YABUNONAKA-ヤブノナカー

YABUNONAKA-ヤブノナカー
YABUNONAKA-ヤブノナカー
金原ひとみ
文藝春秋
2025年4月10日
540件の記録
  • m
    m
    @m-0715
    2026年2月24日
  • 一気に読んでしまった 年取って何も感じなくなること、ナチュラルに差別してしまうこと、偏見、 自分も取り憑かれてしまいそうで怖くなった 世界は最強フィメールラッパーを待ってる
  • たろう
    @haman32
    2026年2月24日
  • しげ
    @shige512
    2026年2月24日
    最近こういう小説を読みすぎて食傷気味... 個人的パンチライン "自分が現代に於けるマッチョ的害悪であるという自覚はしています。でも自覚以上の境地にはまだ立てていません。"
  • ヒルク
    ヒルク
    @hilk-yomuzo
    2026年2月23日
    数日かけてやっと読了。分量と内容でなかなか疲れ果てた。過激で苛烈な人間が多過ぎて誰一人感情移入とまではいかないものの、アラフォー男性としては木戸さんみたいな無自覚な状況になってないかだけは常に自戒したいところ。でも作中の人物ほどの加害性とか変態的な性欲とかないしなぁ。世間一般においてどれくらいが普通なのかわからんし確かめようもないが。 加害行為へのヘイトは当然凄まじいものの、案外木戸さんの描き方も甘めに感じたし、その世界に対して絶対的に抗おうとする長岡さんのこともしっかり違和感ありありの矛盾した存在として描くのは素晴らしいなと思いました。まさに全てはヤブノナカ。
  • やな
    @dr4ww_0od210
    2026年2月22日
  • だんご
    @un0044
    2026年2月22日
    題材は性加害の問題だったけど、あらゆる人間関係にも当てはまると思った。 対人関係で傷ついた時、自身を正当化して誰かに共感してほしいみたいな感情で支配されて加虐的な衝動に駆られる、、みたいな誰にもありそうな感情をすごくリアルにそれぞれの立場から描いているなあと思った🙄💭 作者が、おじさん化とは「弱い人とか自分と違う環境の人の気持ちを想像できない人」と定義していたのを聞いて、その通りだと思った。 そんな人にならないように自己正当化の危うさに特に気をつけていきたいと思った(^^) 作中の良かった文章箇所メモ📝 「私の小さな変化や態度に気づく度、自分が隅々まで感知され、正確に回収されることに歓喜する」
  • nya
    nya
    @nya-
    2026年2月22日
  • アンバー
    @amber
    2026年2月21日
  • 彗星
    彗星
    @h02wy
    2026年2月21日
  • 日々
    日々
    @hibiyomu
    2026年2月19日
  • 白米
    白米
    @hakumai
    2026年2月19日
  • たま子
    たま子
    @tama_co_co
    2026年2月19日
    後半ずっと鼻をすすり最後は大泣きしながら読み終える。リコのしなやかな強さにすんでのところで救われた。ああエネルギーを使いすぎてとにかくおなかが減った……夜中にラーメンたべたい。どうしよう。たべようかな。感想はまだ言葉にならない。
  • Ula
    @ula_0714
    2026年2月18日
  • Sakurada
    Sakurada
    @sakurada_7
    2026年2月18日
    感想をポッドキャストで話しました🗣️ https://open.spotify.com/episode/6IYOtkMh4tZXpNECAGg65F?si=lSFNnjh3Sp2DxU5bHUPYVw
  • ろひろひ
    ろひろひ
    @hndg_265
    2026年2月17日
    とてもよかった。 読むのに体力がいった。。
  • oyasumiran
    oyasumiran
    @oyasumiran
    2026年2月16日
  • のえじぃ
    のえじぃ
    @reading_log
    2026年2月15日
    お迎えしたい本
  • 編集者と作家を軸に巻き起こる闘争、変化、社会の歪み。ずっと首根っこおさえられて「その正しさほんとに間違ってないかよく考えろ!」と言われているようだった。時代とともに正しさは変わる。圧倒的筆致!
  • 1140k
    @FELTz75
    2026年2月14日
    読むのにも、感想を書くのにも勇気がいる作品だと思う。 読んだタイミングもあって、心にズンと残る重しのような存在になりそう。 登場人物の中で、思考パターン的に比較的近しいのは作家先生だったと思う。ただ、行動パターンが異なるので、「こうなってしまってもおかしくない自分」を見ているようでとても怖かった。 この人物と自分とは属性が大きく違うという乖離と、この人物が強く批判しつつもそれと同じことをしていることに感じている負い目というのが、理想をもちつつもそのように存在できない苦しさというところで近しさを感じさせていたのではないかと思う。 ちょうど選挙の結果がでた時期に読んでいて、自分がこうあってほしいと思う社会の姿とまったく違うことを思っている人が大多数なのだということを思い知ったタイミングでもあった。 その行き着く先は、大多数の人が何かしらの不幸の連鎖に絡めとられる滑り坂であるということを、図らずも明白にしているとも思った。 出来事の連なりで不幸が連鎖していくのではなく、人が周りの社会から不幸の道に誘導されていく怖さ。こういう怖さは好みではないけれど、リアリティのある怖さから見えてくることもあった。
  • yuri
    yuri
    @yuri_e
    2026年2月13日
  • rie
    rie
    @rn___10
    2026年2月13日
    理解はできるけど共感できる登場人物は1人もいないって言う不思議な感覚だった。 読んでよかった。
  • はる
    はる
    @Tamago532
    2026年2月11日
  • Audibleで読了。 自分がどの立場に共感したかを表明するのがこんなに怖い小説あるかよ〜〜〜〜;;;; でもこんな泣き言を漏らそうものなら、両手で左右から頭を鷲掴みにされて、「逃げるな、目を背けるな、向き合え」と真正面から説かれるような、そんな力強く激しい小説でした。 恋人から見る長岡友梨奈は天使で、娘から見る長岡友梨奈は魔女なんだ……。 「いつの時代も、正しさや現代らしさは病的なものと捉えられるのかもしれない。(中略)それでも、気づいてしまった人、見えている人は、もう前に進むしかないのだろう。」
  • がが
    @nimg_nues
    2026年2月10日
  • なの
    なの
    @nano_236
    2026年2月10日
  • つぐみ
    つぐみ
    @n085020n
    2026年2月9日
  • nica
    nica
    @nica
    2026年2月9日
    とにかく長い しかも 長岡さんが攻撃的な感じで読んでてとても疲れる 長岡さんが思うこと全然間違ってないと思うし 娘の伽耶ちゃんや一哉さんが思うこともまた間違いじゃない どちらかと言うと私は 伽耶ちゃんや一哉さん側の人間かな そして読みながらずっと思ってたのは 自分は ほんとにぬるま湯に浸かって ぬくぬくと生きているんだなと思った セクハラパワハラモラハラ搾取 この言葉はまず今の生活で使うことは無い とても刺激的な本でした
  • ︎⟡.·
    ︎⟡.·
    @171yf_
    2026年2月8日
  • たあ
    @taa_bun2
    2026年2月8日
    藪の中を見つめる私は、別の藪の中なのか闇の中なのか、決して白日ではない、それだけはわかる
  • かんぬ
    かんぬ
    @kannu-
    2026年2月7日
  • こえだ
    こえだ
    @k_d_o_a_e
    2026年2月7日
  • ブラジル
    @s_n-y
    2026年2月6日
    あんまりわからなかった これくらいグレーなのがリアルではあるけど被害受けた側の希望がささやかすぎる
  • sachi
    sachi
    @mcm
    2026年2月6日
    嫌な気分になるのに、気になってあっという間に 読み終わった。 正義とは、真実とは? だれが正しいのかわからなくなってくる不思議。 珍しくだれにも肩入れ出来ない作品だった。 自分にもそんな一面があるのか?不安になる。
  • つつ
    つつ
    @yomuyomu70
    2026年2月6日
  • もつ
    もつ
    @motu
    2026年2月4日
    話題作ということで読んだが、とにかく長い。ゆっくり読んでいるうちに合間合間で感じていた感想も抜け落ち、つまりはどういう事なのか自分の中でも上手く考えが纏まらず、読み終わった直後なのに既に再読すべきか悩んでいる。マルチビュー形式で書いてて、それぞれの人物の偏った思考と人格の書き分けがものすごくて、金原ひとみさんという作家さん自体も長岡友梨奈のような人格の乖離のある作家さんなのではないかと恐れ慄いた。 十数年前の婚姻関係にあった間柄でなされていた事を性的搾取だったと叫びながらも自分は若い彼氏と同居している立場にある長岡友梨奈のヒステリックでエキセントリックな面にはとにかく同調の出来なさがあり、でも個人レベルの思索の話になると一理あるのが何とも複雑なキャラクターで、奇妙な愛着を持って眺めていた登場人物なだけに、展開としてのショックは強かった。 また、木戸悠介視点の救われなさ。人は歳を取るごとに価値観の変革を成すのが難儀になり、なかなか自分をアップデートしたり、若い人の価値観を自分の価値観と擦り合わせて上手く立ち回るのが難しくなっていく生き物だとは私自身20代後半にして悩んでおり、誰かに自分の生きた時代とそこで形成されてきた自分という物を肯定して欲しいとどこかで悲しさや虚しさに立ち行かなくなる日が来るのだろうかとやや絶望に近いものを覚えた。色んな思い出を実は美化したり自己正当化してるだけなんじゃないの?っと猜疑心を感じる語り手ではあるものの、時代やそれを取り巻く空気感の被害者とも言えるし、要はどれだけ自分の美意識を持ち、『なにか無いのか?』という自問自答にたくさんの答えを持ち合わせていくかの問題なのだろうとも思う。その時その時を一所懸命に生きていても虚しくなる日が来て、だからこそ最後のリコ視点の「誰かのための無敵感」という若さの持つ煌めきに圧倒的に心が救われる思いがする。 この潔癖症な人間が増加している社会において、誰からも好かれるなんて不可能で、視野狭窄と言われようと大切な誰かの為に自分の正しさを持つ勇気が欲しい。
  • おはる
    おはる
    @kororo26
    2026年2月4日
    ページターナーで竹下さんと三宅さんが絶賛してた本。 読む前から熱量凄そうって思ってたけど、想像通り凄かった。 読んでいる途中から人間不信気味になり、友達からのLINEに「これは本心なのか?」返信する時に「この文章、搾取してるっぽい感じ?」などといちいち疑ったりと日常生活への影響があったんだけど、どう考えたってどう返信したって受け取る側の心の中は分からないからなと変に腑に落ちたりと、心の中がぐるぐるしている。 一哉の、恵斗が履いてる4万のスニーカーに対する話が印象に残っている。共感しかない。当たり前に履いてるけれどさ、それ憎む相手が稼いだお金で買ってるんだよね。 搾取する側、される側。先日読んだ世界99でも考えさせられたテーマ。こちらでもがっつり出てきたのでまたしばらく考えることになりそう。 芥川龍之介の藪の中を読みたくなった。 その前にもう一度読み返したいけど、エネルギーが必要。
  • nhr703
    nhr703
    @nhr703
    2026年2月3日
    圧巻の一言。 オーディブルで読了。20時間に及ぶ長編なのにあっという間。ぐいぐい聞けてしまった。 各章、一人称で語られている構成。 誰も嘘はついていないのに、視点が違うとここまで見え方が違うのか……。 まともに見えていた人も、視点が変わればおかしくなるし、逆もしかり。人間なんてこんなもんなのかも。 一貫して陰鬱としている中、最終章リコの煌めきだけが眩しくて希望だ。 ・長岡と恋人の関係性がエグい。そうなんだよね、あれって運良くお互い同意をもって成功してるけど関係性としてやっていることは木戸と変わらない。魅力的に思えていた肢体が母親のように感じた、という結びはそれに気づいたのかな?と思ったけど、結局長岡のこと好きなままなのは意外だった。 ・五松がされたことはさすがに可哀想………やってることはマジでただのクズなんだけど、正直大人の自由恋愛なんだからそこまで制裁するんだ!?って不憫。人間性はクズだけど、、
  • ざっきー
    ざっきー
    @sladunoy
    2026年1月31日
  • 🕊️
    @hatopo
    2026年1月30日
  • ミモザ
    ミモザ
    @mimosa38
    2026年1月30日
  • mel
    mel
    @melreadsb00ks
    2026年1月28日
  • yuki
    yuki
    @yukita
    2026年1月27日
  • 夕風
    夕風
    @yu_kaze1997
    2026年1月26日
  • pyonsuke
    @choro0630
    2026年1月26日
  • あここ
    @jesuis_aco
    2026年1月24日
  • cacao
    cacao
    @cacao
    2026年1月24日
  • 🐰
    🐰
    @s_weetest_u
    2026年1月23日
  • 🥣🥛
    🥣🥛
    @holiday
    2026年1月22日
    予約まわってくるのに8ヶ月待ったけど、タイミング的に読みきれなさそう。また予約待ちするしかないかー
  • ども土空
    @domodossola
    2026年1月22日
  • 夜船
    夜船
    @yorufune
    2026年1月22日
  • サキ
    サキ
    @__oreirosky
    2026年1月21日
  • Yoshiki
    Yoshiki
    @ys_12
    2026年1月20日
    集大成という感じだ。。。すごい、なんも書けない。。。本当に激しい。
  • haze
    @haze
    2026年1月20日
  • タレ
    タレ
    @miki_nike
    2026年1月20日
    おもしろかったー!けどどっと疲れた……。 性や権力にまつわる加害や搾取の構造を芥川龍之介『藪の中』スタイルで描いていく。 この作品を読んでいると、「本当の自分」や「真意」なんてものはそもそも存在せず、人は曖昧な自他評価とグラデーションでできている、と思わされる。 様々な世代や価値観の人物が登場し、どの登場人物にも共感できる部分とできない部分が設定されている。登場人物の言説へのリアクションで自分が解剖されていくように感じる。一番属性が近いはずの長岡友梨奈は、毎度推敲された文章のようなせりふを長尺でしゃべるので、一番読みづらく、逆に木戸悠介の虚無的な語りが一番読みやすかったりするので、自分がこわくなる。一番きらいなのが五松で、一番すきなのが優美(邪悪なセフレ)かな?
