
きらた
@kirata
2026年9月18日
ゴーストハント7 扉を開けて
小野不由美
読み終わった
かつて読んだ
再読
ゴーストハントシリーズ7作目
悪霊シリーズとして昔読んだ作品の角川文庫版(ゴーストハントシリーズ)
話は再読ですが、角川文庫版では初読となります
能登の事件での傷も癒え、帰京の途についた一行
しかしその途中、山の中で迷い、通りがかったダム湖にナルは目を止めた
「‥‥やっと、見つけた‥‥」
突然帰京を止め、近くのキャンプ場に宿泊を決めるナルの行動に戸惑う一行だったが、ナルは更にオフィスの閉鎖を言い放つ
泊まる理由も閉鎖の理由も語らないナルに業を煮やしたぼーさんは、自身も宿泊を宣言し宿泊希望者を募った
結局は全員がそこに残り、ナルが何故ダム湖にこだわるのかを見極めることになった
そんな折、ナルたちの仕事(心霊調査)を聞きつけた町長と助役が訪ねてくる
彼らは、5年前に廃校になった小学校に奇妙な現象が起きているので調べてほしいと頼みに来たのだ
話を聞いたナルは依頼を受諾したのだが──
依頼人が全ての情報を開示するわけではない
しかし、今回の依頼人は情報を伏せるどころか謀っていたのだ
それを一行が知ったのは、その場に閉じ込められた後だった
1人また1人と消えていく中、最後に霊を鎮めたのは誰なのか?
夢の中で麻衣を見守り導いてくれた彼の正体は?
そして──ナルの秘密も明らかとなる
あーーーー!ε”ε”ε”(ノ´>∀<)ノ
やっぱり最高だな、このシリーズ!!
当時、ナルの正体に驚いて、読後直ぐにシリーズ全部を読み返して「はー!」って唸った思い出
割と初期からさらっとお名前出てますやん!
すべてはこの驚きのためかー
真実を知った時のぼーさんの心境よ‥←アッ
あと、締めの一行、やっぱり覚えてた
どれだけ印象深かったのか‥!
さておき
1人1人消えていくとの形は5と同様ですが、記憶を捻じ曲げてくるので、それに気付いてる読者がハラハラしっぱなし!
あーそっか、こういう形のドキドキもありなんだな、と思いました
最終巻は調査とナルの謎の2本仕立てだったのですが、特にややこしく感じることもなく、調査自体もいつも通りに怖くて(&切なくて)読み応えも成長もあって読み甲斐たっぷり
本作の調査が悲しさを乗り越える形で解決し、麻衣の思いもそれに沿う形になっている(と私は思った)ので、事件の解決法と話の締め方が同じ方向で纏めていたのが話として綺麗でしたし、嘘を見せて惑わした霊、嘘を語らず秘す事で惑わしていたナル、との対比(だと感じた)にもため息が漏れた(凄いの意)
ナル周りの事も(話が)終わってみれば、最初からちらちらと触れられいて(上にも書いてる)、シリーズ開始当初から設計は成されていたのだなと感じ、当時“やっぱり作家って凄いんだなぁ”と感心した事を思い出した
あと、ナルがあのナルのままで終わった事が、当時のティーンズ作品にしては珍しく思った記憶があります
ほら、あの頃のティーンズ作品って、主人公に都合がよい形(乙女の理想形)で終わるものが多かったじゃないですか(イメージ)
なのに、本作はこと恋愛に関しては‥ね?
だから、より最後の締めの1文が記憶にへばりついていたのかも知れません(大事なことなので2度‥か?)
改稿されているけど、これ、元々は30年位前のティーンズ向け小説だったんだぜ‥と思うと、改めて凄いなぁと感服の息が漏れました
ティーンズものにはなくてはいけない主人公の成長に、当時必須だった恋愛と言うスパイスを混ぜ込みながらもがっつりとホラー
しかもホラー周りの説明は盲信をぶん殴る位の冷静さ‥真摯に科学してると言うのか?
当時、超常的なものではない可能性をあげていくのを見て(読んで)は感心してた気がする
また、シリーズを通して見ると、伏線を散りばめているミステリとの面もあり
復刊(で良いのかな?)して下さった角川には感謝しかないなぁ( ᴗ̤ .̮ ᴗ̤人) ペコリ
ティーンズハート分しか復刊されてないのは悔しいけどね!←アッ
というわけで、実は持ってる次の1作も再読しちゃいます
(数年前にも再読してるし内容だって覚えてるけど、この流れで読まない選択肢はないので!!!)

