ユメ "新装版 デルフィニア戦記" 2026年8月23日

ユメ
ユメ
@yume_bookworm
2026年8月23日
新装版 デルフィニア戦記
ウォルとリィの結婚式の最中に国境付近が急襲を受け、デルフィニアとタンガのあいだで戦いの火蓋が切って落とされた。そこで躍動するタウの自由民たちの凛々しいこと!アウトローな生き方を選んでいる独立不羈な人々が、このひとならと見込んだ王の下につく展開は、夢が広がる。 そして明かされる、タウという土地に隠された秘密。第I部の終盤でジルたちがウォルの窮地を救ったことが、今後のストーリー展開の伏線になるのではないかとは思っていたが、まさかこれほど壮大な展開に繋がってゆくとは。互いの利益と、忠義と、清濁併せ呑んで手を組む選択をしたウォルとタウの自由民たち双方が本当に格好よい。このことでウォルとイヴンの友情が微塵も揺るがないのも、見ていて快かった。 じゃれあう二人を眺めながら、リィが故郷に残してきた友達のことを想うのには切なくなった。どうやら向こうの方でも異世界に「落っこちた」リィのことを捜しているようで、早くリィを帰してあげたいような、いつまでもデルフィニアにいてウォルの戦友であってほしいような、複雑な気分になる。 そんなリィが、仮にも結婚相手であるウォルに向かって「おまえ、家庭を持ってから、いやに保守的になってないか?」と大真面目に言ってのけるのには、散々笑わせてもらった。
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