
ジル@本
@SHJHW_Book
2026年9月21日
Missing 神隠しの物語
甲田学人
読み終わった
怪異は伝染する。
2001年に電撃文庫から刊行された、学園都市を舞台に繰り広げられる感染型ホラー小説、新装版。
全編大幅に改稿したということで、経年にも対応しており、今読んでも十分楽しめる怖さ(とはいえ、本書は1巻なのでだいぶ控えめ)。
同著者の『ノロワレ』が、「人が死なない」を標榜していたが、それは逆に言えば『ノロワレ』以外では割と死ぬのである。
本シリーズも割と犠牲者は多め。
怪談をもとに伝染・感染する怪異たちはしんしんとひっそり、しかし突然に、怪談に触れた者へ容赦なく襲いかかる。
たまたま怪談に触れてしまっただけの一般人に何ができるというのか。
2巻以降はまだ未読だが、理不尽とさえ思える展開は、新装版だからといって特に手心は加わっていないんだろうな。きっと。
思春期をはるか昔に脱した今、当時と同じように怖がりたい気持ちと、いや多少は平気になっていてくれという気持ちがせめぎ合う。2巻以降を読めばわかるだろう。
なお、当時は怖すぎて、怪異による干渉が佳境に入ると一気読みしないと夜寝られなかった。
『夜魔』シリーズにも登場する、我らが神野陰之氏も登場。大喜びです。
新装版だとビジュアルがなさそう?で残念。出番増えたりしてませんかね。これこそ読めばわかるか。

