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gato
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@wonderword
英語勉強中
  • 2025年11月24日
    天使の蝶
    天使の蝶
    面白くて一気に読んでしまった。 ブラックユーモアたっぷりに科学発展の功罪を扱った幻想SF集で、図らずも最近読んだベンハミン・ラバトゥッツの『恐るべき緑』と通じるところもある。 chatGPTでしかない〈詩歌作成機〉、原子レベルで複製を作れる3Dコピー機〈ミメーシス〉、他人の思考と感情まで体感できるVR装置〈トレック〉などなどを平然と売りつけてくる謎のセールスマン、シンプソン氏のシリーズが楽しい。車にしか移らない感染病をきっかけに、車にも雌雄があると判明し、それが事故の発生に影響しているとつらつら語る与太話「猛盛苔」も面白かったなぁ。 2025年の我々からするとハッとするほど正確に未来を予知したガジェットがでてきたりするが、どの話もコント的なオチがつくので、フレドリック・ブラウンやアシモフみたいに懐かしい読み味がなんだかちょうどよかった。
  • 2025年11月23日
    驚異と占有: 新世界の驚き
    驚異と占有: 新世界の驚き
    こっちも文庫にならないもんか。
  • 2025年11月23日
    一四一七年、その一冊がすべてを変えた (ちくま学芸文庫ク-39-1)
    一四一七年、その一冊がすべてを変えた (ちくま学芸文庫ク-39-1)
    本屋で見かけて文庫化されたのを知った。『暴君』のあとに本書を読んで「グリーンブラットって本当に文章が上手いな」と思ったのを覚えている。 当時の感想↓ 序盤でポッジョのいる15世紀初頭を少し覗くと、一旦ルクレティウスの生きたローマ時代に遡り、ヘレニズム期のアレクサンドリアに視点を移す。ここが面白い!要は多神教時代からキリスト教時代への過渡期なのだが、教養豊かで論理的なのは多神教徒のほうであり、キリスト教徒は論理でやり返すことができないため、教養のほうを否定しようと自ら無知であることを選んだのだと語られる。特に、生の快楽を追求するエピキュリアンへの解釈がどんどん歪んでいき、その反対側へ進もうとするうちに苦行や鞭打ちが過激化し"笑い"が否定されていく中世カトリシズムについての説明は、ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』をわかりやすく噛み砕いてくれているようだった。 え、面白そう(笑)。読み返そうかな。
  • 2025年11月23日
    疑似科学から科学をみる
    疑似科学から科学をみる
  • 2025年11月23日
    蛇の卵
    蛇の卵
  • 2025年11月23日
    The Mighty Red
    The Mighty Red
    205pまで。 結婚式の章が終わり、新婚生活へ。ウィニーが長らく家事を放棄していた義親宅を大掃除するハメになるキスメット。キスメットをガイスト家に繋ぎとめることはウィニーとゲイリーにとって切実な問題だと判明(ディズは知らない?)。 その切実さの裏にはゲイリーが死にかけ、他二人死者をだした事件が隠れているらしい。エリックも巻き込まれたらしく、結婚式では爆発寸前になる。そんな彼にチャーリーは感謝。ゲイリーの交友関係が今後重要になってきそう。でもゲイリー側は平然と恋愛相談とかしてんだよな。 キスメットはガイストの敷地内で偶然曽祖父の骨を発見。でもまだそれが自分の曽祖父だとは知らない。
  • 2025年11月22日
    蛇口 オカンポ短篇選
    蛇口 オカンポ短篇選
  • 2025年11月22日
    天使の蝶
    天使の蝶
  • 2025年11月22日
    周期律 新装版
    周期律 新装版
  • 2025年11月21日
    俺の歯の話
    俺の歯の話
    ベラベラと口八丁手八丁でリッチになってアメリカからメキシコへ凱旋した競売人のおっちゃんが、生き別れの息子に復讐されるお話。 饒舌な一人称であっという間に警備員からマリリン・モンローの歯を移植した競売人にまで登り詰める冒頭はかなり好きで、目録小説が好きなので歯をめぐるホラ話も楽しかったのだが、「マリリンの歯移植」が驚きの頂点だったなーって感じ。もっとハイテンションに狂ってほしい。競売人の自己陶酔にスポットを当てたのは面白いと思った。 英訳者が作ったという脚注代わりの年譜が愛に溢れていてよかった。装幀もいい。
  • 2025年11月20日
    恐るべき緑 (エクス・リブリス)
    恐るべき緑 (エクス・リブリス)
    短篇を読み進めるうち、円城塔より初期の宮内悠介寄りかな?いや、これゼーバルトだな。などと思っていたら、あとがきで参考文献に『土星の環』を挙げていてやっぱりかとしたり顔になった。私は『移民たち』に似てるなと思ったけど。 ずっと西洋中心に回っていたお話が最後はチリにフォーカスしていくところはとてもよかったのだけど、説明せずとも伝わっているよ、と言いたくなることが言葉にされており、全体のクールなトーンが最後に損なわれてしまったように感じた。メッセージを誤解されずに届けたい気持ちはわかるのですが。 評伝っぽくなっていく「シュヴァルツシルトの特異点」以降もいいんだけど、「プルシアン・ブルー」の圧縮された歴史の語り方が非常に好みだった。キアラン・カーソン『琥珀捕り』のすべてが死と戦争に繋がっていくバージョンみたいな。あと創作キャラだと思いこんでいたグロタンディークとかがみんな実在する数学者でびっくり。かなり興味が湧いた。
  • 2025年11月20日
    ペドロ・パラモ
    ペドロ・パラモ
    ネトフリで映画版を見た。生き別れの父を探してゴーストタウンに辿り着いた男がみた悪夢。ロケーションがよく、眩い太陽の下、がらんどうになった20世紀のメキシコの町の景色が美しかった。女性たちの演技もよかった。面白かったので原作を注文。
  • 2025年11月19日
    恐るべき緑 (エクス・リブリス)
    恐るべき緑 (エクス・リブリス)
    ちょー好きかも。こんなんチリの円城塔じゃん。
  • 2025年11月18日
    The Breath of the Gods
    The Breath of the Gods
    ポッドキャスト'Gone Medieval'の最新回にサイモン・ウィンチェスターがでていて、最新作であるこの本に絡めて風の話をしていたのが面白かった。自然現象の台風やハリケーンから神話まで、「風の人類史」のような内容らしい。
  • 2025年11月18日
    アメリカ南部の台所から
    アメリカ南部の台所から
    いい意味で色気のない文章。でもサービス精神は溢れまくっていて、丸括弧での補足が優しく、この人絶対いい人なんだろうなぁと思う。背筋がシャンと伸びた、どこか懐かしい語り口。ちょっと石井好子に通じるものも感じる。 フードチャンネルの'Diners, Drive-Ins and Dives'でも南部の店ばっかり見ちゃうので、「レストランとスーパーマーケット」の章がたまらなかった。 基本的には性格の悪い人が書いた本のほうが面白いと思ってるけど、たまにこういうものを読むと清々しい。
  • 2025年11月10日
    よい移民
    よい移民
    これ翻訳あったのか!
  • 2025年11月10日
    複数の言語で生きて死ぬ
  • 2025年11月10日
    ブリクセン/ディネセンについての小さな本
    ブリクセン/ディネセンについての小さな本
  • 2025年11月10日
    絶滅の発見
    絶滅の発見
  • 2025年11月10日
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