
路傍のクロワッサン
@bear-jew
2026年9月11日

フォース・ウィングー第四騎竜団の戦姫ー 下
レベッカ・ヤロス,
原島文世
読み終わった
(※上・下とも同じ感想を投稿してます。)
ちょうど何かしらファンタジー系の作品を読みたいと思っていたところ、今作の存在を知り拝読。
区分的には(どちらかと言うと女性向けの)ヤングアダルト小説らしく、すっかりヤングとは言えない年齢になってしまった自分が楽しめるかしらと懸念を抱きながら読み進めていきました。
舞台はナヴァール王国という架空の国。
どうやら隣国との緊張関係が絶えないため、徴兵制を採用している王国とのこと。
この国には竜に乗り国を護る「竜騎手」なる役職があり、主人公〈ヴァイオレット〉は竜騎手を育てるための軍事学校に入学させられるところから物語は始まります。
とある理由から多くの人間に恨まれている彼女は、常に死と隣り合わせのの体育会系コミュニティで生き残れるのか…というのが大体のあらましです。
この説明だけだと普通のファンタジーな訳ですが、今作の特徴はここにロマンス要素を濃いめに組み込んでいるところにあります(ロマンス+ファンタジーで「ロマンタジー」と呼称)。
自分のことを憎んでいるであろう上級生のイケメン団長〈ゼイデン〉とのロミオとジュリエット的な恋愛模様が、人気の一端を担っているようです。
ロマンス系は映像になると心情の機微が分かりにくく、薄っぺらく感じてしまうことが多々あるので、こういう系の作品は小説で読む方が良さそうです。
文量は多いものの、サバイバル劇のスリリングと情熱的なロマンスが掛け合わさった物語は案外すらすらと読めてしまえるので、気になっているのなら物怖じせず手に取ってみて下さい。
目を見張る独創性、重厚なドラマ性はないものの、エンタメとしての面白味は十分な一作でした。
続刊が文庫化された際には、継続して読もうと思っています。
ちなみに、自分の推しキャラはリアムです。