夜井
@beginner_reading
2026年9月18日

悪の教典(上) (文春文庫)
貴志祐介
読み終わった
凄く面白い。違和感や恐怖を徐々に積み上げていくのがうまい。貴志祐介さんの著書を読んでいると、一見無害そうに見える人や人当たりの良さそうな人の方が恐ろしいということがよく分かる。上巻の中だとハスミンが高校1年生のときに優実を自殺に追い込んだ不良の腕を捻りとるところが一番読んでいてキツかった。最初の方のハシブトガラスのフギン(思考)を殺したくらいから段々ハスミンに対する狂気に気づき始めた。ここで思考が無くなったと考えると下巻でいつかムニン(記憶)も殺すのかな…。ハスミンが2年前に勤めていた高校で連鎖自殺が起こりその時に亡くなった生徒達はハスミンを訝しんでいる子達でその子達とリンクするような存在の片桐と圭介と雄一郎が自殺偽装で殺されそうで怖い。ハスミンの黒さに勘づいたハリーが行動を起こし始めたらすぐに消されるのも怖い。ハリーはハスミンとの対戦相手だったから今後もハスミンを刺激する敵になるのかと思っていたら、あっさりやられた。