しゃむさめ "黒い家" 2026年9月17日

黒い家
黒い家
貴志祐介
かねてから気になっていた『黒い家』を読破。 冒頭から犯人や展開の予想はついたものの、それでも尚拭えない恐怖について回られる。 どこまでも這いずるようについてくる、偏執的な人間でありながら、それ以外のことに関しては興味が希薄な奇妙さと言ったら……。 『サイコパス』のように人間を簡単にカテゴライズするべきではない、人間はみな清い心を持って生まれ、幼少期の出来事やトラウマによって、行動が歪むと言った恵の主張には、半分賛成で半分反対。 インターネットを通じて粘着されるよりも、生身のまま粘着される方が、気持ち悪く感じるということを、ひしひしと感じさせられる作品だった。
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