    YABUNONAKA-ヤブノナカー
  • 栞
    @yugataquintet
    2026年1月19日
  • @fm_rin_
    2026年1月19日
  • osb
    @osoba_mitten
    2026年1月19日
  • yuta
    yuta
    @fu_yu-t
    2026年1月19日
    ゆらぎ録で紹介されていた
  • 水
    @en_sui_
    2026年1月19日
  • hai
    hai
    @hai_book
    2026年1月19日
  • moto
    moto
    @hadaly1984
    2026年1月17日
  • おちこ
    @ochiko
    2026年1月17日
  • すぶた
    すぶた
    @ggl0825
    2026年1月17日
    今年2冊目読了!📚 読み出すと止まらないからって抑えてたら間が空いて、結局後半を一気読みしちゃった その人のたまたま見えた一面、会えた時間だけでその人を理解しようとすることの難しさを体感させられた感じ 一哉もなかなか地獄で読んでて辛かった この人間たちが全員救われることなんてあり得るのかって絶望で詰みかけてたところのリコ🙏 ボクシングでも何でも気持ちを向けられる具体的なものを持つのって大事だなと思ったので何か自分の中身を昇華できる趣味見つけようと誓った あとカンブリア宮殿見るわ
  • ゆのか
    ゆのか
    @marsgarden
    2026年1月17日
    読んでいる最中ずっとしんどくて、心のやわらかいところを紙やすりで力強く擦られているような心地でした。そんなに性欲で生きていくのか、他者を叩き潰していかなくちゃならないのか、と現実のしんどさをぎゅーーーっと凝縮して、一気飲みしていくような。 喉元を過ぎれば忘れる暑さも痛みもあるでしょうけれど、それが重厚な物語だったら火傷は残るし痕は残る、そういう読書体験だったので読んでよかったです。
  • みかん猫
    みかん猫
    @choma
    2026年1月17日
    凄まじい文量と内容だった。著者初読み。𝒎𝒆 𝒕𝒐𝒐運動やマチアプとか性加害とか現代の価値観を片っ端から解剖して男側、女側から見ていくお話。性描写も生々しかったな。言葉の使い方、表現の仕方はさすがプロで、『アルマジロの生態並に興味ない話』とか比喩が面白すぎた。少し前に読んだ島本理生の『ファーストラブ』が繊細なものを繊細に描く小説ならこちらは鋭いナイフで容赦なく暴いていく小説だった。面白いけど読み終えるまで相当の体力と覚悟が必要。
  • Sylvie
    Sylvie
    @sylvie
    2026年1月16日
  • rug
    rug
    @readsbooks
    2026年1月16日
  • よみよみ
    よみよみ
    @miiii_1
    2026年1月16日
  • なの
    なの
    @nanonyano
    2026年1月16日
    面白かったーー!!!金原ひとみさん、蛇にピアス以来だったけど、文章力に驚き。必要性を感じない性描写が苦手なのだけど、この小説には絶対に必要で、なかなか気持ち悪かったけどそこも楽しめた。 これまでの男性たちが好き勝手やってきた報いだよなぁと思いつつ、おじさんの孤独や苦悩も少しわかる。男性の感想が気になる!
  • xiang54
    @xiang54
    2026年1月13日
  • まろみ
    @maromi
    2026年1月12日
  • オバメイ
    オバメイ
    @overmay
    2026年1月12日
  • ねむけ
    @nm_45
    2026年1月11日
  • 片刃
    片刃
    @kataha462
    2026年1月11日
  • 就活終わったら読む
  • Green_Books
    Green_Books
    @Maaa-2525
    2026年1月10日
  • ぽっぷる
    ぽっぷる
    @milkyway11
    2026年1月10日
  • おいもさん
    @kyontk
    2026年1月10日
  • うぱうぱ
    @atwnwn
    2026年1月10日
  • soso
    @soso_store
    2026年1月10日
  • こより🐣
    @koyo54_
    2026年1月8日
  • noirlog
    @noirlog
    2026年1月8日
  • 全編とんでもない覚悟で書かれていた。 長岡は自分の主義主張が非現実だってわかるけど!けど…!みたいな人だと思った。前半の人物像が、見事に逸脱していく過程で、だんだん自分の正しさを、どこかで絶対的に「正しい」と信じきってる感が露呈していく。 というか、長岡だけじゃないけど、前半部分にあった価値判断の基準があれば己を否応なく疑ってしまえそうな気もするのに!とか思うけど、それはずらされる。各人物にあるずらしが小説としての面白さになっていた。 この小説に求めることじゃないけど、本当の意味でのディスコミュニケーションがなさすぎる。わかりあえないことがわかりあえすぎている。主張のある/なしをわかりあえすぎている。みんな対話が不自然なぐらい上手すぎる。
  • すぶた
    すぶた
    @ggl0825
    2026年1月8日
    6人目のとこまで読んだ
  • いろは
    いろは
    @1234ki2
    2026年1月8日
    登場人物の年齢や性別に関係なく、共感する部分がある。作者が「小説にできることの限界を目指した」という趣旨のことを仰っていたが、まさにそういう書き振りだった。これだけ立場や視点の違う人が実際に会って討論して一つの着地点ができるとは思えないから。小説だからこそできたことだと思う。
  • すぶた
    すぶた
    @ggl0825
    2026年1月7日
    5人目までやめられずに読んでしまった 一哉の裏を疑った自分を恥じてるよ こんな人いるんだろうかって思う私は他人を異性を信じられない人間なんだろうと思う 気のおける友人はいてもそういう価値観まで確かめることは何が出てくるか分からなくて怖い でもこの世には一哉のような人の苦しみがあるだろうとは思う 答えはわからないけどそれでもいいから 恥も戸惑いも含めたこの議題に関する本音を人と話したくなる 最近会えてない本音を話せる友達と会いたくなってきた 心揺さぶられるいい本に会えて嬉しい日になつた◎
  • 星鴉
    @guricco
    2026年1月7日
    なんだか生きることが嫌になってくる話だった。
  • mitoo
    mitoo
    @kaidan_811
    2026年1月7日
  • ばお
    @xin-bao
    2026年1月7日
  • Nikka
    @Nikka0517
    2026年1月7日
  • Aria
    Aria
    @aria
    2026年1月6日
  • サンク
    サンク
    @DONKO
    2026年1月6日
  • すぶた
    すぶた
    @ggl0825
    2026年1月6日
    2人目途中 言葉遣いかなり身近な感じある 理路整然としてる語り口なのに文の繋がりは読みづらかったり、そういうのも人物の特徴が出てそう それぞれ鬱屈として空虚さを感じてるのは同じだけど表れ方の違いがあっておもしろい 一哉は超人すぎるけど、一哉視点読むの怖いよどうなるの、、
  • さがみ
    さがみ
    @sagamimochi
    2026年1月6日
  • すぶた
    すぶた
    @ggl0825
    2026年1月5日
    一人目のとこ読み終わった 女の子目線の語りだとどうなるか楽しみ というか、これで検索したら帯のアオリ見ちゃってちょっと予想つけてしまった どうなんのー
  • レイ
    @jo_ji78
    2026年1月5日
  • ガネ
    @ganeshiro
    2026年1月4日
    とんでもなく勇気のいる読書。でも著者が筋肉つけるのは必要て言ってたのは納得できたのでどうにか読み切りたい
  • おふみ
    おふみ
    @fmi23
    2026年1月4日
  • hibi
    hibi
    @hibihibi
    2026年1月4日
  • 久留莉
    @koiwakururi
    2026年1月4日
  • 綾鷹
    @ayataka
    2026年1月3日
    文芸誌元編集長・木戸悠介への性加害をネットで告発した女性をきっかけに、関係者8人の視点が交錯する群像劇。 告発を巡る加害者、被害者、その家族、同世代の作家、編集者、そして子供世代の視点から、それぞれの主観で物語が描かれている。 読み進めるたびに考えることが多すぎて、 でも答えが出なくて、読み切るのに時間がかかった。。 どの登場人物ももっともな考えを持っているように見えて、誰にも共感できない。 絶対に分かり合えないという絶望感に似た感情が湧き上がる。 自分の中に押し込まれていた怒りが思い出される。 何が正しいんだという答えが自分の中で見つからない。 むしろ読めば読むほど、安易に自分の考えを出すことが怖くなる。 自分の考えが偏っていることが浮き彫りになっていく。 私は無意識に誰かを傷付けているのではないかと不安になる。 時代に合わせて自分の考え方をアップデートする必要があるということはもちろんだが、一つの側面、方法だけで判断することは危険だと、自分の戒めとして残す。 ここまで考えさせられる小説は久しぶりだった。。 小説でこんなに多くのものを表現できるのか。。 2025年一番の小説だった。
  • こより🐣
    @koyo54_
    2026年1月2日
  • noirlog
    @noirlog
    2026年1月2日
  • nisty1048
    @nisty1048
    2026年1月2日
  • 晶子
    晶子
    @minimumsho
    2026年1月2日
  • sachi
    sachi
    @mcm
    2026年1月2日
  • 星鴉
    @guricco
    2026年1月2日
  • Sho
    @10l2002
    2026年1月1日
  • yuki
    yuki
    @yuki0046
    2025年12月31日
  • たし
    @takenoco_gohan
    2025年12月31日
  • 綾鷹
    @ayataka
    2025年12月31日
    ・俺は一つの、現代的に言えばトキシックなマスキュリニティに到達する。この世は女性ばかりが優遇されている。レディースデーも女性専用車両も、おじさんはおじさんなだけでバカにされることも、ハゲやデブが人外の扱いを受けることも、女は何歳になってもそれなりの扱いを受けるのに、男は雑な扱いばかりされることも、マチアプでも外食でも男ばかりが課金を強いられることも、唐突に許せなくなっていく。俺だって好きで男に生まれたわけじゃない。 三十を過ぎた頃からどんどん脂ぎって、肉がつき始めて、毛穴が開いて、髪が薄くなって、何故か足まで少し短くなったように感じられる。何もしてないわけじゃない。リアップ的なものを使ったり、肌を整えるための化粧水や乳液を使ったり、美容室の頻度を高めたりもしている。二十歳前後の頃は見方によってはイケメンと自認したこともあったのに、加齢の波には抗えず、ここ数年自分がどんどん汚いおじさんになっていくのを自分でもハラハラしながら見守ってきた。自分でも自分のおじさん化が辛い。そしておじさんは社会に軽んじられ、虐げられている。自分は腹を立てていた。社会性のない、理不尽な怒りに、震えていた。自分を癒すのは、同世代の平均よりも、ほとんどの女よりも高い収入だけだった。行く当てのない漠然とした怒りは、性欲には変化せず、ただ胸の奥に振動のような寂しさを残した。 ・僕は告発自体よりも、告発されて、自分の何がそんなに彼女を傷つけたのか、全く分からなかったことにショックを受けたんだよ。僕は彼女を物のように扱ったことはなかった。普通に、人として敬意を持って接してた。昔から、切り離すと決めたものには冷たいって言われてたし、自分でもそういう質だとは自覚してたけど、それは自分自身を納得させるために必要な経緯でもあって、別れ際に冷たくしたのは相手のためでもあると思ってた。別れたい相手から優しくされたって、嫌なだけだろうしね。小説のことだって、最後には恨まれたけど、親身になって考えた結果だよ。もちろん、僕の赤入れを採用するかどうかは自分で決めてくれとは言ったけど、それはそれこそ人として尊重したからだし、読んでくれって言われて、急かされて、プロの作家の原稿を差し置いてまで赤入れして、でもこんな修正したくないとか、感覚が古いとか言われたらカチンとくるし、恨み言はいくつか言ったかもしれないけどね。でも僕だって彼女にひどいことをたくさん言われたんだよ。それはもう、ひどい罵詈雑言を浴びせられた。もちろん、自分に都合の悪いことは忘れてるんだろうけどね。僕も彼女も ・結局、まあお互い言い分があるってことなんですよね。恋愛関係とか肉体関係のあった二人の間の善悪なんて、その二人の間にしかないし、どっちかの話だけ、いや両方から聞き取りしたって、どっちの方がどっちより悪いとか、僅差でこっちの方がましとか言えないわけで。 ・どんなに慎ましく生きてても、どんなに言動に気をつけて生きてても、変な巡り合わせで恨まれることはあるんだって、思い知らされたよ。僕より悪質なことしてたやつなんていくらでもいたのに、なんの制裁も受けずにのうのうと生きてる。僕だって、ハメようと思えばハメられるやつは会社にも作家にも何人もいる。まあ、録音とかしてないから証拠はないけど、でもそれ言ったら彼女の告発にだって別に証拠はないんだよね。だからあれは厳密には告発じゃない。あれは、いわば彼女の回顧録で、小説みたいなものなんだ。彼女もあの中で書いてたしね、これは私の復帰第一作だって。僕は彼女の創作に、実名出されて付き合わされただけなんだよ。世間的には、女子大生を性的に搾取して、ぞんざいに扱った罰だって言われるのかもしれないけどね ・今自分の中に湧き上がっているのは、怒りではなく虚しさなのかもしれないと、駅前まで戻ってきて、高架下で一定間隔を空けて拠点を作っている路上生活者たちの脇を顔を背けて通り過ぎながら思った。俺はATMとしての機能しか持たなくなった木戸さんの姿に、未来の自分や、現在の自分の空虚さ、そもそも人に生きる意味があるのかという、思春期に抱いていたような哲学的、文学的な問いとは一線を画した、ただひたすら数学のように無機質かつ単純な、意味と無意味の足し算引き算を経て導き出される「自分には特に意味がない」という結論を突きつけられたような虚しさを感じたのだ。