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gato
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@wonderword
英語勉強中
  • 2025年5月21日
    砂の境界
    砂の境界
    今年の国際ブッカー賞はインド・カルナカタ出身のBanu MashtaqによるHeart Lampに決まったが、3年前に初めてインドの言語からの英訳で国際ブッカー賞を獲ったのがこの『砂の境界』だそうだ。あらすじを読むと、老人の心理描写がたっぷりありそうで好みの予感がする!エトセトラ・ブックスから出版されているという意味でも気になる一冊。
  • 2025年5月7日
    どうやって美術品を守る? 保存修復の世界をのぞいてみよう
    どうやって美術品を守る? 保存修復の世界をのぞいてみよう
  • 2025年5月6日
    歳月
    歳月
  • 2025年5月2日
    ミセス・ワンのティーハウスと謎の死体
    ミセス・ワンのティーハウスと謎の死体
  • 2025年4月28日
    「ヒルマ・アフ・クリント展」図録
    巻頭の評伝とカタログ部分の解説が保守的かつ説明不足で不親切なので(展示でも思ったけど、ノートに限らずはっきりと文字が書いてある作品の文字起こしと翻訳がないのはなぜ?)、まさかこの作家の作品集で存在の大いなる連鎖もゲーテの色彩論もでてこないことある?と思っていたが、岡﨑乾二郎の評論「認識の階梯」がその辺りを全部回収しつつ、スウェーデンボリやフェミニズムと児童教育の意識改革などを絡めながら論じていてこれはとても読み応えがあった。 三輪の小論の「モダン・アートの既存のパラダイムは変更することなく安定させたまま、アフ・クリントの作品をそこに位置づけることはできるのだろうか」という一文が何を言ってんじゃって感じで引っかかって仕方なかったのだが、岡﨑が「制度的な既存美術はアフ・クリントの作品を包摂して、正当に位置付けることはできない。反対にアフ・クリントの作品は既存美術を体系として包摂できる。/そのとき、既存の美術史がアフ・クリントの作品にも適用しようとしていた『抽象』という概念は変容を迫られることになるだろう」と総括してくれたので胸のつかえが取れた。総じて「既存のパラダイム」では説明しきれない部分についての歯切れが悪いカタログではあるが、岡﨑の論が読めたのは非常によかった。あと印刷がとても綺麗です。
  • 2025年4月27日
    「ヒルマ・アフ・クリント展」図録
    収録されている三輪健仁の評論「彼方よりの絵画」を読む。画家の主体性をめぐる議論に違和感。シュルレアリストの自動筆記とかデカルコマニーとかああいうもののことはどう考えるのか。絵の具の塗りに性急さを見てそこから忘我=主体性の欠如を導きだすのも、画家本人の「忘我の道具」という名乗りに引っ張られすぎているように思える。ヒルマをスピリチュアル思想に導いたのが女性写真家だというのは面白い事実だった。
  • 2025年4月26日
    夢先案内猫
    夢先案内猫
    借りだしできない地域の図書館で読んだが、気がついたら寝落ちしていて帰る時間になってしまった。どこまで読んだか全く覚えていない。ほんとうにフィニの絵のなかを歩いているみたいな読み心地だった。
  • 2025年4月21日
    宇宙飛行士オモン・ラー
    宇宙飛行士オモン・ラー
    宇宙開発の話だと思うから残酷に思えるだけで本当は普遍的な戦争の話だし、それをスラップスティックと荒唐無稽で包んで笑って見せながらその裏にある生々しい虚無を感じさせる語り口は『スローターハウス5』のよう。あとチャリンコ苦行のシーンでめっちゃ『ベルヴィル・ランデブー』を思いだしたなぁ。
  • 2025年4月21日
    宇宙飛行士オモン・ラー
    宇宙飛行士オモン・ラー
    読み終えて考えてしまうのは"脱出"できたオモンのことよりも彼らの仲間を何百人も見送ってきた上官たちのことだ。彼らも最初は夢に目を輝かせた少年だったのか。それとも最初から仕掛け人になるべく教育されてきたエリートだったのか。飛行長が「日本に行ってる」って言ったのも、オモンの最期を見るのが忍びなかっただけで嘘なんだろうな。
  • 2025年4月20日
    「ヒルマ・アフ・クリント展」図録
