ごうき
@IAMGK
2026年9月19日

読み終わった
「私は、事件の描写は小説の本質的なものではなく、ただ作者のその事柄に対する思想であるモチーフを生かすためにだけ必要なものである、と考える。」
現在は絶版となって価格沸騰している伊藤整の『文学入門』。絶版でありながら大変人気の書物であるため、中古でも1万円くらいする。あ〜、そこらへんのブックオフにぽんって置いてないかなあ…。
内容としては文系のバックグラウンドを持たない自分にもとても分かりやすく、社会背景・文学のもたらす感動・詩歌や記録文学などの文学の諸形式という側面から文学を紐解いていく。今までは文学史をYouTubeでざっくり把握する、程度だったけど、この本のおかげで古今東西の大体の文学事情を掴むことができた。特に近代の産業革命やマルクス主義による文学への影響がとても分かりやすくて腑に落ちたし、芸術はこうも社会の影響を受けるのかと感心した。作家というものは、家に篭りきって机に齧り付いているだけじゃなく、ちゃんと社会の中で生きていく必要があるんだなあ。
幸運なことにこの本は大学の図書館で借りれたから無料で読めたんだけど、普通に手元に置いておきたい。
