
お麩
@offthetopofmyhead24
2024年5月29日

戸村飯店 青春100連発 (文春文庫)
瀬尾まいこ
買った
読み終わった
2024-5-29 【戸村飯店 青春100連発】
とりあえず何か読みたい一心で本屋に爆走し店頭POPにビビっと購入した1冊
常連さんやご近所さんに愛される大阪の町中華・戸村飯店の息子たちの青春物語。
見た目も性格もまるでちがうふたり。兄ちゃんは器量と要領がよくて淡白な性格。弟くんはお店の常連さんを笑かす人懐っこくてパワフルな性格。
このふたり同じ屋根の下にいるとウマが合わない。
兄ちゃんは「大阪」を凝縮したようなこの家が肌に合わないと進学を機に「小説家になる」を盾に家を出る。この兄ちゃんの身の振る舞い様ええかっこしいしやがってずるいんじゃイラッときてる弟くん代々続いてきたお店、俺が守るくらいの使命感で高3の二学期、最後の三者面談で父親に「おれ、店継ぎます!」と宣言したところ、勝手に店を継げると思うな家から出ていけと怒鳴られ担任の先生からは進学を勧められ、思わぬ事態に拍子抜け。混乱極まって住所頼りに兄ちゃんのいる東京へ ─
─ 俺やったら、三者面談中にお見苦しいところお見せしました。って先生に饅頭持っていくな。饅頭が口に合わんのやったら、せんべいやろ。でも、岩倉っち(先生)はよう甘いもん食ってたで。饅頭で大丈夫や。
(兄ちゃん)
こちらが思わず一言言いたくなってしまうようなかテンポの良い会話
─ 中学に入って、自分の可能性がわかってきて、仮面ライダーになるのをあきらめるしかなかったってのもあるけど、ウルトラマンほどの力はなくても、何かちょっとでも光を生み出せるようなことしたいなって思って、で、思いつくのが今は小説書くことぐらいなんだ。今は今思いつくことをやっておく。また、変わったら、そのとき、それを必死でやればいいかなって
(古嶋)
ふたりを見守る斜め上を行く周りのやさしい笑いにじんわりホッコリ温かくなる。
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