わたくし率 イン 歯ー、または世界

13件の記録
- たま子@tama_co_co2025年8月26日読み終わった「わたしはないよ、この文章には、私がないよ、こんな全部でこんなすごくてこんな絶対であるもんが、一瞬消えることがあったんよ、青木がそうやって教えてくれて、雪国の、初めを読んだらわたしも私もほんまに消えた、ほしたら雪国だけやなかったわ、そんな言葉がほかにもようさん図書館にはようさんあったわ、言葉は一瞬ぜんぶそうで、すうってほんまに消えるねん、すごいなって、思ってん、言葉ってすごいなって思ってん、一瞬、消えても、すぐにもどってきたけど、言葉は、言葉は、ありがとう、自分のそとに、ありがとうな、ありがとう、」p106 『わたくし率〜』でちぎれそうな思いがしてたまらなくて、生むってことが有無ってことが、無いとこに有るようにするってことの怖さがまたやってきて、またこの問いがあこがれとの境で意味めいてきて、でも、無いものは無いのやし、有るようにできるとこにしか有るはないのやから、そんな問いさえも無いよという『感じる専門家 採用試験』のなかの言葉にすこし救われ、さいごの締めくくりにもう一歩、救われる。
- oto@sakana__books2025年5月16日読み終わった満を持しての川上さんデビュー作 え、これがデビュー作?!?! この作品が出た時全作家さん震え上がったのでは… 何をどうしたらこんな作品が生まれるのか、こんな文章が書けるのか、川上さんの頭の中のぞいてみたい… どちらの作品もひたすらにしゃべって考えてしゃべって、止まらない まるでダムが決壊したみたいな勢いのある作品だった 短いのに濃度がとんでもなく濃い。 万人ウケはしないかもしれないけど、すごく面白かった… 奥歯に私を入れて守る「わたし」、その奥歯がなくなってしまったら「私」はどこへ行ってしまうのだろう… そもそもなぜ奥歯に入れて守らなきゃいけなかったのかを考えると、心が痛かった かなり哲学的なテーマなのにあまり抵抗なく読み進められるのは、関西弁で語られるコミカルで独特なテンポ感と鋭い言葉選びがあるからかも とはいえ全て理解するのは難しかったので、何度も何度も読み返して咀嚼しようと思う🦷
- あいすま@asuma-konchiwa2025年5月11日気になる今日から歯列矯正を始めました~。 まだ動いてはないんだけど、 歯にずっと何か挟まったような違和感が凄いから、 歯に関する本が読みたい~と探しています。 歯列矯正の苦しみアンソロジーとかないかな……ないか……。