妻もいない子供もいない彼女もいなければ今いい感じの女もいない、友達は数人いるけど皆年一か二くらいでしか会わないし、会っても特に人生や人格に影響を与えあうような存在ではない。どんどん知識と経験を積み重ねて仕事ではやりたいことを実現できるようになってはいるけど、その事実は自分の存在意義を裏付けしない。なぜなら社内に「仕事や会社に依存するのは恥ずかしいこと」という認識が愛延っているからだ。それは、仕事も結婦も育児もこなすのが女性の役割とされ、そういう女性をバックアップしていますと表明するためにそういう女性が役職を与えられ地位を得ていったことが原因の一つだろう。彼女たちは会社の滞在時間を極限まで削り、まるで片手間のように仕事をこなしては保育園が夕飯がという枕詞と共にさっさと帰っていく。もちろん彼女たちは彼女たちで本当に手一杯なのだろうが、そういう女がいると、俺みたいな家庭もなく子供もなく会社に長時間いるような人間は怠け者のように認識されてしまう。長時間労働が美徳とされ、会社に行けば仲間と呼べるような人がたくさんいて、公私の線引きなんて馬鹿馬鹿しい。そういう時代を経験してきた木戸さんが羨ましい。定年間際にそれが通用しなくなったからって何だっていうんだ。頭の中でそう腐して、はっとして「加齢臭消えない対策」でググった。 ・私たちは常にグラデーションの中にいる、理性と感情、精神と肉体、セックスとしての男と女、ジェンダーとしての男と女、悪と善、モラルとアンモラル、知性と反知性、常にグラデーションのどこかにいる。現代だって、過去と未来の間にしかない。常に移ろいゆくものだ。でも絶望にグラデーションはない。絶望は死と同じで、グラデーションがない。絶望には、あるかないかしかない。だとしたら私は、正義感でも怒りでもなく、絶望に依存しているのかもしれない。そう思いついた瞬間鼻で笑って、小説に使えるかもと思ってスマホのメモに書き留めた。私にはまだ小説という乖離がある。現実世界での乖離がなくなったとしても、小説があれば大丈夫だ。乖離に依存して結局煮詰まってパンパンになっている自分の最後の砦がやはり小説であるということに鑑みると、やっぱり小説はもうオワコンなのかもしれないと、不吉な予想にまたゾッとした。 最近こうして、あらゆる方面から、自分が詰んでいっている気がする。身体中から汁を出して死んでいるあらゆるタイプの虫の姿がよく脳裏に蘇る。自分が気づかないうちに踏み潰してきた生き物の呪いだけで死ぬほどに、私は弱っているのかもしれない。着々と料理を続ける一哉だけが私の救いで、でもそんな生き方、きっと時代にそぐわないのだ。まるで私は、時代という呪いにかかっているようだ。 ・「いや、なんか若い男はすごく軽んじられるってしょげてて。女性は若くてもそれなりに歳がいっててもチヤホヤされるのに、若い男は空気みたいな扱いを受ける、って。女性はいいですよねとか言われて、はあ?って思っちゃいました」 「だって、若い男性を軽んじてるのって、男性ですよね?女性は基本的に誰かが蚊帳の外になってたら、気を使って話を振るじゃないですか。でもそうやって、権力のある男性から受けた屈辱が女性への憎しみに転化して、自分が権力を持ったら女性を蔑むようになるパターンって意外と多いのかもしれませんね」 ・人は唐突に、自分の魂がどこにも紐づけられていなかったことに気づく。生まれた時から、親と、親の親と、環境と、そして未来に自分を愛してくれる人々と、繋がっているのであろうあらゆる糸を感じていたあのうざったい感じ、あれが全て幻想であり、自分は一人、たった一人で誰もいないホルマリンの海の中で胎児のように丸くなっているのだと気づく。全てへの怒りや共感や慈愛が、全て自分から出ているもので、自分には何も入ってきていないことに気づく。つまり人は人と溶け合わない。その皮膚をもって断絶していることに気づくのだ。そしてそのことに気づくのは、往々にして中年や高年の、もうそのことを嘆くこともできない歳になってからだ。 私たちは個人として閉じた存在である。性器や際の緒を通じて誰かと繋がったとしても、筋口と傷口を擦り合わせても、私たちは己の持つ思いを一つも交換できない。ある程度の歳になり吹き荒ぶ風に晒されながら唐突に、嬉しいわけでも悲しいわけでもないその寒々しい真実にたどり着く。 そしてその時気づく。正しいか間違っているかが問題ではない。そんなことは問題ではない。 この世には正しい真理や間違っている真理、適切な真理や不適切な真理、色々な真理があって、その中でどれだけ多くの真理に触れ、把握できるかが重要なんだ。結局のところ我々はどうしたって、混ざり合うことのない生き物なのだから。 ・何が間違っていて、何が正しいのか、ここ数年そればかりに心を奪われてきた。でも私の人生はその判別のために存在しているわけじゃないような気もしていた。 ・自分は色々なことを、測り兼ねている。ずっとそんな思いの中にいた。十五年くらい前からうっすらと、十年くらい前からはっきりと、少しずつ時代の流れについていけなくなった。それは奇しくも世の中が激変している中途のことで、私は少しずつ自分が何を発言するべきで、何を発言してはならないのかを判断できなくなっていった。自由に発言すれば必ず誰かの安全基準に引っかかり、気をつけて発言していても時に誰かを傷つけ怒らせた。何も言えなくなった後に待っていたのは、ただ消化していくだけの人生だった。ヘマをしないだけの人生。それでも時々へマをして責められる人生。なんの喜びもない人生。 ・中年、高年層が抱く昔は良かったの正体は、直感的に惹かれた仕事をしていれば、自分が時代の先端を走っていられた、あの全能感なのだろう。自分は今、何が正しいのかも、何が求められているのかも、何が忌避されているのかも、何がウケるのかも分からない。今の時代の若者は可哀想だと嘆く高齢男性は自分が若者の頃から生息していたけれど、自分が高齢に近づいている今は、当時より解像度高く理解できる。彼らは現代的感覚を喪失したことを受け入れられず、若者たちを蔑み憐れむことでしか自尊心を保てず、過ぎ去った時代にしがみついていたのだ。哀れな存在ではあるが、そうしてがむしゃらにしがみつける人はまだいい。彼らは哀れな人間として周囲の目には映るだろうが、彼ら自身は己の哀れさに決して気付かないからだ。自分はしがみつけないし、自分が哀れな存在であることをよくは分からなくとも、何となく分かってしまい、しがみつくことすらできないからこそ、より哀れなのだ。 Twitterやインスタを見れば訳のわからないものがバズっていて、今話題だという映画も漫画も小説も特に面白くなく、人との会話も仕事の愚痴と病気の話と誰が死んだ誰が金に困ってる誰が儲かってる、がほとんど。皆、何が楽しくて生きているのだろうと思う。でも明らかに皆は楽しそうで、自分だけがポカンとしていた。自分だけが、この世界の楽しさを忘れてしまったようだった。 そうしてあらゆる喜びを無くし続けた私には、責任だけが残った。息子や親を養わなければならない、妹の入院費を払わなければならない経済的な責任だ。毎月の支払いのために「どんな意義があるのかよく分からない」仕事を続け、なんとなく「ここにいるべき人間」の顔をして、会社に居残り続けた。それは「パーティで手持ち無沙汰な時」に似ている。顔見知りはたくさんいるけれど、特に一緒に連れ立つ人はいなくて、一通り挨拶をするが、皆挨拶と当たり障りのない世間話をすると僅かに気まずそうに「じゃ」と姿を消し、自分は一人になる。招待されていることも、そこでそれなりの立場があることも無意味で、誰一人として盛り上がって解散できないほどの楽しい会話をする人がいない。そういう状態だ。自分には居場所がない。それでも、ここにいろと言われたからこの部署の、このポジションにいる。人事とはその言い訳のために用意された部署のようだ。 ・もう終わったんだ。そう思うと、終わるということが内包する深遠なものに気づかされた気がした。終われば、もう誰に文句を言われることもない、生きること生活すること働くこと人間関係の煩わしさもなく、毎月金を振り込む必要もなく、誰に何を言われるか、自分が何をどれだけ分かっていないのか、怯えながら生きる必要もない。 家族席ではなく後ろの席についた妹は、もう疲れた、頭が痛い、薬を飲みたいから水を買ってきてと彼氏に喚いていて、恥ずかしいと思うけれど、どこか自分は別の世界に生きていて無関係という気もした。バーチャルな世界にいるように、現実味がない。五十を過ぎた頃から、ふらりと訪れたこのバーチャル感、現実味のなさが、高齢男性が所構わず威張り散らしてキレ散らかせる所以なのではないだろうかと、私は考えてきた。彼らにとって、全ての人はCPUなのかもしれない。つまり自分は、この世に存在していない方が良いのだろうという確信により自死に向かいつつあるが、同時にこの世の誰の視線も別にどうでもいいという現実味のなさによって自死を回避している状態、なのかもしれない。 ・あの熱式からだ。自分はこの世にいない方がいいのだという思いと、別に自分も社会もどうなっても構わないんだからいてもいいのだという投げやりさのバランスが、確実にいない方がいい、という急流に飲み込まれ始めたのは。ラフロイグの三杯目を注ぎ、舐めるのではなく喉を焼くように液体を暖奥に押し込んでいく。 今自分は社会のことなど何も考えていない。文学の行く先や哲学的苦悩、遠い国の戦争もどうでもいい。子供が何人死のうと自分には全くリアリティのある情報として把握できない。憂うことなど何もない。人生の中で最高齢でありながら最もアッパラパーな時間を生きている。もう何も、自分を煩わせることはないのだ。世界も社会も世の中も周囲の環境もどうでもいい。自分は正義など求めていない。正しさも、誠実さも、崇高さも、切実さも、高尚さも、何も求めていない。 いかに世界の悲惨な話をスルーして、いかに残りの人生を消化して、いかにあらゆる支払いを終え、いかに自分の老後を快適なものにしていくか。これがポジティブな方向の自分のハイライトだ。そしてそんなハイライトはない方がいい。 「何か、ないのか?」 恵斗の言葉は、何だったのだろう。答えはもちろん「何もない」でしかない。自分には何もない。SDGs的に言っても、自分は消えている方がいい。こんな存在が酸素を消費していることや、ゴミを出したり水を汚したりしていることは、世界にとって申し訳ないことだ。私はえている方がいい。圧倒的に無駄な存在だ。無駄すぎる。 ・私は自分が告発される告発文を読みながら、傷つきながら、どこか感動してもいた。同時に、起こっていることがどんなことなのか、分からなくなるような攪乱を感じた。でもそれは決して不誠実な攪乱ではなかったと言い切れる。そもそも人生とは常に攪乱の中にあり、その中で何を決定的なものとしていいのか分からないのだという諦めに似たあの達観を得られたことで、私は何かを諦め、何かを受け入れ、何かを切り捨てることができたように思う。それが私があの告発に、決定的なまでには打ちひしがれなかった理由だ。 ・私は吉住さんと木戸さんを見ていると、社会の生き物だと感じるのです。 戦後の経済成長の中で、男性たちは社会と共に生き、社会と共に育ってきました。 そして今、新陳代謝の激しい日本で、吉住さんや木戸さんのような、かつての時代を象徴する存在が、社会とともに死につつあるのではないかと感じたんです。 社会はずっと緩やかに死に向かっていましたが、ここ数年でその速度を一気に早めています。 きっと戦後日本を支えてきたこれまでの社会が一度完全に潰える過渡期に、私たちはいま直面しているのです。 男女雇用機会均等法が施行されて以来、女性たちも社会と連動しながら生きてきましたが、女性は男性ほど社会と同化しませんでした。 男女の賃金格差にも明確に表れていますが、女性は社会に優遇されておらず、ただの労働力とみなされいいように使われてきたため、女性は利害関係抜きには社会と関わってこなかった。 だからこそ同化を免れたのでしょう。(もちろん名誉男性的な女性など例外はいます) 男性もいいように使われていたのは同じですが、彼らの最大限のパフォーマンスを引き出すため、社会は男性たちに幻想を見せていました。 自分は社会の重要な一員、大切な家族、社会の重大な構成員であるという幻想です。 吉住さん、木戸さんの世代はおそらく、その旧社会を体現した最後の構成員になるのではないかと私は感じています。 最後の構成員たちも幻想が幻想であったことに気づき、その母体である旧社会の死を感じ取りつつある、今はそういう時なのではないかと。 この過渡期を木戸さんがどう生きていくのか、私は楽しみなのです。 木戸さんはどうやって現社会と折り合いをつけていくのか。それとも拒絶してドン・キホーテながら幻の旧社会を生き続けるのか。それとも旧社会と共に死にゆくのか。それがいま、自分にとって一番ホットなトピックなのです。 ぜひまたお話を聞かせてください。 ・改めてこのメールを読んで思うのは、私は社会と共に死に始めていたということだ。それまで何かあれば自分を仲間とし擁護し救ってくれた社会が、もう私を救わないものになり変わりつつあることを感じ取り、権力や影響力も会社内などの小さい村の中でしか作用せず、つまり自分は世界、あるいは社会を変えようと思っていたけれど、その社会自体がかつての影響力、権力を喪失し限りなく矮小化し、得体の知れないものに変化しつつあるのだという、根本からひっくり返されじわじわと真綿で首を絞められるような確倉の中で鬱になり、鬱になったことで逆に、私は社会から追放され個に戻ったのかもしれない。そうして還った個には、何もなかった。恵斗に言われた通り、何にもなかった。ただの老いたおっさんだった。元妻や息子、母親や妹に金を送り続ける、金はあるがセックスはできない老いた身体だった。何もなくてもガンガン生きれる奴はいくらでもいるのだ。そういう奴らは腐るほどいる。そして自分がそういう人間になれなかったのは、文学のせいなのかもしれなかった。文学は人の心にブラックホールを作歪みとも言えるかもしれないし、暗闇とも言えるかもしれない。そしてそれが作られることによって、人は耐え難き苦しみの中を生き抜くことができたりする。文学とはそういうものだ。 しかしそれによって死に追いやられることもある。文学に触れずに生きていたら、私はこの旧社会と心中などせず、時代の終焉や変革など我関せずで、老害として堂々と生き続けられたのかもしれないのだ。 自分は新しい顔を見せ始めた社会から転げ落ち、個としての存在の意味のなさに緩やかな自死を始めていた。そして自死がとうとう肉体に辿り着いて、あの自殺未遂となったのだ。長岡さんに会いたかった。自分は旧時代と共に死ぬこともできず、何もなさに絶望して自死し続けているんですと、酒を酌み交わしながら自嘲的に話して笑われたかった。そして彼女は言うのだ。人間なんてみんな死に損ないですよと。そんな自分の想像に飲み込まれ、取り込まれ、現実から綺麗さっぱり消失してしまいたかった。 最初の離婚の時にほんやりと感じたのが最後だった寂しいという感情が、二十年以上ぶりに訪れた。改めて、私はこんなにも寂しくない人間だったのかと思う。自分はこんなにも寂しくなくて、寂しくないほどに虚しい人間だったのかと思う。