うかんむり "BUTTER" 2026年9月10日

うかんむり
うかんむり
@ssgw_a
2026年9月10日
BUTTER
BUTTER
柚木麻子
Butterおもしろすぎて、これまで私が変な奴に出会ってきたのは、文章を楽しむためだった気がしてきた。私がこれまで人生の中で見た景色が、文章で描かれる世界に広がりを与える。ちょうど、私のいまの選択を肯定させるために、YouTubeで<読書のメリット>をテーマにした動画を流した後だった。その動画で「小説を読むことは共感力や批判的思考を向上させる。」「人生に深みを与える。」と主張されていたけど、Butterおもしろすぎて、現実をより楽しむためというより、文章を楽しむために現実があるような気がした。最近職場の先輩に、「よく本読めるよね。漫画でさえ"黒すぎる"のに。声ないし色もないから、登場人物も見分けづらくてつかれちゃう。」って言われてて、世間のコンテンツの消費の仕方が映像に寄ってきてるのかな~と思うのと同時に、私は現実でもコンテンツの消費でも、 発言内容、それも言い回しとか視点とかを重視してて、さらにその人が絶対に"やらない"こととかの、その人の選択にその人らしさを感じているから、文字媒体が好きなのかもと思った。 それを踏まえて、Buttterでは150ページあたりで、出版業界で働いてる元女子高王子様の主人公と、結婚詐欺x連続殺人事件の容疑者が、アクリル板を介した対話でお互いを(自分の目的を達成するために)欲情させ合う、みたいなバトルしてて、そのシーンの描写のキメ台詞的なのが全部「言いそう~~~~~~」の極みで最高に気持ちよかった。
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