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@wonderword
英語勉強中 まとまった感想はブクログに書いてます
  • 2026年1月7日
    ブエノスアイレス食堂
    ブエノスアイレス食堂
    カニバリズムを扱った作品ってたびたび話題になるけど、この小説のことは聞いたことがなかったなぁ。最近図書館で南米棚をうろうろしているので、偶然見つけた一冊。 生後7ヶ月にして母の乳房に齧りつき、そのまま死んだ母の肉を喰らって生き延びた赤子のお話から始まるのだが、そこからすぐに時が約百年遡り、イタリア人の船乗り兄弟がアルゼンチンに移住する場面へ移る。この兄弟が開いた「ブエノスアイレス食堂」はやがて死骸と赤子の発見現場になるのだが、前半部ではそこに至るまでのレストランの百年史をユーモラスに描く。語り手は代々のシェフ一家に暖かい目線を向け、シンパシーを寄せているが、戦争と軍事独裁に翻弄されて人びとはあっけなく死んでいく。その落差がよかった。 冒頭の赤子が生まれると歴史は彼の物語に収斂していくのだが、ここで小説のジャンルが変わる。ノワールっていうわりにみんないい人だなぁと思っていたら、終盤だけいきなりサイコパス犯罪小説になる。この切り替え自体は斬新で面白かったけど、犯罪モノとしては杜撰なハンニバル・レクターでしかないので若干飽きてしまった。でも心理描写をしない作風なので、作中では愛に飢えて云々とかエディプス・コンプレックスが云々とかの分析を聞かされないのはよかった。
  • 2026年1月3日
    アフターマン 人類滅亡後の動物の図鑑 児童書版
    アフターマン 人類滅亡後の動物の図鑑 児童書版
    新年一冊目は何がいいかな〜と考えつつ本棚を整理していたら目についたので久々に開いた。"Island of Abandonment"を読み終えて人類亡き後の地球に思いを馳せていたところでもあったし。 この「児童書版」は著者の紹介・経歴はないのに翻訳者の経歴は載ってたりする不思議なところもあるけど、元の太田出版版を図書館に行くたびに借りていた幼い頃を思いだすとこの廉価設定がとても嬉しかった。 「大人(しかも科学者)の本気の自由帳」を覗いてる感じがたまらないんですよね。このページとかキモくて最高。
    アフターマン 人類滅亡後の動物の図鑑 児童書版
  • 2025年12月31日
    Islands of Abandonment: Life in the Post-Human Landscape
    うおおおおおお今年中に読み終わったああああああ!!!!! 最後、資本主義をバビロンに例えるというなんとも使い古された表現に感心する著者に「?????」と急に戸惑ってしまったけど、好奇心を満たしてくれるいい本でした!
  • 2025年12月31日
    Mother Mary Comes to Me
    読み終わった〜〜〜!!!!!読みながら自分の親との関係についても考えたり、年の瀬にぴったりな読書になりました。インドにおけるヒンドゥー至上主義者とムスリムの対立問題もアルンダティの人生と一緒に学んでいくことで少し掴めてきた気がする。
  • 2025年12月25日
    Mother Mary Comes to Me
    328pまで。 ダム建設への反対活動、政治的軋轢、そして母の闘病。集中治療中の記憶の混濁とそこからくる人間不信は、本当に周囲も本人も苦しそう。デビュー以来のフィクション、"The Ministry of Utmost Happiness"(邦題『至上の幸福をつかさどる家』)を書き始めるが、完成はまだまだ先。
  • 2025年12月23日
    Islands of Abandonment: Life in the Post-Human Landscape
    241pまで。 いや〜面白い。人間が見捨てた土地でいかに自然が逞しく居場所を取り戻し、環境を再建していくかをテーマにしているんだけど、その舞台となるのはかつての戦場だったり、チェルノブイリだったり、小作人が消えた農地だったり、荒廃した工業地帯だったり、管理者のいなくなった植物園だったり、過疎化の末に牛だけが残された無人島だったりする。打ち捨てられた景色から濃縮還元された人類史が万華鏡のように立ち現れ、それが再び緑に覆われていくのだ。ほぼ『地球の長い午後』だよ。
  • 2025年12月22日
    悪夢工場
    悪夢工場
  • 2025年12月21日
    廃墟と犬 ファーベックス──犬と出かける都市探索
    廃墟と犬 ファーベックス──犬と出かける都市探索
  • 2025年12月20日
    死神とのインタヴュー: 短篇集
