ni "竜との舞踏 上" 2026年9月13日

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@nininice
2026年9月13日
竜との舞踏 上
竜との舞踏 上
ジョージ・R・R・マーティン,
酒井昭伸
『氷と炎の歌』シリーズ、何年も前に本がくたくたになるまで読んだ作品。久しぶり懐かしく思い出して、一番印象に残っている箇所を開いた。 「竜との舞踏」のティリオンの章が大好きだ。特に、イリリオに連れられ、ホールドンとダックに受け渡されたあと。夜になり満天の星の下、ホールドンとダックは馬に乗り、ティリオンはダックの馬に乗せられ、銀色のリボンのように続く古きヴァリリア街道を行く。そこでティリオンはぽつぽつと、子どもの頃に読んだロマス・ロングストライダーの二冊の本を思い出す。ハーフメイスターであるホールドンは勿論その本を知っていて、ティリオンに続いて一文を引用する。 この物語の中では様々な出来事が各地で起こる。人は簡単に死に、策略が蠢く。しかし、この章のこの場面では、束の間の静かな時間が過ぎている。知識と歴史と自然と人間の残した偉業。星空の下で、初めて出会った三人がそれぞれ思いを馳せているのだ。夜、星月夜に輝くヴァリリア街道をわたしも見てみたい。 この本を読んでから何年も経ち、内容も忘れていることがたくさんある中で、この場面は、まるで映像のように鮮やかに記憶されている。わたしは作者の描く壮大なストーリーよりも、このような細やかな描写が好きで、繰り返し読んでいたことを思い出した。 鉄諸島の更に西に浮かぶ島、ロンリーライトのファーウィンド家。彼らの瞳は海のような青や灰の色をうつすとか、ヴィクタリオンが海で拾った紅の祭司に、真っ黒な帆布に金の刺繍を入れた服を着せたとか、兄弟団がエイコンホールでしばしの休息を得るところとか、シャイメイド号の朝食とか、アリス・カースタークの結婚式とか…懐かしい。 以下は昔考えた、理想の『氷と炎の歌』カレンダー。今でも欲しい。 表紙 夜のヴァリリア街道 1 月 エレイン、ミランダ、マイアストーン 2月 イグリットとジョンの星空星座シーン 3月 ブリエンと盾の絵付け 4月 ロラスと花の鎧、勿忘草 5月 ミサンデイと故郷の蝶々 6月 ホワイトハーバー 7月 麦わら帽子のエイゴンとダックとホールドン 8月 ホロウヒルの旗なし兄弟団 9月 砂漠のナイメリア 10月 塔の上のグリフィン 11月 鉄諸島のキングスムート 12月 アリスカースタークのルロールウェディング
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