
さつき@コメント大歓迎
@ai_sa_
2026年9月20日
わたくし率 イン 歯ー、または世界
川上未映子
読んでる
表題作読了。
純文学は芸術だっていうのがよくわかる。
ほんとうに文体がだいすき。
文体は乳と卵に似てる。
乳と卵を読んだ時は、主人公の思考をそのまま自分の頭に流し込むようなことをされるうちに、自分が私なのか主人公なのか分からなくなっていくという、いわゆる4DX体験を、初めて読書で得た。
なのでこの文体が好きなのは、感情移入がしやすいからなのかなと思っていた。
けれど本作は一味違っていて、
感情移入どころか、置いてかれないように必死だった。
じゃあ好きじゃなかったのかと言うと全くそんなことはない。
むしろこの文体によって主人公の思考を無理やりインストールされ、
真っ白い処置室でぼうっと立つ主人公を見る私。それを見るわたし…
感情移入と洗脳の間みたいな…
不思議な体験でした。
再読したい。



