何かの化石 "新しい階級社会 最新データが..." 2026年9月12日

新しい階級社会 最新データが明かす<格差拡大の果て>
『曖昧な弱者の時代』を読む前に、先にこちらを読み始めていたのだが、『曖昧な弱者の時代』の方が文量も少なく読みやすかったので、読み終えるのが後になってしまった。 『曖昧な弱者の時代』を読んでる途中で、これは(『新しい階級社会』と)内容がリンクしているのでは!?と思うところがあったのだが、よく考えれば当然の成り行きである。格差と政治を語る上でお金の話は切っても切れないのだから。 読んでいて意外だったのは、新中産階級に管理職だけではなく、専門職や事務職が入っていることである。しかも新しい階級社会のピラミッドの中で、正規労働者階級よりも上の階層にいるのだ。自分の周囲では専門職も事務職も大して金銭を稼いでいるイメージがなく(というより、どちらかといえば平均もしくはそれ以下というイメージであった)、入るとしても正規労働者階級だと思っていたので、まさかそんな上位に位置するとは考えてもみなかった。 ところで、終盤で五つのクラスターに分けられているが、新自由主義右翼の説明を読んでいると、あまりに尖っていて「すんげぇ自分勝手やん」と思ってしまった(笑)ただ、自民党の動きと新自由主義右翼の支持がリンクしている説明は、当時は余りに強硬すぎないかと不思議に思っていたが、今読んだら納得である。 『曖昧な弱者の時代』では、曖昧な弱者が右派傾向にあると記述があった(しかも一回左に寄ってからの右である)が、『新しい階級社会』の階層別のクラスター構成比を見ると、アンダークラスがそれほど右寄りでもなくクラスターとしてはバラけている(むしろ若干左寄り?)。曖昧な弱者はアンダークラスに該当するはずなので、両者で傾向が違うのはこれいかにと当初は思ったが、アンダークラスの“一部”が“曖昧な弱者”として目立つ行動をしていると捉えるとおかしくないことに気が付いた。なぜならアンダークラスの6割近くが女性なのである。なるほどなと思った。
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