
はぴ
@happy-reads
2026年9月14日
心とからだの倫理学
佐藤岳詩
読み終わった
①容姿(美容整形)
②運動能力(ドーピング)
③身体機能(サイボーグ)
④認知能力(スマートドラッグ)
⑤気分・感情・性格
⑥性別
⑦遺伝子
⑧モラル感
それぞれのテーマについて、歴史的にどんなふうに捉えられていたのか、どんな
主張(肯定派と否定派)が主にあるのかを紹介してくれてた。
オルダス・ハクスリーが『多次元に生きる〜人間の可能性を求めて〜』って講演録の中で、感情やモラル感にまつわるスマートドラックを肯定的な未来像として語っていた気がする!!
でも彼の代表作『すばらしき新世界』って完全なる管理社会のディストピア小説じゃなかったっけ?あれ?🤔
でも、ハススリーの「自分が運命の主人だとか魂の船長だなんて、傲慢もいいところ。もっとも口うるさい船客のひとりにすぎないのだから」って視点にめっちゃ痺れた。かっこよ。運命の流れを支配しようとするんじゃなく、船の動きをちゃんと感じ取って、いかに波なり流れなりと協調していかに方向づけを試みるか、なんだな。
面白いのは、昨日読み終わった内田樹せんせの「自我」に関するハナシにもリンクするところ。どこからどこまでをワタシ自身だと捉えるのか。
なにが本物で、適切で、豊かで、実力とみなされるのか。
閉塞感や切迫感、市場の経済論理、コントロール欲求にふりまわされる選択はもちろん避けるべきだけど、
選択が違っても、どの選択をとっても、それを認めてもらえて居場所を奪われない社会にしたいよね。それでも大丈夫、あなたはあなたで、わたしはわたし。
内田樹せんせは「存在の根拠を与え合う」って表現してた、そんなコミュニケーションの世界。それを思い浮かべた「倫理」の問いでした。