寂しいを封殺され社会にいいように飼い慣らされた五十男が、今ようやく、寂しくなったのだと思った。誰かに話したかった。誰かに。 ・いま改めて振り返ると、新しいことに出会えるのは、三十代までだった。四十半ばを過ぎると、新しいものはほとんどなくなった。あっても、これまでの経験と比較できる内容で、本当に新しいものには出会えなくなった。全ての体験は仕系化され、体感するものではなくどこかに分類されるものとなった。何かを享受した時「あれに似てる」「あれの系譜」「誰々と誰々の影響を感じる」などと経験済みの何かに当てはめて分かった気になるのが楽しかったのは三十代までで、それから先はもう、「当てはめられるが感想がない」という思考停止状態に陥った。あれは、自分が思考する生き物として終わった瞬間だったのだろう。思えば思考停止に陥ったのは、今の長岡さんと同じくらいの歳だったはずだ。そう考えると、私たちは同じ享年と思ってもいいのかもしれない。 ・ 確かに自分は彼女を傷つけたのだろう。彼女の告発が嘘だなどとは思わない。でも私も傷ついていたのだ。でも私はそんなことを告発しなかったし、同僚にも話さなかったし、飲み屋でさえも話さなかった。中年男性が傷つくことは、世間的に恥ずかしいことだからだ。傷ついた中年男性は、目も当てられないほどましい存在だからだ。中年男性は、誰からも慰めてもらえないからだ。何をしても「自業自得」と笑われるからだ。同類の中年男性には慰めてもらえるかもしれないが、そんなことをするよりは「傷ついていない自分」を装った方が楽だからだ。そうして私は感情のない男になり、何一つ反論もせず、静かに死のうとしていたのだ。そんな男にどうして恵斗は、「よく来れたね」などと軽蔑の目を向けられるのだろう。肩じられない心地で、横山さんに椅子を勧める恵斗を見つめる。 ・もし長岡さんにも鬱や更年期障害の症状が出て、彼を思いやれず別れていたら。 長岡さんも十年後に告発されていたかもしれない。今はこうしてヒーロー扱いされて美談になっているが、彼女が若い男と不倫していたことが公になったら、皆掌を返して非難するのではないだろうか。今はそこまでではなくとも、きっと十年後には、そこまでの年齢差の相手と恋愛関係になること、そして不倫に、今よりずっと強い批判が起こるはずだ。そして長岡さん自身も、自分の罪が許されなくなる時がくることを予期していたのではないだろうか。自分が蔑まれる日、斜弾される日がくることを。 ・でもそれは、今の時代は、でしかない。時代は唐突に人を裏切り、蹴落としていくのだ。それを見越して、長岡さんは逃げ切ったのかもしれない。 ・でもあなたに死なれたら困る。あなたが死んだら私が告発したせいだって、私が叩かれて死に追いやられるから。告発してから、そういう人がたくさん湧いた。お前のせいで一人の男が命を絶つかもしれないんだぞって何度も言われた。それで、もしあなたが自殺して私が責められて自殺したら、今度は後追い自殺って言われる。皆私のことを勘違いするために生まれてきたみたいな反応しかしない。こんな世の中に向けて告発したのが間違いだった
  • そのこ
    そのこ
    @s0n0k0
    2025年12月31日
  • 【2025ベスト3振り返り】 出版業界での性加害の告発をめぐる長編小説。告発される50代男性編集者の視点から始まり、40代の女性作家、30代の男性編集者、告発をした30代女性、女性作家の20代の恋人男性、・・・と様々な属性の関係者の視点が入れ変わって物語が進む。まさに芥川龍之介の『藪の中』のように、角度が変わることで見えてくる展開に目が離せない。あと純粋に一文一文が面白すぎるので、あっという間に読み切った。 私は個人的に、時代が進んで社会が「正しい」方向に進んでいくことを願っているが、自分の正義に「反する」ような、話を聞いてくれそうもない人というか、遠くを見ている人とどう対話していけばいいのか、よくわからないと以前より思っていた。『YABUNONAKA』を読むと、様々な性別・年齢・立場の語りが入れ替わっていき、それぞれの見え方を怒涛の勢いの語りとともに疑似体験できる。だからこそ余計に読後は混迷を深めるのだけど、足元も不確かな暗闇をおっかなびっくり進んでいるのは自分だけではないのだと、少し思える。もちろん、加害や権力による搾取は許されないという前提は、強調しておきたいが。 そして、40代女性作家・長岡友梨奈の章に出てくる「悪のような正義感」というワードが心に残った。自分の信じる正義に照らして「こうあるべきだ」と考える中で、他者に対して狭量になったり、糾弾したくなる気持ちが出てくるのは、身に覚えがある。どんどん暴走していく長岡の姿が滑稽だと思う場面もあれば、自分にも同じようなところがあるかも、とヒヤヒヤすることにもなる。また性加害の告発を受けた年上男性のことを言い募る長岡友梨奈の、年下恋人の男性視点の章では、あれ、でも知り合った頃の彼は大学生で長岡はその時講師だったわけだけどそれはいいんだっけ、みたいに思えてくる構図も差し込まれたりして、気が抜けなかった。
  • Usui
    @lighbury
    2025年12月31日
  • 栞
    @yugataquintet
    2025年12月31日
  • hon///
    @no_1025
    2025年12月31日
  • kazuki24
    kazuki24
    @kzuki5842
    2025年12月31日
    現代社会の男女関係問題がどのように起きるのか。怒りを共有することによって、生まれる力の恐ろしさを体現していた話
  • @hanaharada
    2025年12月31日
  • seafine
    seafine
    @seafine03
    2025年12月31日
  • ごん
    ごん
    @gon-5287
    2025年12月31日
  • もとやん
    もとやん
    @motoyan91
    2025年12月31日
    真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室〜 2025年ベストブック
  • ちっひー
    @chihirotk
    2025年12月31日
  • りな
    りな
    @yuiquartz
    2025年12月31日
    2025年読み納めに相応しい作品だった。 群像劇って自分は好きなんだと実感し、 人物と出来事の絶妙な接点のバランスの面白さがたまらない。 今年読んだ作品の中で1番高カロリー作品かも? この作品、未来に残ってほしいと願わずにいられなかった。 文庫化したら、上下巻になりそうだなぁとか解説は誰がどんな風に書くのかしら?って考えがとまらない!
  • ゆえ丸
    ゆえ丸
    @yue_052
    2025年12月30日
  • つぐみ
    @TUGUMI
    2025年12月30日
  • オイラくん
    @oira-kun
    2025年12月30日
    年代と性別の違う様々な人間の視点による、性の搾取をテーマに分かり合えなさを描いている 話を牽引していく長岡友梨奈の苛烈さよ それにしても30〜40代の作家さんが描く社会をテーマにした最近の作品は寂しいおじさんに手厳しい
  • 自分
    自分
    @mochi0425
    2025年12月30日
  • うどん鶏
    @udon1234
    2025年12月30日
    きっと二度と手に取らない
  • osb
    @osoba_mitten
    2025年12月30日
  • 🌙
    @tuki
    2025年12月30日
  • ハル
    @harubooks
    2025年12月30日
    金原ひとみさんの性的表現が苦手で(これが刺さるひともいると思う) 普段、なかなか手が伸びないのだが 芥川龍之介の「藪の中」形式で書かれてる聞き ついつい読む。 搾取された側も 搾取した側も 無自覚であること というのはしばしばあり 社会と時代によって可視化されたり断罪されたりするが、本当に、それは果たして罪なのだろうかと考えさせられる。 真実はすべて藪の中。
  • obama
    obama
    @obamabooks
    2025年12月30日
    読了までにえらい時間を要したのは、後半の描写にひょえひょえっと怯えていたから。それでも2025年のうちに読めてよかったし、読むべき一冊だったのは間違いない。 あーー、長岡さんを通して色んな顔や旧Twitterアカウントを思い浮かべたし、共感なんか誰ひとりにもしないけど、それでも、だからこそ、ひとと関わってるわって金原作品を読むと思う。そしてリコの章で終わることに意外性を感じたけど、おかげで年の瀬に読了しても許された気がしている。 とにもかくにも、来年もいっぱい金原作品を読みます
  • ぎねしす
    ぎねしす
    @24bryk
    2025年12月30日
  • ちゃんとしんどい(よかった)
  • なゆあっく
    なゆあっく
    @GGS-2000
    2025年12月29日
  • 月と星
    月と星
    @moon_star
    2025年12月28日
    ふーーー。 読了まで長くかかったのは、きついシーンが多かったから。 終わりの2人の章はするする読んだ。 えっ!と思ったけれど、そうか、と納得もした。 ネタバレなしで、読後の誰かと話してみたい。
  • Soy
    Soy
    @soyneko
    2025年12月27日
  • 綾鷹
    @ayataka
    2025年12月27日
    ・スポーツ経験者だし、と言いそうになったのを止めて、言葉を切った。自分は敢えて無自覚を装っている。向田さんがどう感じているかなんて分からない。ある日突然無断矢勤をして、退職代行を使って一度も顔を見せずに辞めた広報部の女性、適応障害で休職したと聞いてから一向に復帰の報告を聞かない同期、そうでなくとも一緒に健やかに働いていると思っている同僚たちの中にも、ハラスメントで死を意識するほど苦しんでいる人がいるのかもしれない。でもそんなことを考えていたら仕事にならないし、もちろん相談されれば相談先のアドバイスをしたり、信頼できる上長に報告したりなんかはするけど、結局仕事を辞めたり死を考えているような人を自分が救えるはずもないし、やれることをやるしかないじゃないか。友梨奈は、自分は誰でも救えると思っているからこんなことを言うんだ。だから苦しむんだ。そんなこと、できるはずがないのに。 ・友梨奈は正しさで追い詰めたんだよ。友梨奈の言うことは正しすぎる。だから伽耶は潰れた。 友梨奈といたら、伽耶は正しいことができなかった自分を責める。正しいことができなかった自分は軽蔑されてると感じる。安寧は得られない。正しさなんてどうでもいいと思ってる俺といる方が、伽耶は楽なんだよ。だから友梨奈がここに来て恩着せがましく料理大量に作ったり掃除したりしても顔も出さない。友梨奈の顔を見たら、正しいことをしろって胸ぐら掴まれてる気分になるからだよ ・もちろん正確なっていうのは便宜的なものでしかないのは分かってる。それぞれに正確な理解がある。自分の正解を押し付けるつもりはない。でも彼女は今戦わなかったら、きっといつか後悔する。悔いて悔いて、自分の中を貫く裂に苦しみながら生きてくことになる。今の伽耶みたいに。そのことも、ちゃんと話して説得しようと思ってる。私のやるべきことは、それで間違ってないよね?と俺に聞いた。何も間違ってないと思うよ。でも、その事件に関わった人たちが、今何を求めてるのか、ちゃんと配慮して汲み取った方がいいだろうとは思う。人によっては、いつかではなくて今の方が大事で、今を捨てることはいつかを捨てることと同じかもしれない。告発しなかった人が愚かなんてことはもちろんなくてい告発した人だけが正解というわけでもなくて、こういうことに関しては答えとか正解なんてものはないと思うから ・自分が謝っても、世界は何も変わらない。自分たちはハラスメントに関与していない、全くもってそんなことをしたいと思ったこともなければ、加担したこともない。でも、それでも、目の前でこうして彼女が傷ついたり、向田さんがセクハラの刃を向けられたりするシーンを目の当たりにしたりするのだ。思い返せば、自分は幾度か経験している。これはセクハラなのではないかと思うシーンを。その時自分は黙っていた。同僚に、こんなことがあったんですよとネガキャンをすることや、目安箱に送することはあっても、直接咎めたことは一度もなかった。そうして、私たちは泣き続ける。そう呟かれたような気がして、俺は彼女が告発などをして不特定多数の人から中傷されることは恐れるくせに、彼女がそうして泣くことは怖くないのだろうかと自らを顧みる。自分自身が分からなくなって、立っている地面がぐらつくような、三半規管的危機感が襲ってくる。自分が何をしたらいいのか分からない。どうしたら友梨奈の安寧を、どうしたら伽耶ちゃんの安寧を確保できるのか、自分には全く分からない。怖かった。でも被害者たちのそれに、自分のそれは全く及ばないのだろうと思った。 ・でも、定期的に外に出て人と関わっていると、気楽さからは遠ざかって、少しずつ世間と自分は溶げ合ってしまう。できることなら、旅先で会う地元の人や、観光客同士みたいに、互いにその場限りの関係だけで人生を構成したい。だからこそ、私はインターネットの世界に没入しているのかもしれない。インスタ Twitter YouTube VTube TikTokスペース、んなソーシャルメディアを股に掛けて生きてるけど、どの世界もこの現実世界より居心地が良い。SNSは、苦手な人たちを目にせずに済むのがいい。好きな人、気になるものだけをフォローして、嫌いな人やものはミュートや興味ありませんをすれば、自分を乱すものは現れなくなる。痰を吐くおじさん、歩きタバコの臭い、スマホに向かって怒鳴り声をあげている人、扇情的な水着姿の女性を使った広告、胡散臭い成功する本の広告、痩せたい人毛をなくしたい人、賄賂不正取引不倫ゴシップゴシップ。こんな怒りと喧騒と金と性で彩色された世界に生きたい人が、本当にいるんだろうか。 外に出るとそう思う。それとも多くの人は、生まれちゃったし死ぬのもちょっとあれだからってことで、惰性で生きてるだけなんだろうか。 ・ハラスメント被害者の講演会は、途中で苦しくなって見るのを止めた。落ち着いてから見ようと思っていたけど、気がついたらアーカイブも期限を過ぎてしまっていた。私の弱さはこういうところなんだろうか。でも誰だって人の苦しかった話、誰かを強烈に恨んだ、憎んだ話なんて聞きたくないんじゃないだろうか。知るべき、考えるべき、学ぶべき、こうするべき、こうしない べき、お母さんはいつもそういうことを言っていて、その「べき」の重さに、私はずっと不感を持ってきた。人が生きる上で、「べき」なんて一つもないはずだ。そんなのは、彼らの個人的な、あるいは組織的な美意識でしかない。私は全ての「べき」から自由でありたい。