
ひねもす
@akiiro25
2026年9月12日

読み終わった
「本というものは善人にも極悪人にも、著者のそして編集者の方々のその本への思いや熱量はまったく同じ量で届きます。僕のところにも、この塀の外にいる方々に対してと、まったく同じ顔をして届いてくれます。そのことが僕はとても嬉しいのです。だからこそ、本を裏切ってはいけない、そんな気持ちになります。そしてその本を大切に読み、文章の中から何かを見出そうとしています。」(p.70 l'8)
無期受刑者である大矢さんからの手紙に書かれた1文がぐっと来る。
「本を読むこと」にここまでの熱量を自分は持っているかと、自分の読書姿勢がすっと伸びてしまった。
感想文の中に透けて見える、自分ではあまりまえとおもっていたことやずっと言語化できなかったような事柄が書簡を通じて現れたり、改めて考えることになったりしている印象があり、対話(文通?)の力をみた1冊になった。
それと同時に「償う」ことの難しさをまざまざと見せつけられた気がして、読み終わっても自分の中でまだ消化できずに残っている。