

gato
@wonderword
英語勉強中
- 2025年10月11日新版 百珠百華塚本邦雄,尾崎まゆみ,塚本邦雄読んでるまえがきから流れるような俊成罵倒に笑かされたあと、葛原妙子への完全なる敗北宣言で「つ、塚本さんがこんなことを言うなんて」と動揺してしまった。鑑賞も敬愛に満ちている。
- 2025年10月10日中世トラベルガイドアンソニー・ベイル,ダコスタ吉村花子気になる
- 2025年10月10日太陽の都市カンパネッラ気になる
- 2025年10月10日焚殺 歴史の闇に隠されたあるゲイ・クラブの悲劇ロバート・W・フィーゼラー,柿沼瑛子,西本理恵子気になる
- 2025年10月10日
- 2025年10月8日戦争みたいな味がするグレイス・M・チョー,石山徳子気になる
- 2025年10月8日
- 2025年10月7日Drive Your Plow Over the Bones of the DeadOlga Tokarczukまだ読んでる208pまで。 語り手は昆虫学者を名乗る男Borosを家に招き入れ、共同生活を始める。Oddballが怪しがって様子を窺いにくるが、三人は意気投合する。(167p「Forgive me」は何を謝っていたのか) Dizzyがやってきて、行方不明だったキツネ牧場の主Innerdの死体が発見されたと報告。語り手とBorosは夜にこっそり現場を見に行く。死体には虫が群がり、Borosの見立てでは死後40〜50日経過。そしてBorosはあっさりと語り手の家から去っていった。 このあいだに語り手は何度か警察宛に「一連の事件は動物の犯行である」という内容の投書を送っている。動物裁判の実例を添える念の入りよう。役人が一人やってくるが投書の内容にはまともに取り合ってくれない。 語り手はOddballの本名を知り、キノコ狩りクラブの集まりに誘われる。渋々出席すると、Presidentと呼ばれる代表格の妻と親しくなり、彼の狩猟好きに恐れを感じると打ち明けられる。その後すぐPresidentも死体となって見つかる。
- 2025年10月4日Drive Your Plow Over the Bones of the DeadOlga Tokarczukまだ読んでる148pまで。 語り手は元々橋梁エンジニアでシリアやリビアに橋を架けてきたが、病(おそらく糖尿病)のため自国に戻り、英語教師になったというキャリアを持つことが判明。銃で撃たれて逃げていたイノシシをめぐり、役所で動物愛護スピーチを一席ぶつ。プードルを連れたおじさんだけが同意してくれる。無毛症で古着屋を営む友人Good Newsと合流。古着屋でプードルおじさんに再会、ホッキョクギツネ牧場のオーナーが失踪してキツネたちが逃げだしたことを聞かされる。Dizzyによるとそのオーナーが警察署長に賄賂を渡していた張本人。 春になったので人が増えてくる。青空の下で治療する歯科医の周りにわらわら集まりながら世間話をする様子は、なんだかヒエロニムス・ボスの穿孔術の絵のようだった。歯医者は語り手の「動物の復讐」説に同意してくれるが、宗教的な理由なので語り手は警戒する。町からの帰りに高級車で乗りつけたハンターと行き合う。
- 2025年10月3日
- 2025年10月3日Mother Mary Comes to MeArundhati Roy買った
- 2025年10月3日The Mighty RedLouise Erdrich買った
- 2025年10月1日Drive Your Plow Over the Bones of the DeadOlga Tokarczuk読んでる100pまで。 冬のあいだ留守にしている家の面倒を見ている語り手は、チェコとの国境を日々行ったり来たりしている。ウィリアム・ブレイクは元々彼女の趣味ではなく、元教え子の若い友人Dizzyのライフワーク。家のすぐそばでまたもや変死体が発見される。今度は因縁のある警察署長。Big Footと同じく彼も狩猟が趣味だった。語り手とDizzyは菜食主義者。
- 2025年9月27日Drive Your Plow Over the Bones of the DeadOlga Tokarczuk読んでる49pまで。 'Anger put things in order and shows you the world in a nutshell; Anger restores the gift of Clarity of Vision, which it's hard to attain in any other state.' 怒りによって、私たちは世界を狭く小さく、そして隅々まではっきりと見通せるかのように感じるようになる。怒りが頭のなかを秩序立て、混沌から物語をつくりあげる。