もし「ベき」を設けるのであればそれは自分にとってのみの「べき」、自分以外の人には一切当てはめない「べき」にしたい。お母さんは「べき」があまりに重すぎ、強すぎることを知らないし、「ベき」を使わない人間は肩念のない風見鶏だとでも言いたげに批判する。私の念は、そういう言 念じゃないんだ。あなたには肩念に見えないような脆弱なそれこそが、私の念なんだ。それだけなのに、私の肩念が脆弱すぎるせいか伝わらない。 ・大学のフェンスの向こう側から桜が枝を伸ばし、花びらが降ってくる様子に思わず目を取られていると、実は僕、花粉症じゃないんですーと彼は何か思い出したような表情で嬉しそうに言った。花粉症でないことの尊さは、花粉症になったことのある人にしか分からないよと思いながら、そうなんだいいね、と私は微笑む。 ・彼女のことは、直接は知らなかった。でも、多分友達の友達で倍々に増えていたインスタアカウントで、いつの間にか相互になっていた子だった。でも、画面の中の子が今一人の男の性談のせいで死にかけているという事実がうまく理解できなかった。私はきっと半径数百メートルの中では、誰よりも性談を忌み嫌う人間だろうに、性欲により加害され、殺されかけている二年生の女の子という存在が、うまく認識できなかった。こういうところが、無性愛者が気味悪がられる所以なのかもしれない。性的指向は人間の一部分でありながら、核の部分でもあって、それが算らない人とは本質的な誤解が生じ続けてしまう。私が引きこもり始めたことに動し、特手に真由に聞き取りをして自殺未遂をした子の話を聞いたお母さんが戦うべきだと喚き立てる様子を見ながら、私はその誤解を解清する難しさを思い知った。今まで見たことがないほど興奮して、加害者を揄し罵倒し徹底的に存在を否定し呪詛の言葉を吐き続けるお母さんは、魔女のようだった。お母さんの嫌悪だけで、岡崎先生は本当に死ぬのではないかと思うほどだった。すごかった。 すごい、と思いながら私はお母さんの提案や勧めに、同意することも反論することもできま、お母さんはそのうち、そんな私を意志のない無思考な若者と見限ったようだった。 ・有性愛者とや無性愛者、世界の責任を取ろうとしているお母さんのような人と何にも責任を感じない自分のような人、真由のように実際どれくらい傷ついていたのかは計り知れないけど、性的被害に平気な顔をする人と自殺するほど思い詰める人、私はあの事をきっかけに人と人との違いを考えざるを得なくなった。その違いは考えれば考えるほど悍ましく、今自分が立っている地面を揺るがし兼ねないもので、地面が揺るがされるかもしれないことに怯えているうち私は身支度をすることができなくなった。そして必然的に、外に出ることができなくなった。無性愛者が、社会不適合者になった瞬間だった。 ・「そうそう。俺結構昔っから、小さい頃からこの世に生きる意味あんのかなって思ってて。捻くれとか逆張りとかじゃなくて、真っ直ぐに、純粋に考えて、この世に生きる意味あんの?って本気で思ってる」 越山くんが爽やかな微笑みを崩さず言うから、思わず笑ってしまう。すみません、お水もらえますか?爽やかな笑みを店員さんに使い回して頼んだ彼は、特に社会不適合者には見えない。 丁寧で、爽やかで、グレたりもしてなさそうだ。 「本当に?」 「うん。人生マジで楽しいことたくさんあるけど、その他諸々の嫌なこと、全部我慢してまで生きる意味あんのかなって。世界中の生きてる人たち皆に生きてる意味聞いて回っても、俺は多分どの答えにも納得いかないんじゃないかって思う。だから自分で意識して、目的とか意味とか考えないようにして、ほんやり生きてる。俺痛いのまじ無理だから、自分から死のうとかは考えないし、死なないとみたいな衝動もないし、絶望してるわけじゃないけど別に希望もなくて、これ意味あんのかなって、別になくね?って思ってる。毎日ちょっとずつ苦しくて、毎日ちょっとずつ楽しい。比率はいつも大体7:3、たまに6:4。だからいつか、きっかけっていうか、いい機会があったら、死ぬんだろうなって思う。死にたいガチ勢じゃなくて、きっかけがあれば死ぬかなガチ勢」 ・何で俺はこんなに未来が現実的に見通せてしまうんだろう。何で何が起こるか分からない人生! みたいな輝きが、自分にはないんだろう。側から見ればそれなりに輝いてる高校生のはずなのに、青春青春してるだろうに、その内側ではこんなに冷めてるんだろう。 ・俺には何かがあるとは思わない。母親への感謝、彼女へのかわいいな好きだなって気持ちと健全な性欲、友達にはまあまあ情もあるし、人並みの正義感もないわけじゃないし、社会とか政治への憤りだってなくもない。でもじゃあ何かあるのって言われたら特に何もないんじゃない? って感じ。まあ、あるのって聞かれたらあるよとも言えるしないよとも言えるみたいなものくらいしかないって感じだ。でもそれをあるよって言うのはちょっと抵抗がある。あってもなくてもそんなに変わらないようなものを、あるよなんてきっぱり言い切れる?って思うとまあ別に大した「ある」ではないわけだから、「ある」よりは「ない」にしておこうかなって感じ。 ・抽象の重要さと、具体に寄ることの危険性を、彼らは語り合っていた。抽象化することによって初めて人は自分自身や世界を認識することができ、具体に寄り過ぎると盲目的になってしまうという話で、最近の若い作家が具体に寄り過ぎる傾向があることに懸念を濁らす甲子哲夫に、お父さんはいくつかの若い作家のサンプルを出し、深く頷いていた。それで彼らは、俺からはあんまりその良さが分からないような古き良きなのかなんなのか、古い作家の作品を何作か挙げた。 実際その時代にそういう作品が求められてたって事実はあったんだろうし、そういう作品がウケてもいたんだろう。でもそれを安易に今の時代に当てはめるのはおかしくないか。それはなんかその文脈の中で、その界隈で、その時代を共有した人たちの内輪での「刺さるね!」だったわけで、今の時代にそれをそのまま持ってきてやっぱこれがいいよねみたいなことを言われてもそれは「別に刺さらないね!」なわけで、何でそれを現代の人にも分かりやすくするためのプレゼンとか漫画化とか要約とかもせずそのまんまこっちに押し付けようとしてくるのかがちで意味が分からない。 ・例えば編集者が自宅に原稿を取りにやって来た時、窓から一枚ずつひらひらと投げ捨て拾わせたモラハラ作家がいたなんて昭和の時代にはザラにあった話だが、じゃあその作家の書いた小説の価値はそのエピソードひとつで下がるのか。人のモラルや振る舞いなんて、文化や時代の流れの中で変化していくもの。首狩族が首を狩っていたのにだって豊作や来愛、神をを知るため、など様々な意図があったし、豊作や天候のために生費を捧げる風習は世界中のあらゆる土地で自然発生的に行われていた。自分だってその時代のその風習の中に生きていれば、首を持ったり、生を捧げたり、自分が生贄になったりしただろう。そこまで極端な話でなくとも、例えば今も残る一夫多妻制などにはその土地ならではの宗教的、経済的理由がある。 自分たちが生きる時代のモラル、常識、自分が生きる国の法律などに則って全く別の文化や背景を持つ民族や人種を断罪するのは、あまりにもナンセンス。大きなパラダイムシフトが短期間に押し寄せる現代を生きているからといって、前時代を全否定してアップデートすることだけを目指していれば高みに到達できると思っている人々はあまりにも視野が狭く、そんな言説が力を持ては、ややもすれば人間という存在がこれまでとは全く違う存在、狭く弱く愚かな存在に成り果ててしまう危険性すらある。 半蔵佳子の主張は、まとめればこんな感じで、Twitterで見ている時よりもまともなことを言っている印象だった。記事中のあらゆる文章がTwitterで拡散され、彼女は主に中年以上の層から賛同を得た。でも俺からすると、狭く弱く愚かってそれこそあなたたちの価値観ですよね、俺たちはそっちからすれば狭く弱く愚かだろうけど、別に仲良くやってます、そんな古い価値観押し付けないでください老害です。で感想はおしまいだ。老人たちが手を取り合って若い人たちをバッシングして一体何になるんだとうんざりする。どうしてもうそろそろ死ぬっていうのに最後くらい大人しくしていることができないんだろう。そんなのはこれから生きていく人に任せるべきことだ。橋山美津さんの断罪は、これから先の未来への期待、このままではいけないという焦りから生じているんだろう。もちろん死んでいく人の意見はいらない黙って死ねとは思わない。でもこういう、世界のルールが変わっていってるよね、っていう前提の話に、首を突っ込んでかき乱すのはやめてもらいたい。あなたが大切に思っているものと、あなたがどうでもいいと思ってるものは、俺らにとってのそれと全然違うんだ。そんな価値観でこっちは生きていないんだ。 その前提を分かってる人は、性別も年齢も問わず口出しなんてしてこない。どうして俺らは、何の前提も共有しようとしない、自分たちの古い価値観古い常識古い前提古い言説に依存してそこに疑いすら抱かないような図太く鈍感な奴らに好き放題言われなきゃいけないんだ。 ・性自認が曖昧っぽいカズマは、こういう時男か女かとか、何高とか、どうやって知り合ったのかとか、どんな人なのかとか聞かないから気が楽だ。こういう時、男?女?女なの?かわいい?背何センチくらい?可愛い系キレイ系?誰に似てる?とウザい男友達もいるし、そういう奴らといても別に平気だけど、カズマとかユウゴとかのこういう普通のやりとりができる友達といる時の方が正直気が楽だ。中学の頃から彼女が途切れなかったこととか、リコと付き合い始めて二年近くなることを自慢するつもりは毛頭ないけど、そこに余裕があることで女の子に飢えてる同級生たちと一線を画したところにいられるのは良かったなと密かに思っている。 ・「お母さんて、どんな人?」 「うーん、理詰めの人。それで自分自身が理にがんじがらめになって、どうしようもなくなってる人。私も人のこと言えないけど、なんであんな面倒臭い人生を送ってるんだろうって思う。私は無性愛者だから、そもそも有性愛者の人たち皆ちょっと面倒くさそうって思ってる節もあるんだけどね」 「それは、無性有性関係ないんじゃない?性がないから単純でいられるってことでもないでしよ?」 「まあ、確かに。でもなんか、猫って毛玉吐くの大変そうだなーとか思う感じ。本人にとっては普通のことなんだろうけど、私はそもそも毛繕い文化共有してないから、なんでそんなことするんだろ、絶対もっと合理的なやり方あるよね?って思っちゃうんだけどみたいな。まあ越山くんのいう通り、逆にそっちから見たら何でそんな生き方すんのめんどくさそー、って思われるんだろうけどね」 ・聞きながら、俺は父親が自分に与えてきた「反体制的であれ、反骨精神を持て、『何か』のある人間になれ」という、本や情報の与え方、何を嘲笑い何を肯定するかの線引き、俺の話に対する苛立ちや喜びみたいな僅かな態度から感じ取ってきたプレッシャーを思い出していた。もしかしたら、伽耶さんと俺は似たような家庭環境とまでは言わなくても、似たような抑圧を親から受けてきたのかもしれない。 ・木戸さんは編集長になった頃かな、なってしばらくした頃かな、突然枯れたんだよ。承認欲求が完全に潰えて、枯葉になった。あちこち穴の空いた、踏めば粉々になる茶色い枯葉。この業界、じゃなくてもよくある話なのかもしれないけど、少なくともこの業界ではよくある話で、意欲的に現場仕事をしていた編集者が、四十を過ぎた頃から唐突に現場への意欲を喪失して、流れ作業的に無難に仕事をこなすようになっていく現象。多分あれは、個人が仕事を通じて世界を変えることを諦める瞬間なんじゃないかな。ここまでやってきて何も変わらなかったし、評価もさほどされないし、以前のような体力もないし、自分のこれからの人生も何となく先が見えちゃって。 アクセル全開でガチガチに仕事する、から、省エネで余生を生きていく、にスイッチが切り替わる瞬間 ・私や越山くんにできるのは、せいぜいあの動画を拡散して、加害者男性を追い詰めることくらいだろう。でも、追い詰めてなんになるの?とも思う。それで加害者男性が自殺したら?やったーバンザイ?別にレイプ犯が自殺しようと私に良心の町責はないし、死ねないなら死ぬほど苦しめとは思うけど、もしかしたら加害者男性の妻とか子供もことによっては自殺するかもしれない。それで加害者を死に追いやったら、次はまた別の加害者を追い詰める?個人的にはレイプ犯はレイプした瞬間爆発でいいけど、でもそうして皆でリンチして殺してやったー!とは思えない。この間、女子供を虐待する差別主義者の男が、ヒーロー的な人に殺される勧善懲悪ストーリーの超大作映画を観たけど、観てる時スカッとして、観終えた後スカッとしていた自分にげんなりした。どんなに精巧に作られた勧善懲悪だとしても、令和を生きる私は、殺人がエンターティメントになることに耐えられないのだ。悪人が殺されてスカッとするなんて野蛮だ。何人もの教え子に強制わいせつ、強制性交をしていたあの教授だって、自殺したと聞いたらスカッとした後、やっぱりげんなりするだろう。死んで終わりって、あなたの人生すごろくですか?被害者にとっての人生は、すごろくじゃないんです。上がりとかいう概念もないんです。そう思うはずだ。 ・でも越山くんの置かれた環境を考えると、越山くんにとってこれは重要な問題なのだろうとも思う。加害者が捕まればいいのか、どこまで懲らしめればいいのか、死ねばいいのか、社会的に死ねば、精神が死ねば、肉体が死ねばいいのか、それとも改心すればいいのか、自分の罪を認め償えばいいのか、でも償いって何なんだろう。懲役刑?示談金?家族やお金を失うこと? ・でもだからって、そこに異議を唱えて何になるんだろう。結局、私は絶望前提で生きてるから、だから何って感じなのかもしれない。結局、世界が変わる、人が変わると宿じていなければ、人は強い思想を持つことなんかできない。私はそう思うし、自分の周りにも何かが変わると肩じて何かに突き進んでいる人なんていないような気がする。そんな、何かを変えたことのある人、変える必然の中で生きてきた人、変わると言じられる人たちと、私は違う。結局、人は希望がなければ何もできないってことなんだろう。希望がなければそこに自分の時間や経験や労力、何一つ削ぎ落とすことはできないのだ。いつもいつも、面白い思いをするためにTkTokを開く。面白くなければ二秒でスワイプ。二秒に自分の求めているものがなければ、次にいく。YouTubeでいえば、サムネとタイトルに「面白さ」の希望がなければまず観ない。基本面白いものしか求めないTikTokとYouTube に対してすら、ここまでギブアンドテイクを求めてしまう現代人が、なんの見返りもない事柄に関して考え続けたり討論し続けたり戦い続けたりなんて不可能だ。それは偏にタイムパフォーマンスの問題で、二年を引きこもりに充てた私ですらこんな風にタイパについて考えてしまうんだから、まじでこの「で、それすると何が得なの?」は現代の病だと思う。確かにこんな狭量な考え方じゃダメだとも思う。でもそれを強要してるのはこの世界の方じゃないかとも思う。少なくとも、私のせいじゃない。 ・何だよそれと越山くんは笑ったけど、カズマがうっすらと浮かべた笑みには心配が混じっているように見えた。