
いももち
@imomoti
2026年9月17日

もし、自分の居場所がない気がしたら
日本児童文学者協会,
田中海帆
「ねえ、おじいちゃん……」
これからも、元気でいてね。
せめてぼくが大人になるまでは。
ぼくが大人になったあとも、できたらずっと。
ほんとうはそういいたかったけど、そんな約束を守れるかはわからない。おじいちゃんも困ってしまうだろう。ぼくはそう考えて、続きの言葉を飲み込んだ。
すると僕の言葉が伝わったかのように、おじいちゃんがふいに口を開いた。
「……だいじょうぶだ」
おじいちゃんは静かにほほえんでぼくのことを見ていた。