    うっすら、本当にうっっっすらとだけど中井英夫に共通する〈人外〉の思想を感じた。戦中と戦後の断絶から生まれるドッペルゲンガーの幻影、むしろ童話にリアリティを感じるほどの現実。 同時代の帰還兵かのようにオデュッセウスが生々しく感じられる「カサンドラ」、月の捕虜という比喩から押し殺した恋心が仄暗く浮かびあがる「アパッショナータ」、オルフェウスと共に冥界から地上へ戻る道を進んだのは実はペルセポネだったのだと嘯く「オルフェウスと…」が印象に残った。短篇集としての構成が巧み。
  • 2025年12月20日
  • 2025年12月19日
    Islands of Abandonment: Life in the Post-Human Landscape
    181pまで。 パターソンの章でガイド役をしていたウィーラーのサイトを見つけた。これを見ると、フリンはあえてグラフィティの目立たない地味な場所を撮った写真を掲載したのかなと思う。ウィーラーの写真を見るとちょっと行ってみたくなっちゃうもん。 http://luckycigarette.com/islands_of_abandonment/index.html
  • 2025年12月19日
    Mother Mary Comes to Me
    247pまで。 ブッカー賞を獲ったところまで。『小さきものたちの神』を読まずにこの自伝を先に読むという禁を犯してるんだけど、読みやすい文章だからそのうち英語で読んでみようかなぁ。でも長いんだよねぇ。
  • 2025年12月12日
    Islands of Abandonment: Life in the Post-Human Landscape
    デトロイトの章で、「廃墟に出没するスカベンジャーはスーパーのショッピングカートを持っていて、そこに物を入れて素早く去る」というようなことが書かれていて、『ザ・ロード』じゃん、になった。そういえば実際アメリカで普通の道でショッピングカートを押している人をみたときも、『ザ・ロード』だ、と思った記憶があるな。
  • 2025年12月12日
    街に戦場あり
    街に戦場あり
  • 2025年12月11日
    Mother Mary Comes to Me
    'If you think she's just fighting for equal inheritance, you're wrong. She's actually fighting for the right not to be a perfect mother, for the right not to be a nice, obedient woman, and most of all for the right not to be a fucking bore like you.' (154p)
  • 2025年12月11日
    母の舌
    母の舌
  • 2025年12月11日
    その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか
    その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか
    連想した本:アンジェラ・カーター『夜ごとのサーカス』『ワイズ・チルドレン』、キャサリン・ダン『異形の愛』、ジャネット・ウィンターソン『オレンジだけが果物じゃない』、キャスリン・ハリソン『キス』(人生で一番読むのがつらかった本と言っても過言ではない) あー全部女性作家だ
  • 2025年12月11日
    NHK出版 学びのきほん 感性でよむ西洋美術
    タイトルからイメージするよりしっかり西洋美術史の話だった。若桑みどりフォロワーっぽさある。
  • 2025年12月11日
    遠きにありて、ウルは遅れるだろう
    『その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか』の訳者あとがきにて、アジアで初めてヴェテラニーの本を翻訳したのがこの作家だと知ったので。邦訳まだこの一冊だけなんですね。
  • 2025年12月11日
    その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか
    その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか
    特殊な環境で、〈裏側の世界〉を知って育ち、誰より先に大人になって、みんなが大人になっても子どもであることを求められ続ける女の子の話。サーカスの話だけど、語り手にとってサーカスはあくまで日常なので大して描写されない。ショーにつきまとう危険と不安だけが繰り返される。視覚より聴覚のイメージを喚起させられて、ずっと大人の会話に聞き耳を立てている感じが痛ましい。ぷつぷつと途切れがちなのだけど、皮膚感覚をスッと共有させてくるような文章。つらかった。お姉さんはどうなったのかな。
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