二人がどんな関係性なのか分からないけど、きっと友達とかクラスメイトとかの枠内ではなくて、ちゃんと個人と個人として向き合ってるんだろうと思った。自分が尊敬する人、好きな人、ずっと活躍を見てきた人が亡くなって悲しい、辛い、どうして、という気持ちも、そりゃ人には色々あるよ自分たちには計り知れないものがあったんだろうよ、邪推するのはやめようぜという気持ちも分かる。両方とも、好きだからこそ、そうなるんだろう。好きというスタート地点は一緒なのに、思いが共有できないこともある、という悲しい人間の性を、私はいま目の当たりにしているのだ。 ・一哉はセクハラパワハラの残存する社会を許容して、こういうものは時代と共に駆逐されていくからって、駆逐されるまでに生じるであろう被害を容認してる。私は一哉みたいな緩やかな容認派の人こそが被害を拡大させてると思ってる。そこで声を上げないことで生じる被害を週小評価してると思う ・それを同じ気持ちって言っていいんですかね。双子だって、精子と卵子が同じでも金持ちと貧人とに育てられたら、全然違う人生を歩みますよね。そんなの、種と始まりが同じでも、だからなにって感じじゃないですか。多様性の時代とか言いますけど、色々見えるようになった今、結局越えられない壁が高くそびえたってるのが分かって、これは乗り越えられないねって、皆が諦めるフェーズに入ったんじゃないかなって、俺は思います ・どうして世の中にはこうも、性加害が溢れているのだろう。世の中はあまりに浅はかで欲望に忠実なおじさんが多すぎる。本当に心から、うんざりする。自分はこんなにも無害な人間なのに、どうしてこんな自分とは無関係の加害や被害について考えながら生きていかなければならないのだろう。友梨奈の言うことも分かる。この世界の一員として生きる以上、自分は無関係、では済まされないし、自分は無関係と思う人々が事態を容認することで、加害を助長し続けてきたのだと。でも俺はこの社会を作ったことなんかない。俺は何一つ、こんな世界を作ってなんかない。こんな社会を作ったのは、上の世代、その上の世代、その上の上の世代だ。俺じゃない。そんな憤りもある。俺は生まれてこの方、誰かに迷惑をかけたことは一度もない。こんなに慎ましく生きてきたんだ。 ・その時代の変化は、あなたの中に痛みとともに刻まれているの?写真週刊誌とはいえ名の知れた出版社に勤める中年男性記者が、時代が変わる必然性を感じたことが、一度でもあるの? ハラスメント研修めんどくせーくらいのことしか感じたことないんじゃないの?なんとなく空気の変化を感じ取ってる風に見せて、話を合わせてるだけなんじゃないの?私は最近、サラリーマンっぽい男の人を見ると怒りが込み上げてくる。あなたたちはどんな抑圧にも性被害にも遭わず、道う可能性も考えず、満員電車や公衆トイレ、夜道に恐怖を抱いたこともないだろう、と。
  • 綾鷹
    @ayataka
    2025年12月25日
    ・しかし結局のところ、文学性というのは己に通底するテーマを深掘りし続けるそのスタンスに表れるのではないだろうか。自分の企画する特集の凡庸さ、有名どころの文芸誌の創刊時からのパックナンバーを漁り様々な特集テーマをストックし、その焼き直しや改変でお茶を濁し続けてばかりの自分の浅はかで空っぽな手法に疑問を持った時、そう思い至った。逆に、自分の好きな作家たちの多くは、手を替え品を替え様々な小説を書いていると思わせながら、実際には生涯をかけて同じテーマを書き続けている。そう気づいたとも言える。彼らは対社会、対体制、対外部的な小説を書いていると思わせつつ、実際にはずっと個人的な問題と向き合い続けているのだ。個人的な問題とは、フェティシズムや変態性欲、コンプレックス、偏執、タブーや死への衝動など理性や理論では語り得ないものであることが常で、だからこそ彼らはそれらと生涯をかけて向き合い続けられたのかもしれない。 ・でも軽い鬱痛くらいが、この世を生きる最もバランスの良い状態なのかもしれないとも思う。 家族も友達も趣味もない。何ものにも執着しない、執着されない、愛さない、愛されない。金を線き各所に配付し経済を回し、とこも汚さず誰の邪魔にもならず、食って排泄して寝る。ジャンダルに暮らす動物たちのようにシンプルだ。 ・しかし私の中には、善悪の判断をし、悪を徹底的に潰さなければならない、間違っているものを排除し世を正さなければならないという、それはもう悪のような正義感が渦巻いているのだ。つまり私の言う多様性とは、私が認められる多様の中でのみ機能する多様性のことであり、そこから外れる女性を殺した者であったり女性を搾取する者であったり子供を殺したり搾取する者であったりはどんなに残酷な刑にかけられ殺されても構わないむしろそうしてもらわないと気が済まないという反社会的な怒りがあるのだ。もちろんそこまで極端な例に限らないが、一度激昂すると相手の死さえ厭わない悪のような正義感に一哉は引いているのだろうし、主義的には死刑反対と言いながら、個人的な怒りには打ち勝てない自分自身のダブスタ具合に、私も引いている。 ・自分がこんな四十代になるとは思っていなかった。こんな不安なまま、こんな歳になるとは思っていなかった。今四十三になって、二十三、いや十三の自分にだって同じことを言える。お前はあと二十年生きても三十年生きても今のお前と大して変わらないぞ。二十年、三十年、自分がいいものを書いているのか確信が持てないまま縋るように小説を書き続け、二十年、三十年、恋愛で幸せになったり不幸になったりするが決して不安は消えない。もちろん生きてて良かったと思うこともある。あの時死ななくて良かったと思うこともある。でもお前の人生はどこを切っても金太郎飴のようなものだ。金太郎の顔がぐにゃっとしていたり、精悍だったり、潰れていたりしても、内容を構成する要素は同じだ。いつか変わるのだろうか。いつか、例えば老いが無視できないところにまで忍び寄り、そこにいつしか引き込まれていく途中、あるいは孫ができて自分の子供ができた時とは違った心持ちで赤子を抱いた時、親が亡くなった時、自分自身が病魔に侵された時などに、私の中にこれまでの金太郎飴にはなかった重要な要素が入り込むことはあり得るのだろうか。人生には様々なフェーズがあると聞く。いつまでも自分が今の自分のままなはずはない。でも、自分がこの三十年以上にわたってあまりにも変わらないことに、私は驚愕し続け、ようやく絶望しかけているのだ。 ・同じことを感じている女性は、今すごく多いと思います。 自分の中ではこういうもの、と納得して適宜引き出しにしまっていた記憶が、昨今の告発の数々の中で突如暴れ出して、引き出しから飛び出して自分を襲う。そしてそこに入れてしまった自分自身への不信感、かつての無自覚な時代への憎悪、相手側にはそんな葛藤は一切なく、いい思い出フォルダにまとめられているんだろうという耐えがたい予測、この古傷が耐え難いほど痛み出す現象については、それなりに年齢を重ねた女性たちとの間で最近よく話題になります ・「分かります。最近のあらゆる告発文は、私たちの中に眠っていた過去の罪を照らし出してくれますよね。打ち上げ花火が上がって、同じ痛みを持っている人たちが照らされた自分の古傷を見出す。あれは断罪されるべき罪なんだと気づかされていく。それは社会が急に変化していく中で必然的な流れだし、それぞれ個人が変化し続けているからこその気づきでもあります。当時は大して気にしていなかったことが、どんどん大きな罪になっていく。時代の変化によって、そしてその変化に呼応した自分自身の変化によって。つまり、私たちはとても流動的で、まるでアメーバのような存在に身を任せながら、自分達自身もまたアメーバのように手からこぼれ落ちてしまうような存在だということです。そんな不確かな存在として不確かな世界に生き続ける苦しみって、今この変化に気づいている人たちだけが抱えているもので、気づいている人と気づいていない人の間に鮮やかなグラデーションができていることに最近気づいたんです」 ・禿げかけて顎下にたっぷり脂肪をつけたおっさんが、三歳児のようなわがままっぷりを披露する。レイプしておいて、話さない。根こそぎ尊厳を奪っておいて、敵意を恐れる。ほら見ろ過去と今が瞬時に、直接的にドッキングした。生涯に亘って許せないことというのは、昨日のことなのだ。いや、今も継続しているのだ。私はこの十年近く、毎時毎分毎秒ずっとレイプされ続けている。尊厳を奪われ続け、犯され続け、自我を殺され続けている。だから私は、いい加減にその被虐から逃れなければならない。戦い、勝たなければならない。これは尊厳を取り戻すための戦いなのだ。グラスを持ってリビングを出ていこうとする克己に「話し合いに応じないなら弁護士に相談します」と声を掛けるが、目すら合わさず彼はドアを閉じた。 ・正直、自分は個人主義の立場をとっていて、基本的には全てのお金を折半したいし、自分が興味ないことやりたくないこと、例えばバーベキューだったり遊園地だったりナイトプールだったりにお金を払いたくはない。行くことになればお金は出すが、本当は全く割りきれない思いでいる。正直にこの愚痴を言ったら、担当作家の長岡さんに「五松さんが付き合えば付き合うほど不幸な女性が増えるだけだから、恋愛やめたほうがいいと思いますよ。まあ五松さんには女を不幸にさせる程の魅力もないから大丈夫かもですけど」と笑われた。あまりにサラッと軽い口調で言われ、周囲がドッとウケていたから苦笑いで流したけど、時間が経てば経つほど思い出した時の怒りが増していく。男だったら分かってくれるだろうと、担当作家の七樹さんに同じことを言ったら、「五松くんは誰かにお金や愛情を分け与えられるほど満たされてないんだろうね。まあ、どれだけ満たされてても与える器がない奴もいるけどね」と同情された。確かにそうなのかもしれなかった。自分は昔から、自分のものは自分のもの。で、お菓子もおもちゃも分け与えることができなかった。僕の!僕の1というのが口癖だったと、親に今も笑われる。お母さんお父さん、僕はいまだに僕のお金を女性に使うことにモヤモヤしてしまいます。それでもこすい奴と思われるのは嫌だから、いつもお金を払っています。課金もしています。でもどこかで「払ってやってる」という意識が働いてしまい、彼女達が自分に優しさや体で接待するのが当然だという思いを捨てきれません。自分が現代に於けるマッチョ的害悪であるという自覚はしています。でも自覚以上の境地にはまだ立てていません。 ・でも、自分の中にはそんな暴力的な血は流れていない、とも言い切れないことを、最近よく痛感する。もちろん今だって口説き倒してセックスをしようとも思わないし、風俗も好んで行きはしない。歳のせいもあるかもしれないが、もはやセックスに持ち込むためのエネルギーをケチるような男だ。それでも自分は女性をルッキズム全開でランクづけし、金を払えば払っただけの見返りが欲しくなり、後腐れなくセックスできるならばより多くの見た目のいい女性たちいい体をした女性たちとセックスしたいと望む、下世話で暴力的な存在だ。自分のことをそんなふうに捉えるようになったのはきっと、女性を射精のための道具としか思っていないあの作家のような老害に対する嫌悪と、今の彼女が初めての彼女です、と歓迎会で自信満々に言って部署の女性たちの好感度をかっさらっていったという、新卒で文芸編集部に配属された二年目の梨山くんみたいな若者に対する不可解さの、両方があってこそのことなのだろうと最近気づいた。 ・皮肉屋で、気に入らないやつを目一杯一刀両断するから、頭がキレてウィットに富んでいると評価されていた時期もあったようだが、四十代半ばに差し掛かった今はただの愚痴おばさんだ。近所のスーパーが値上げをしたことや、旦那の家事のやり方への不満までダダ漏れにしてきてちょっと引く。木戸さんによると、昔はああいう女性編集者が多かったとのことだ。過去のノリを引きずっちゃってるんだろうねと不憫そうに言っていたが、それはあんたも同じなんじゃないかとも思う。こんなところにも、時代の変化は見え隠れするのだ。いや、この人の移り変わりこそがまさに、時代の移り変わりと言えるのかもしれない。 ・「私は本を通じていろいろな人と対話をしてきました。例えばカラマーゾフを読めば、ドミートリイ、イヴァン、アリョーシャ、スメルジャコフ、フョードル、そしてカチェリーナとも対話をします。もちろん著者自身とも、小説そのものとも対話をします。これは人間関係と同じようなものでありながら、現実の人間とのそれよりずっと濃密な関係でもあります。現実に顔を突き合わせる人たちと、人はどのように生きるべきか、罪とはなんなのか、貧困とどう向き合うべきか、なんて真面目に語り合うシーンはあまりありませんよね。だからこそ、考えざるを得ないシチュエーションと、多様な意見が取り入れられている小説には大きな存在意義があると私は思っています。もちろんそれとは全く違う意義も小説には含まれているのですが、意義の一つが、このように現実よりも深い思考や対話を持てることだと思っています。この、本を通じてあらゆるものと対話する、という関係は、言い換えてみればいわばリモートの一種ですよね」 ・人間は、本や映像という媒体がなかった頃から伝聞や歌で何かを継承する、受け取る、といういわばリモートのコミュニケーションを経てきました。今では本や映像、画像や絵画を通して、時代や国境、文化や宗教を超えて、遠くの顔を見たこともない誰かから、すでに死んでしまった誰かから、大切なものを受け取るということを日常的にしています。そう考えると、受け取る場所が書籍であろうが、データであろうが特に大きく変化する所以はないのではないか、と私は考えています。つまり、小説に関して言えば、そこでやりとりされているのはエスプリや心、思考、価値観です。それは目には見えないもの、感じることしかできないもので、そういったものが文学、書籍というものを通じて人に届くようになったけれども、今はデータでも届く。手で触れない、目には見えないものに少しずつ近づいていっている、つまり元来の形に戻りつつあるとも言えます。 ・数年前、自分の担当作家が、時折無邪気さを丸出しにする人と、一切無邪気さを見せない人に二分されていることに気づき、どうしてこんなに明らかに二分されているんだろうと考えた結果、ずっと専菜作家で一度も社会に出たことのない人に共通しているのがこの無邪気さだと気づいたのだ。長岡さんは若くしてデビュー、就職経験のない作家だ。数は少ないけれど、こうした社会に出たことのない人や、フリーターのような自由な働き方や、フリーの仕事をしていた人は、「社会人なら必ず削られてしまう場所」が百%の状態で残っていて、時々子供と向き合っているような違和感に駆られ、戸惑うことがある。「社会人なら必ず削られてしまう場所」が割れている作家の方が共感能力が高いし、社会に対して開けているため読みやすいという傾向もある。どちらがいいというわけではないものの、なんとなくこの削れていない作家に対しては嘲りと羨望が入り混じった苛立ちが湧き上がるのだ。 ・あんたが外部に削られず生き延びることができたのは、儲に作家としてやっていけてるからであって、そんな才能もなく世間に揉まれて苦しむ奴らへの想像力がないからそんなことを平然と口にできるんだ、と唐突な憤怒に駆られる。