
い。
@hon_i_read
2026年9月10日

文鳥
井坂洋子
読み終わった
冒頭の一遍は
ふじつぼの硬い殻を
足うらに感じながら
三歳をあるいた
から始まっていて、こんなに鮮やかに詩的に現在から過去へ飛んでいける、と驚きつつ読み進めていった
どの詩も、僕が今まで井坂洋子の詩について持っていた、女性の強さや弱さ、残酷さ等の印象とは違い、年を重ねながら過去や未来を見つめる視線が美しい詩集だった
この詩人自身が母親の死を経験したことも影響があったのかも知れないけれど、それ以上に生きながら自然に浮かんでくる過去への憧憬や未来の不確かさ、迫る死が確かな言葉になっているように思えた
また読もうと思います