    アーティゾン美術館の「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ展」と国立近代美術館の「ヒルマ・アフ・クリント展」をハシゴ。 テキスタイルデザインから出発したゾフィーと、霊的な天啓を得て視たヴィジョンを描いたヒルマ。世代はズレていてもほぼ同時代を生きて抽象画の世界を開拓した芸術家でありながら、受ける印象は全く違う。この二つの展覧会を続けて見たのはなかなかよかったと思う。 ヒルマに関してはあまりよく調べずに見に行ったら、絵を見て「この人めちゃくちゃ錬金術の研究してた人か?!」となり、シュタイナーに師事していたと最後にわかって超納得。特に今回は参考資料としてデジタル展示されている「花、コケ類、地衣類」というノートブックが本当に面白く、ノートの図版がたくさん見れるらしい "Notes and Methods" という洋書も気になっている。
  • 2025年4月18日
    エロール・ル・カイン改訂新版
    エロール・ル・カイン改訂新版
    八王子夢美術館にて「イメージの魔術師 エロール・ル・カイン展」を見る。 びっしりと描き込まれた原画は緻密だけど繊細と表現するにはあまりに楽しげで、本当に絵を描くのが大好きなまま仕事をし続けた人だったんだなぁと思った。一枚絵だけでなく絵本のテキスト部分を飾る枠に使われた絵も展示されていて、モリスやビアズリー、ラッカム、クレインなどの先人たちから学んだスタイルを自在に引用してみせる〈カササギ〉としてのル・カインの上手さがここに一番表れているように思った。"Crisis at Crabtree"や"A School Bewitched"などの未邦訳作品がことごとく面白そうだった。
  • 2025年4月16日
    夜毎に石の橋の下で
    夜毎に石の橋の下で
    訳者あとがきで触れられている、2009年に上演されたオペラ化作品の映像をYouTubeで見ることができた。 簡素なセットを工夫してユダヤ人街と城を表現する演出は好みだが、ルドルフーマイスル(エステル)ーラビの関係性だけに絞って時系列通りに物語を再構築しているため、小説の大きな魅力である市井の人びとの賑やかでしたたかな生活のたくましさが描かれず、プラハの街そのものを閉じ込めたような原作の箱庭感とは異なる味わいになっていた。
  • 2025年4月15日
    三行怪々
    三行怪々
    北野勇作さんの『100文字SF』も読んでるので、意外に独自性がなくて残念だった。ツイッターを知らずに『100文字SF』だけ読んで真似してみた人のツイッターpost、みたく読めるところはあってそこはちょっと面白い。版型なども含め造本はとても可愛く、愛着が湧く。
  • 2025年4月15日
    夜毎に石の橋の下で
    夜毎に石の橋の下で
    レオ・ペルッツ、おもろすぎ。解説では澁澤の名前がでてるけど、これは種村季弘ワールドを煮詰めて最高の具だくさんスープにしたような作品。
  • 2025年4月14日
    死者たちの回廊: よみがえる死の舞踏 (平凡社ライブラリー こ 2-1)
    いかにも雑誌のコラムという感じだった『屍体狩り』よりも専門的なところまで突っ込んで、〈死の舞踏〉の成り立ちを追ったヨーロッパ旅行記。九偉人にも数えられたユダ・マカベウスやユダヤ人大虐殺との関連性について読んでいると、今の話のようにも思えてしまう。
  • 2025年4月12日
    クレーとマルク 動物たちの場所
    クレーとマルク 動物たちの場所
  • 2025年4月2日
    アラビアの夜の種族 I
    アラビアの夜の種族 I
    〈想像力というものは、まこと欠損の意識から発生するものでございます。〉 単行本 p.69
  • 2025年4月1日
    アラビアン・ナイトメア
    アラビアン・ナイトメア
    オリエンタリズムについて考えてて『アラビアン・ナイトメア』のことを思いだしたんだけど、そういえばこの小説って『アラビアの夜の種族』(現在再読中)と対になるような、鏡像関係にあるようなお話だったよな。古川さんは読んだことあったのかしら。ありそう。
  • 2025年3月30日
    アラビアの夜の種族 I
    アラビアの夜の種族 I
    10年ぶりくらいの再読。前半のピカレスク部分が面白すぎるのに、このあと超王道少年漫画みたいな展開になっても最強に面白いから無敵なんだよな。
  • 2025年3月29日
    山と獣と肉と皮
    山と獣と肉と皮
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