ayacol
@ayacolour
2026年9月15日
ルポ 動物園
佐々木央
読み終わった
「ゾウがこんなにいろんなことを考えているんだって知ったとき、感動しない人はいないんじゃないかな。人の世界の争いは、人間が中心であり、特別だという思想が根幹にあることが多い。わたしはもともと動物が好きだから動物に尊敬の念を持っているけれど、ほとんどの人は下に見ている。動物学は、人も動物の一種として考える。人間は特別な存在じゃないということを科学的に示すことができる学問です」
“目玉展示は何ですかとよく質問される。これには、目玉(カリスマ種)が無いところが特色ですと応えることにしている。絶滅が危惧されるカリスマ種(動物園動物のほとんどがそれだ)の保全の傘によって、非カリスマ種の保全がなされる。これが動物園や水族館の一般的な保全思想である。
しかし、超カリスマ種の保全の傘だけで、非カリスマ種の生息地の環境がよくなるであろうか。私は決してカリスマを否定しているわけではないが、理論的には逆である。非カリスマ種の保全があってはじめてカリスマ種の生存が可能なのである。”

