柿内正午 "耳のために書く" 2025年4月8日

耳のために書く
『耳のために書く』は副題の「反散文論の試み」という副題に惹かれた。いまのところ、編者の序文と巻頭論文にぐっときて、そこから徐々に関心との距離を感じるものもありつつ、面白く読んでいる。論集は充実した内容をコンパクトに、ちょっとずつ読めるからいいな、もっと読みたかったら参考文献や単著に飛べばいい。すでにマクルーハンとオング、クロスビーを買い込んでいる。ちょっとずつ読める、というのであれば朝読むのに適していそうだ。『アンチ・ジオポリティクス』は重さで持ち運びを断念したが、朝の明確に家出る時間が決まってるところで読むには歯応えがあり、それもまた朝の目覚めへの動機を弱めていた。朝に反散文すればいいんだ。
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