- 2025年9月27日ジートコヴァーの最後の女神たちカテジナ・トゥチコヴァー,豊島美波,阿部賢一気になる
- 2025年9月27日Drive Your Plow Over the Bones of the DeadOlga Tokarczuk読み始めた33pまで。 英語以外の言語で書かれた本は邦訳で読みたいと思っているんだけど、ルイーズ・アードリックの'The Sentence'にチラッとだけ名前がでてくるトカルチュクのこの小説が気になってしかたなかったので英訳を買ってしまった。 既読の『昼の家、夜の家』『逃亡派』(どっちも大好き)のエッセイ寄りの断章を重ねていく構成とは違い、冒頭からがっつり全裸の変死体が登場して怪奇系の推理小説っぽい幕開け。しかも語り手は人里離れた森に住む占星術とウィリアム・ブレイクに取り憑かれた60代女性! ワクワクしちゃうね。
- 2025年9月17日Life Among the SavagesShirley Jackson読み終わった面白かった……。会話文が中心なのもあって一週間で読み切れたのが嬉しい。 シャーリー・ジャクスンの育児エッセイで原作漫画版の「サザエさん」みたいに爆笑できると思ってなかったし、病院で"writer."と名乗る以外にはホラー作家らしさのかけらも見せないのが逆に怖いよ!しかも冒頭で見つけた新居は丘の上にぽつんと建つ19世紀の擬古典様式のマナーハウスだったり、ローリーの友だちが廃墟のお化け屋敷に入った英雄譚が語られたりして小説のファンとしてはちょっと期待させられるんだけど、いつのまにか話題がすりかえられて笑える顛末になっている。エピソードの繋げ方、転がし方がまた上手いんだよなコレが。
- 2025年9月15日すべての終わりの始まりキャロル・エムシュウィラー,Carol Emshwiller,畔柳和代かつて読んだまた読んだDoireann Ni Ghriofaの"A Ghost in the Throat"(邦題『喉に棲むあるひとりの幽霊』)を読んでいるあいだじゅう、この本に収録されている短篇「石造りの円形図書館」のことが思いだされて仕方なかったので、久しぶりに読み返してみたら思った以上に共通項が多かった! まず最初に「石造り〜」を思いだすきっかけになったのは、"A Ghost〜"の語り手(著者)がringfortと呼ばれる円形の遺跡をうろうろしていた場面で、これはもちろんタイトルからの連想だった。「石造り」の語り手は掘りだした石を片手にオブセッションに駆られて自動筆記をするんだけど、それも詩人である"A Ghost"の語り手と共通するし、何より驚いたのは「女の文章」というフレーズがでてくること!"This is a female text."は"A Ghost"の初めから終わりまでを貫く核になる一文なのだ。 それにしても、(おそらく)白人でありながら「インディアン以前の」文明の遺跡を探し求めて円形図書館を夢見、ピンク色の石を「女神」に見立て、「青い目をした」古代司書を幻視する「石造り〜」の語り手の"政治的正しくなさ"が徹底的に描かれていてすごい。最近は日本でもフェミニズムを取り込んだ幻想文学が人気あるけど、エムシュウィラーは硬派で厳しいその道の先駆者としてやっぱすごいなと改めて思った。
- 2025年9月15日鹽津城飛浩隆読んでる久しぶりに図書館をゆっくりぶらぶらできたので、短篇集の齧り読みなどする。この『鹽津城』は数ヶ月前に一回手に取ったのだが、巻頭の「未の木」がなんとも気持ち悪くて(狙った気持ち悪さなのでいいんだけど)、続く「ジュヴナイル」もあまり乗れなかったので結局その日は棚に戻した。 だが、今日「流下の日」を読んだらこれがめっちゃ面白かった。自民党と正反対な急進的家族観を持つ総理大臣に40年以上独裁されている近未来のお話。冒頭からすごいボケてるんだけど、ぬるっと思想統制されている語り手にゾクっとしながら気付けばレジスタンスの反乱の中心に取り込まれている。同じ世界観で日本各地に散らばる反政府組織を描く連作書いてほしい。乙原朔バース。
- 2025年9月11日
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