最初はお望みの部署にはいけません、泥臭い編集部でも大丈夫ですか?と週刊誌行きを示唆され、断腸の思いで「もちろんです」と答えた自分の味わった苦渋も、編集長のモラハラや取材対象からの罵倒、過酷なスケジュールに苦しみ続けた週刊誌時代の胃痛も、時代の変化によって泥臭い部署を経ず新卒で希望通り文芸の編集部に配属された梨山くんのような奴への滾るようなルサンチマンも、お前には分からないだろう。だからあんたはずっと地に足のつかない、リアリティのない小説ばっかり書いてて、だから売れないんだ。呪いの言葉を頭に思い浮かべながら「やめてくださいよ。僕はまだ編集者の中では若手の範囲ですよ。若い人はどう思うの?とか聞き取られる側ですからね」とヘラヘラ諂って見せる。俺には、こういう長いものに巻かれる自分に対する激しい怒りがある。 ・その時優美の手と脚が胴体に回され、俺は抱きしめられる。優美の手も足も熱く、包まれた心地に、重力とは正反対に胸が軽くなっていく。女性上司に勃起したり、胸に惹かれたり、でも勃たなかったり、抱きしめられて安堵したり、自分の体はどうしょうもないなと思う。俺だって望んで、クズやゴミ予備軍に生まれたわけじゃない。男をクズとかゴミとか言える女はいい身分だ。男が逆のことを言ったら死刑なのに、なんでこんなにひどいことをあんなに軽いトーンで言えるんだろう。憤りが体の中でどすどす荒ぶっていても、安塔はどこまでも体に入り込んで、主に胴を中心に脂肪をつけ始めた俺の体を支配して行った。 ・表現っていうのはどんな場でどんな形でどんな人からなされようと一方的なものだよ。人は自分というフィルターを死ぬまで外せないからね。もちろん Twiterとかの匿名投稿がその最底辺にあるっていうことは分かるし、その痛々しさに耐えられないって意見も分かるけどね。 ・普段あまり本を読まない自分でもさすがに気になって何度か手に取って数ページ読んでみたけど続かなかった。それでもここまで売れて話題になればやっぱりちょっと本腰を入れて読んでみようかなと思うから、自分はオピニオンリーダーから最も遠い人種、資本主義社会と世間に踊らされる大来の一員でしかないのだと自覚せざるを得ない。 だからこそ、友梨奈に惹かれたんだろう。自分の中に確固とした価値観を持ち合わせていない俺には、「それは正しい」「それは間違っている」「それは正しいけどもっとこうするべきだ」「それは救いようのない悪だ」と自信満々に全てにジャッジを下せる彼女が眩しかった。 「私が間違ってると思ったらちゃんと言ってほしい。一哉の言葉を受け取ったら、私はその都度きちんと考えるし、一哉の意思や価値観を取り入れて、私は人としてさらにバージョンアップしたいんだよ」 付き合い始めた頃、いつも私ばかりが提案して私ばかりが全てを決めて私ばかり話題を出して私ばかりが話を先導して私ばかりが結論を出してる、と不満を漏らしたのち友梨奈はそう言った。 情けないかもしれないけど、俺は友梨奈と話しているだけで幸せだし、友梨奈が間違ってると思ったことは一度もないし、一緒にいると幸せだから話す内容はなんでもいいんだと言ったら、彼女はショックを受けたような表情をしたけど、主張がないということが一哉の主張なんだねと前向きに理解したようなセリフで話を終わらせた。何故かは分からない。自分には許せないものがないのだ。苦手なものはある。でも許せないものは特にない。つまり自分にあるのは、信念ではなく、傾向でしかないんだろう。それでも、何が何でも友梨奈と一緒にいたいという仰に近いものが自分にはあるのだから、それで十分じゃないかとも思う。 ・それでも新しい時代の人たちがそんな前時代の負の遺産で傷つくことはあってはならないし、何よりも今の時代の正しさを執行するために、セクハラは取り締まらなければならない。私は変わりゆく時代に抗う必要は感じてないからね。でも最近、あの頃は間違ってた、自分も含めて皆がおかしくなっていた、って昔を振り返って悔恨の念を漏らす女性たちを見ながら、私はそうじゃないと感じてる。あの時は「あれが普通だった」んだよ。常識と言ってもいいかもしれないね。そして今は常識が変わっただけ。そして、今の常識だって、あと数十年すればきっと「間違ってた」と言われるようになる。でも間違ってたわけじゃない。時代によって常識が変化してるだけ。正しさを執行するためにと言ったけど、それは便宜的な言い方であって、本来はそこに正しいも間違いもない。ただただ時代にはそれぞれの正解がある。移り変わる正解の蔵の中で、今の環境における正解を正確に捉えることだけが、今を真っ当に生きる術だよ。現代にだって、あらゆる国や村で略奪婚、一夫多妻制もあれば、赤ん坊をシロアリの巣に入れて精霊として還す民族もいる。そこには先進国とは全く違う結婚制度やジェンダー観があって、何が幸せかなんて環境によって全く違う。自分たちと価値観を共有しない人たちを可哀想と切り捨てるのは邪悪だし、愚かな行為だよ。でも現代に於いてはインターネットがあって、先進国に生きる者たちは移民問題やグローバル化の潮流の中で他者との共存、多様性っていうテーマに直面してる。でもそこで、我々は全くもって画一的な価値観を持っていないという当たり前の問題にぶち当たる。例えば現代の先進国に於いて人々は犬猫を家族のように大切に思ったりするけれど、ゴキブリは容赦無く殺す。でも数十年後には、人間はゴキブリを家族のように大切に思って一緒に暮らしているかもしれないし、百年後には生き物の肉を食べるという行為もまた非人道的と捉えられてるかもしれない。そしてその時には言うんだろうね。「昔の人は野蛮で、人の心を持っていなかったんだろうね」って。 ・二人の生活がこんなにも二人の要素で完成されていて、強固な ものになっているという事実が、こんなにも胸を挟るのは何故だろう。さっき、別れを切り出された七年前のことを思い出してしまったせいかもしれないし、料理がとてもおいしかったせいかもしれない。あるいは、彼女が痩せたと感じたせいだろうか。いや、多分違う。俺は最近、五松さんやとりあえずンコチ、イエニスト茂吉好き、木戸さんと橋山美津といった面々の、恋愛を巡る男女の不幸な末路を目の当たりにし続け、自分でも知らず知らずのうちに心を痛めていたのかもしれない。そんなことを思いながら、柚子胡椒ものすごく合う、やっぱこれが最適解かも、と満面の笑みでチキンを口に運んで、そろそろ柚子胡椒買わなきゃねと瓶を覗き込んで言う彼女に、「柚子胡椒はストックがあるよ。まだあるよって言う俺を無視して、友梨奈が物産展で買ったやつ」と微笑んだ。あー! と無邪気な表情を見せる友梨奈がこれから、旦那さんが美意識的に耐えられないと感じる泥沼の離婚協議や離婚調停に挑むのだと思ったら、それが友梨奈のみならず自分のためにもなされる行為だと知りながら、止めたくなる。 ・「へーすごい。本当にあるんだねバーベキューやろうとか言う会社」 ね、と同意して眉を顰める。思えば、これまでも社内で誰々の家でバーベキューやるとか、誰々さん幹事でバーベキュー大会するとかで誘われたことが何度かあった。あんな準備と片付けが大変なものをなぜやろうと思えるのか、神経を疑う。焼いた肉を食べたいなら焼肉屋やサムギョプサルを出す韓国料理屋、シュラスコなど選択肢はたくさんあって、都内には無数の美味しい店がひしめいているのに、どうして自ら大して美味しくもない肉を焼いたり、気を使いながらどうぞと取り分けたりなどの茶番を繰り広げなければならないんだろう。反射的にそう思う俺は、人生の中で一度もバーベキューをしたことがない。 ・私、あるいはこの場にいる誰かが何らかの病気により子供を作れない体質であるという可能性を全く考えないんですか?誰かが子供が死ぬほど嫌いで永遠に子供を持ちたくないと考えている可能性、あるいはこの場に性的マイノリティの人がいる可能性も考えないんですか?あなたの発言は、全ての人は子供を持つべき、子供は全ての人に求められ愛されるもの、という社会的刷り込みに則っていて、二重にも三重にも愚かで失礼です。課長とはいえ人の上に立つような人がそんなアドバイスを装って想像力の久如した先輩風を吹かせることは、ここにいる全ての人たちにとって害悪でしかないですよ ・いつの時代も、正しさや現代らしさは、病的なものと捉えられるのかもしれない。SDGs、環境保護、動物愛護、LGBTQ+、あらゆる運動の最先端にいる人たちが病的に見えるという意見も分からなくはない。それでも、気づいてしまった人、見えている人は、もう前に進むしかないのだろう。 ・彼女がそうして周囲の人を凍りつかせた場面を、俺は他に何度も目撃してきた。「女なら一度は出産するべき」「あなたたちは顔が綺麗だからたくさん子供を作ったほうがいい」「ゲイには敷居を跨がせない」などなどの発言をした人に対する人格批判だ。彼女の言っていることはまともで、誰よりもまともで、誰も反論の余地はないだろう。でもその無自覚な相手を徹底的に論破しゴミクズに鋭く唾を吐き捨てるかの如き冷酷さは、見る者を不安にさせる。彼女は差別主義者、セクハラパワハラをする人、固定観念に捕われている人々を許さない。俺であっても伽耶ちゃんであっても誰であっても、そのような発言をしたら徹底的に、生まれてきたことを後悔させるほど強烈に叩きのめすだろう。もう脳震盪を起こして伸び切ったゴム人形みたいになった相手をいつまでも左右から殴り続けているかのような、そんなボコボコ感が、俺には耐えられないのだ。 もういいんだ殴らなくていいんだと、彼女を抱きしめたくなる。人がボコボコにされるのは、言葉によってでも、肉体によってでも見ていて辛い。でもきっと彼女は言うだろう。ボコボコにされたのは私の方だ。傷ついているのも私の方だ。あいつらは何一つ傷ついてない。でもそうじゃないと俺は思う。彼らもまた、彼女の思うような形でなくとも、それなりには傷ついているはずなのだ。そしてこれは口にはしないけど、俺もまた彼女が誰かをけちょんけちょんに貶めている時、ガラスの破片を踏みつけたような痛みを感じる。彼女の痛みに共鳴しているのか、それとも彼女にけちょんけちょんにされている人の痛みに共鳴しているのか、それとも二人がぶつかって飛び散ったガラスを踏んでいるだけなのか分からない。それでも誰にも露呈しない痛みではあるけど、俺の痛みもまた本物で、その痛みが彼女にとって取るにたらない痛みであるという事実もまた、俺にとっては小さな苦痛だった。 ・プラスチックコップに延々、ジュースや水を注ぎ続けていると、気が休まる。自分はこういう無機質なものと、専門的な技術を必要としない関わりを持っているのが一番気楽なのだ。今はマーケティングの部署にいてそれは本当に面白いし勉強になるしやりがいがあるしずっと続けていきたいと思うけど、本来の資質的には、延々段ボールに何かをつめて宛名シールを貼って閉じて重ねるといった出荷作業のようなものが合っているという事実はあるにはあって、それは自分が責任というものに過大なストレスを感じてしまうことに起因しているのだろうと自分では考えている。 ・うちの会社には、こういう人が多い。体育会系で与えられた課題を無思考にクリアし続けてきて、就職してからも与えられた課題を気合と根性でクリアし続けている人、自分が偏った人間であること、無知であることを知らない人。
  • 花鶏
    花鶏
    @atori_prpr
    2025年12月24日
  • 月と星
    月と星
    @moon_star
    2025年12月24日
    誰のどの視点に最も共感できるだろう。 他者との適切な距離について考える。引きこもりが最も安全な気がしてきてしまう。 はぁー難しい。 半分で頭が疲れてきて、心は沈んでしまっている。
  • 朝井リョウ「ことし印象に残った本」② サンデーエッセー 金原ひとみの本一冊も読んだことないけど(避けていたわけではなく機会がなかった)この本は読んでみたい。 朝井リョウの本も一冊も読んだことがなくて、ゆとり三部作から読んでみたい。
  • りな
    りな
    @yuiquartz
    2025年12月20日
    今年の読み納め作品として考えてました。 読み始めていいよね? 初めましての金原ひとみ作品📚
  • なほ
    @nhmn___
    2025年12月17日
  • しのさか
    しのさか
    @8537912_
    2025年12月16日
  • ロッタ
    ロッタ
    @rotta_yomu
    2025年12月16日
    ねえ考えなよ、ねえどう思う?ひとみ姉さん、強烈な問いかけを真っ正面からぶん投げてます。かっこいい〜〜〜〜!!!!! 友梨奈のこの言葉が、ずっと残っている。 「正しいか間違っているかが問題ではない。そんなことは問題ではない。この世には正しい真理や間違っている真理、適切な真理や不適切な真理、色々な真理があって、その中でどれだけ多くの真理に触れ、把握できるかが重要なんだ。結局のところ我々はどうしたって、混ざり合うことのない生き物なんだから」 そう、たぶん人はわかりあえないんです。きっと無理なんです。だから、わたしは想像したい。真理を振りかざすのではなく、尊重をし合いたい。そのために、考えるための言葉を持つために、考えるための知識を持つために、たくさん本を読んでいくんだと、ひとみ姉さんに誓う。
  • Away
    Away
    @our_teeth
    2025年12月14日
  • アツシ
    アツシ
    @atsushi
    2025年12月14日
  • のぐち
    のぐち
    @knoguchi
    2025年12月14日
  • かな
    かな
    @kk71400026
    2025年12月13日
  • okabe
    okabe
    @m_okabe
    2025年12月12日
    今年中に読んでおきたくて、滑り込み読了。 作中ではいくつもの性暴力が起こる。性暴力が起こったという事実は変わらないが、登場人物それぞれ解釈と時代の価値観で、事実の受け止められ方は変わる。 登場人物の解釈と時代の価値観、この縦横ふたつの軸を使って、#MeeToo以降を解像度高く527ページに真空パックしたような小説だと思った。
  • 34、
    34、
    @WaterMe
    2025年12月11日
    えすさんにおすすめされた。
  • 村崎
    @mrskntk
    2025年12月10日
    オーディブル この小説における、というかこの世界における救いってなんだ 言葉と思考を細かく考えていかないといけない窮屈さ、でも人間たちがつくってきたそれが世間 ずっと息苦しかった 死が絶対的な恐怖ではなく相対的になってしまった感覚が本当にわかる 直接的にそう思うわけではないけど、うっすら希死念慮みたいなものはずっとつきまとっていて、でもこの社会のこと、社会や世間にどう見られるか、この社会で生きていくには…とか考えるとどうしてももう無思考になる、無思考になりたくなる この世界からドロップアウトしたくなる気持ちを浮き上がらせてしまう、でもすがりたくもなる つらかった 最後の章で、やっと少しだけ息ができて、でもそれはまっすぐで強くて(あるいは強く見える)人を、消費するかもしれない恐怖
