
くる見
@walnut966
2026年9月13日
ちくま日本文学(009)
坂口安吾
読み終わった
白痴を読み直すついでに他の作品にも興味があったため購入。
小説の中では「桜の森の満開の下」が一番好きだった。
エッセイもかなり面白い、魅力的…。
美しさや、文学、言葉の力に対するものの見方がかっこいい。
必要なものだけを究極に突き詰めた場合にのみ発せられる美しさ。
表を取り繕うことなく本心に正直になり堕ちきることで真実に向かえること。
そういう価値観を知ったあとで、既読の作品を読み直すとまた違う面白さを発見できる。
お風呂場の窓が風で吹っ飛び、強盗と勘違いした安吾が「税務署の怨霊」を迎え撃つためにバットを携え夜明けまで見張っていたくだりが一番お気に入り。