
あひる
@Gaa222
2026年9月22日
YABUNONAKA-ヤブノナカー
金原ひとみ
読み終わった
今日中に読了できるか微妙だな、と思っていたのですが読み終えることができました!
読書中はあまりにも所在なくて、1匹で夜の海を漂うラッコのような気分でした🦦どんなエンタメ作品においても「別に誰にも感情移入してないな〜」などと思っていたのですが、本作を読んでいるときに感じた心細さを振り返ると、「なんだかんだ言って、普通に主人公に感情移入してたんじゃないの?」という気がしてきました。
程度の差はあれど誰もが生きづらさを感じていて、漠然と社会に怒っているような…。読書中に煽られた、ざわざわした気持ちの置き所が欲しくなって、共感できそうなキャラクターに「手を繋げそう!」と思って近づいてみるのですが、「いやでもこの人もある面ではちょっと…!」と躊躇って。ずっと1匹のまま展開に流されるばかり。
そこで、誰にでも善い面と悪い面があるよね、という無難なところに落ち着きたくなるのですが、作中で似た主旨の発言をする人物が中々トリッキーで、賛同しずらくなるのが「意地悪〜!😭」と思ったりしました。
読むのにエネルギーが必要でしたが、それでも最後には、手を繋ぎたくなる人物があらわれてくれたので読後感は良かったです◎
私がコミュニケーション希薄な働き方をしているので一人きりのラッコ、という感じがしましたが、もっと社会の中で生きている人はまさに"藪の中"という感覚になるのではないでしょうか。
