
Sanae
@sanaemizushima
2026年9月19日
世界政治1
岩崎正洋,
松尾秀哉
読み終わった
世界でいろんなことを比較する論考が好きな私にはたまらない。1巻は民主主義と権威主義について。
世界中で民主主義が後退しているのは日本を含め明らかで、民主主義と権威主義を二元論で片付けられない、要はグレーゾーンなんだけど、そうは言っても、国によって成り立ちがさまざまだということがよくわかった。
一党独裁体制が閉鎖的で権威主義であることは明らかだが、中国と中東諸国では体制が全く違っている。
アメリカに始まり、ロシア、タイ、カンボジア、インドネシア、エクアドル、南アフリカ、アラビア半島、そして民主化支援の現状と続く。
コラムも韓国、中国、ベネズエラ、モザンビークとどれも興味深かったり、知らないこと盛りだくさんだった。
権力が集まることで政治秩序が維持され、民主主義のルールを破ってでもパトロンとクライアント利益分配が優先されてきた。
それを批判する者は既存の仕組みを変えようとする「秩序の破壊者」と見做されて抑圧される。こうして恣意的な権力行使が起こる。(p165)
インドネシアで起きている章で書かれていたことだったが、最近よく考えていることで、今まさに日本で起きているデモにも同じことが言えそうだ。
トルコのようにクーデターを失敗してさらに自由が締め付けられるというケースもあるので、戦略は大事だと思った。大きく動くと反動が怖い。
この本の中でもショックなことが多かったが、南アフリカはアパルトヘイトを経て選挙権を得た黒人でも投票率は低下してきているらしい。民主化後にずっと政権を握っているANCに失望し、他党への投票ではなく、棄権を選ぶ有権者が多く、批判が大きいにも関わらず長期にわたってANCが政権を握っていると。
いろんな国で問題は山積している。気持ちの中で他国と連帯しながら私も頑張ろうと思った。
そして5巻まで今年中に読み切りたい。









