
つね
@Tsune0723bass
2026年9月22日
最強脳
アンデシュ・ハンセン,
久山葉子
読み終わった
⬛︎運動による報酬
運動すると、ドーパミンやエンドルフィンなどのホルモンが分泌される。
それはスマホやドラッグによって分泌される量よりも遥かに多い。
⬛︎ストレスへの対処
運動によるストレスでもコルチゾールが分泌される。
運動後のコルチゾールレベルはは、運動する前のよりも低下する。
繰り返し運動を行うことでコルチゾールの量は低下していき、日常のストレスにも強くなる。
運動によって海馬が成長し、扁桃体の過剰な警報反応にブレーキをかける。
運動で前頭葉の機能や扁桃体との連携が強まり、パニック時にも冷静さを取り戻しやすくなる。
すなわち、定期的な運動によって脳と体がストレスに適応し、ストレスへの耐性が高まる。
⬛︎ストレスに強くなる運動量
毎回最低30分、週2、3回の有酸素運動が目安。
⬛︎散歩だけでも脳に効く
長めの散歩を習慣化するだけでも、脳の各部分の連携が改善し、集中力が高まる可能性がある。
アメリカで3000人以上の若者を対象に25年間行われた調査では、運動している子供・若者ほど集中力を要するテストの成績が良かった。
座っている時間やテレビ視聴が長い子供は、集中力・記憶力・思考速度が低い傾向にあった。
⬛︎マシュマロ実験
4歳児を対象に、目の前のマシュマロを我慢すれば、もう1個もらえるという状況で自制心を調べた。
追跡調査の結果幼少期に長く待てた子は、後年の学業成績や収入などが高い傾向にあったと報告された。
目先の誘惑を抑え、将来の報酬を意識する能力は、前頭葉の働きと関係すると考えられている。
⬛︎発散的思考と収束的思考
発散的思考は運動によって鍛えることができる。
一方で収束的思考力と運動には相関がない。
・発散的思考
1つの問題に対して、さまざまなアイデアや解決策を自由に生み出す思考。
2. 収束的思考
複数のアイデアや情報を整理・評価し、最適な答えや結論を導き出す思考。
⬛︎ゲーム上達への影響
プロゲーマーは座っていても、心拍数160〜180回/分に達することがある。
ゲーム中はF1レーサー並みの強いストレス状態になり、コルチゾールも多く分泌される。
プロゲーマーは1日8時間以上練習するため、心身への負担が大きい。
高いレベルを目指すには、ゲームの練習だけでなく身体のトレーニングも重要。
運動によって体力を高めることが、長時間のゲームや高いパフォーマンスを支える。
⬛︎白質と灰白質
・灰白質:大脳皮質などにあり、思考・判断などの高度な処理を担う。
・白質:脳の各部分をつなぎ、情報を伝達する「ケーブル」の役割。
ゲーム中は、視覚・聴覚情報の処理、判断、手の操作、チームメイトとの情報交換、戦略立案などを脳内で高速に連携している。
運動は灰白質と白質の両方を強化するとされている。
特にゲーマーにとっては、脳内の情報伝達を担う白質の強化が重要と考えられる。
白質が運動で強くなる詳しい仕組みは不明だが、運動によって白質が強化されること自体は確認されている。
⬛︎海馬
海馬は左右の脳に1つずつあり、記憶に重要な役割を持つ。
海馬は特に、短期記憶を扱い、長期記憶へ移す働きに関わる。
重要な記憶は海馬で整理され、脳の各場所に保存される。
短期記憶から長期記憶へ移す過程を「固定化」という。
海馬は記憶に「タグ」を付け、後から必要なときに取り出せるよう整理する。
⬛︎運動と記憶力
記憶とは、ニューロン同士のつながり(神経回路)が形成・強化されたもの。
同じことを何度も練習すると、ニューロン同士のつながりが強くなり、記憶を思い出しやすくなる。
強い感情や危険な体験は、ニューロン同士のつながりが特に強く形成され、記憶に残りやすい。
運動すると脳への血流が増え、BDNF(脳由来神経栄養因子)が増える。
BDNFはニューロンの働きやニューロン同士のつながりを強化するため、学習・記憶を助ける。
特に、運動中〜運動直後は新しい情報を記憶しやすい状態になる。
運動は短期記憶・長期記憶・運動記憶の向上にも役立つ。
