しみやすさを感じるもんな。
私が子供相手に仕事をする時エセ方言を使うのは、そっちの方が子供の警戒を解けるからだって本能的にわかってたんだよきっと笑
ちなみに私は自分ではかなりネイティブに溶け込めるつもりでいるけど、言語学者に分析させれば簡単に見破られてしまうらしい。
その辺りを方言語学、犯罪捜査の実例が挙げられてて面白かった。
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人間が世界や物事を理解する基本的な方法が、メタファー。
すでに知っていることを足がかりに、その枠を当てはめつつ、知らないことを理解しようとすること。
言葉はメタファーの世界。メタファーのあらゆる技術が、レトリックだよね。
佐藤信夫センセのレトリックシリーズ、やっぱりまた読み返したい。
古本でいいからどうにか手に入らないだろうか……
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失語症やディスレクシアの章を読んで、思い出したのは『言葉と脳と心』📕学生の頃読んで今も覚えてる本のひとつ☝️
それにしても言語学の知見を様々に活かした応用言語学…あ、あれも言語学フィールドだったのか!と結びついて面白かった。さすが言葉は世界!広い!




