
gato
@wonderword
2026年9月15日
胡椒 暴虐の世界史
マージョリー・シェファー,
栗原泉
引用
もしイギリスが、スパイス貿易だけでなく茶の取引など成長著しい分野でも引き続き存在感を示そうと思えば、要塞を築き兵士を駐屯させなければならない。だが、これには多大な、会社の不安定な財政状況に照らせば途方もない額の出費が伴った。こうしてイギリス東インド会社は歴史上、重要な転機を迎えた——交易に取って代わって植民地主義が頭をもたげ始めたのだ。
p.150
従来、スマトラ南西部での胡椒栽培——胡椒のつる植物を育て、農園を維持する仕事——を担っていたのは、主に川の上流の村々の家族であった。普通は男たちがジャングルを切り開いて農園を作り、女や子どもが胡椒を植え、収穫した。女たちは胡椒を地元の市場で売っていた。
この農業システムをイギリス人はおおむね破壊した。
p.159