  • 眠鳥
    眠鳥
    @minchou
    2025年12月10日
  • HEINE
    @heinekenbook
    2025年12月9日
  • 一人称の主体が次々に入れ替わり、たまに戻ったりしながら自身と他人の関わり合いが徐々に拡がり深まり絡まっていく。みごとな小説だ。当事者性と他者性との線はどこに引かれるべきなのか、何が当事者性で何が他者性なのか、考えても良くわからない疑問にとことん相対している。
  • ほんね。
    ほんね。
    @Honne_0330
    2025年12月7日
    一度、途中まで読んで、あまりの濃度に体力持ってかれたまましばらく放置していた。 が、改めて最初から読んで読了。文字量も凄ければ中身も濃い。多すぎる情報量に頭がくらくらした。 被害者と加害者。語る相手が変われば見るものも異なる。 誰一人として共感することはなかったけれど、1番印象的で強烈だったのは長岡かも。読み始めた序盤から長岡に抱いていた違和感は最後の最後ですっと組み上げられる。なるべく正しい人でありたいけれど、正しさが正義に直結するとは限らない。なんか饒舌な人だな…と思ってしまったのも然り。そういう意味では私も現代思考を持つ1人だし、感情移入をするとしたら一哉やカヤが1番近いんだろう。あとこの人が母親のカヤはしんどいだろうな…とか思ってしまったり。 ◎自分を責めないで塞がないで口を閉じないでもっと自分を信じて立ち上がらなくてもいいでも崩れ落ちないでと、誰にともなく、いやこの世界に生きる全ての人に叫びたい気分だった。 最後のここが好きで、この本の伝えたいことはここに詰まってるのかな、とか。 この語り手がこの物語の希望にもなり得るんだろうな。すごく濃密な読者時間だった。ぐるぐるとめちゃくちゃにかき回された感じがしてまだ頭の中がふわふわしている。
  • ぐる
    @ok_lib
    2025年12月7日
    言葉にすることは難しい。 言葉を思った通りに相手に伝えることはもっと難しい。 言葉の奥にある、相手が本当に伝えたいこと、表に出て来ないことを汲み取るのはもっともっと難しい。
  • おもろ
  • シュンタ
    シュンタ
    @shunta10007
    2025年12月6日
  • Amy
    @amy
    2025年12月4日
    生々しくて壮絶。時代で善悪が変わり、虐げられていた人が虐げる側になり、それぞれに言い分があって断罪し合う。世の中には何も確たるものはない。でもこの小説は単にそうした絶望を連ねただけの物語ではなくて、救いのないような世界をサバイブするとはこういうことかと、最後には暗闇の中を進む勇気のようなものを持つことができた。読み手の年代によって感想が変わるユニークな構成も楽しい。
  • 貓奴小晶
    貓奴小晶
    @momoiro423
    2025年12月2日
  • リチ
    リチ
    @richi
    2025年11月29日
    audibleで聞いたが、しっかり紙の本で読みたくなった。すごい本だった。人の数だけ真実があること。時代の変わり方が早く、ついていける人とそうでない人。登場人物それぞれが印象的でいて、時代をしっかりうつしていて、すごいの一言。
  • まつけん
    @matsuken
    2025年11月24日
  • 田圃
    @tanbo5775
    2025年11月24日
    audibleで。 エンタメと純文学がちょうどいいバランスで混じっているのと、書き分けが本当にすごい。
  • hi
    hi
    @hi_reads
    2025年11月22日
  • seiko
    @bongout_05
    2025年11月22日
  • roco
    roco
    @roco_6121
    2025年11月21日
  • とも
    とも
    @sukima_neko
    2025年11月19日
    二人目の時点で人によって感じていることはこんなに違うのか登場人物によっては物語さえ違うのではないかと思うほどの認知の歪みを感じて、自分の周りの人がどう感じているのか少し不安になった。少し重くも感じたけど読んでよかったし、私が読書を再開したのは遅かったので改めてもう少し前から同世代の作家の作品と一緒に歳を重ねていきたかったなと思う。これから金原さんがどんな作品を生み出していくのか楽しみになったとも言える。
  • 晦
    @january-jane
    2025年11月18日
  • りら
    りら
    @AnneLilas
    2025年11月18日
    金原ひとみを読むのはたぶん4冊目かな。 初めて読んだのは芥川賞受賞後に「文藝春秋」2004年3月号に全文掲載された『蛇にピアス』で、あれから21年か。 著者と同世代なのであの頃は大学生だったけど、出版業界に身を置く者として、あるいは歳の離れた相手とのかつての恋愛を搾取だったのではないかと疑ったことのある者として、本当に痛烈な作品だった。 各章に名を冠された、絶えず自己分析せずにはいられない饒舌な登場人物の中でも、あらゆる事象を理詰めで論破する女性作家の長岡友梨奈にはどこか著者自身を重ね合わせてしまう。レスバの鬼のような彼女が下衆な男どもを罵倒し、肘鉄という名を鉄槌を下していく場面はその狂気含めて痛快だった。 ただ、彼女よりは、性的搾取を告発した橋山美津の方がより近しい存在に感じる。女性たちから連帯を得ることも叶わず、長岡にもこき下ろされる惨めったらしい作家のなり損ないだからこそ。 2回目の橋山の章からややミステリじみてきてドライブがかかった。告発の理由がすこんと腑に落ちた。 胃もたれ必至の重いこってりしたフルコースのような大作において、最後のリコの章だけは綿菓子のように軽やかで、発光しているかのようだった。突然もたらされる一筋の希望の光だった。 オーディブル1.7→1.9倍速で。長かった。
  • 喜多一馬
    喜多一馬
    @ktkzm
    2025年11月17日
    凄すぎた。 どいつもこいつも全然異なる誰かなのに全部が私なのか?だし、木戸は長岡の数少ない理解者でもあったことは回り回って想像が出来なかったな。
  • おゆ
    @yvyv0_
    2025年11月17日
  • 夏の季語
    夏の季語
    @natsunokigo
    2025年11月16日
  • sunroom
    sunroom
    @marumaru_
    2025年11月16日
    鈴木涼美さんがインタビューの中で話していた
  • 茅野
    茅野
    @mizuumis
    2025年11月14日
    金原ひとみが現代社会を書いても露悪にならないのは、突き抜けて世界と人間を愛しているからかもしれない
  • 小林音
    小林音
    @yoru_yonaka
    2025年11月14日
    読み始めたら、止まれなかった。 終わらせるには、読み終えるしかない。朝だ。
  • 理
    @_capsella_
    2025年11月13日
  • まくらふたつ
    まくらふたつ
    @izuha
    2025年11月12日
  • 単項目
    単項目
    @tan_ko_moku
    2025年11月11日
  • りら
    りら
    @AnneLilas
    2025年11月11日
    書評をいくつか目にしていてずっと気になっていたけど、ようやくaudibleに来たのでこわごわ聴き始めた。 想像以上に金原節が炸裂している……!
  • ロッタ
    ロッタ
    @rotta_yomu
    2025年11月8日
    読もうかな。体力があるときに。
  • まくらふたつ
    まくらふたつ
    @izuha
    2025年11月4日
  • Amy
    @amy
    2025年11月3日
    折り返し地点。スノビズムという言葉を調べた。性的搾取や性差別について考えることが多い作品だけど、今日は読んだシーンの影響か家族という関係性の特殊さについても考えさせられた。家族という単位で考える時、夫婦と親子と分解して考えたほうが分かりやすい気がするけど、それと家族はなんだか違う気もする。
  • まくらふたつ
    まくらふたつ
    @izuha
    2025年11月3日
  • 月と星
    月と星
    @moon_star
    2025年11月2日
  • 🐾
    🐾
    @x17
    2025年10月30日
    📖:10/26〜10/30
  • natsu
    natsu
    @natsu
    2025年10月30日
    こんなに立場はバラバラなのに、どの登場人物にも共感できたのは、世代も男も女もどれも突き放すことなく金原さんが書き尽くしてるからだと思う。こんなにもお互いの見えてる世界が違う、ということだけが唯一分かる小説、だけどお互いの見てる世界を実感を持って知れば、仲良くはなれなくても、一緒に地球に生きていくことはできるのかもしれないって思える、それはめっちゃ愛で、金原さん史上最長編になったこの小説は金原さんが社会の不条理に激しくブチギレながらも、社会を全く諦めずに愛してるからこそ書けるものだと思えて、読み終えると本の重量がさらに増えている気すらしてくる。
  • zzz
    zzz
    @oownow
    2025年10月28日
  • おぞえ
    おぞえ
    @zzz-o
    2025年10月27日
  • hk
    @hk_1985
    2025年10月25日
    枯れてしまい、なぜそんなに糾弾されてしまっているか分からない木戸に共感 表面的に見ると、自分を貫くという意味で感動した岡本太郎に類似しているのだが、嫌悪感を抱いてしまう友梨奈 父親としては理想的に見えながら、友梨奈からすると完全に悪である友梨奈の父親 どんな特性も、視点によって受け取り方が変わる
  • Amy
    @amy
    2025年10月25日
    2章まで読み終わる。随所に自分もこうなのではないかと思っとしまうような人の身勝手さが表れている。身包みを剥がされるというか。
  • 💡
    @19970419sH
    2025年10月24日
  • ずず
    ずず
    @read_04
    2025年10月22日
  • すあま
    すあま
    @suama_1223
    2025年10月22日
  • hagi
    hagi
    @y_hagi
    2025年10月22日
    読み終えた。疾走感があって良かった。 小説で描かれているものとは異なるけれども、私もある種のびょうき的なものを抱えていて、それをどうすりゃいいんだろ、みたいに思っていたりするのである。 登場人物のあらゆる意欲を失った編集者が腹減って爆食いしたら気力を取り戻した、みたいな展開があり、なんだそりゃとも思うが、いや食べることはじっさい大事だよね。私もよく食べるか。とりあえず。
    YABUNONAKA-ヤブノナカー
  • shingo
    shingo
    @shingo
    2025年10月21日
    金原ひとみ氏の最高傑作と聞いて読みたくなり、本屋に出向くも売ってない。 ここ数日で5店舗回ったがどこにも売っていない。 どこに売っているんだ… 最新のエッセイは見かけるのだが。
  • mamo
    @reads_mamo
    2025年10月19日
    読むのに体力がいる本。それほど世界の深淵が描かれているのだと思う。単なるMetooの話かと思ったらそうじゃない。一人の作家や出版に関わる人々、それを取り巻く人々の生き方を通して文学そのものに触れた、気がする。
  • 心ばかり
    心ばかり
    @mnm_mnm
    2025年10月19日
  • はな
    はな
    @hana-hitsuji05
    2025年10月18日
    気になってはいたけど、長編なのとあらすじ的には重めかもしれないとすぐに手に取れていなかった小説。 読みたい本も多すぎて。 著者インタビューにて、自分の加害性について、そして尊厳を踏みにじられた時の怒りは風化しないという言葉を聞いてすごく読みたくなってる。
  • nekomurice
    nekomurice
    @nekomurice123
    2025年10月18日
    金原さんの小説を初めて読んだ。読んでも読んでも終わらなくて、何度も挫けそうになりながら、パラパラ読みなんて出来る内容でもなく、体力のいる本だった。ぐったり。途中から正義をぶんぶん振りかざしていくから危なっかしいと思ったら、やっぱり。友梨奈と伽耶ちゃん、母子が言い合うところが1番印象に残っている。
  • hagi
    hagi
    @y_hagi
    2025年10月18日
    今日から読み始めた。まだ最初の章を読んだくらいだけどなかなか面白く読めそうな感じ。現在の作家の書くものの方が何かと自分の感覚に合致するところはあるな。自分も一応現在を生きているので。 午前中の買い出しで新米を買ってきたので、さっそくお昼ごはんに炊いて食べた。
    YABUNONAKA-ヤブノナカー
  • momoka oba
    momoka oba
    @momoka
    2025年10月16日
    わたしは長岡友梨奈を薄めたような性格の持ち主だという自覚があるけど、読む章によっては彼女の頑なさにイライラし、木戸や五松に同情することすらあった。一番共感できたのは最後のリコ。アラサーだけど、あのくらいの気持ちで日々生きてます。
  • shingo
    shingo
    @shingo
    2025年10月14日
  • 青夏
    @bluesummer
    2025年10月14日
    この本は読み手によってあらゆる感想を持つかもしれない。 私は、変わらない世界に絶望しながらムエタイを習いたい。傍観者にはなりたくない。変わらない世界を少しでも変えていけるようもがき続けたい。
  • hokori.
    @hokori_202510
    2025年10月14日
  • ぴよみ
    ぴよみ
    @erim_0521
    2025年10月13日
    ★★★★★ 一つの問題に対してこんなに多面的に見たことはないな、所詮自分は表面的にしか物事を捉えていないんだなと思った。 ある人の視点では悪にしか感じない出来事でも、違う人の視点に立つと少し理解してあげたくなる。そんな感情の移り変わりが読んでいて疲れたし忙しかった。 強く共感した登場人物はいなかったけど、木戸の心情がリアルで、自分の父親もこんな風に生きてることがあるのかなと思うと、(父+母+娘2人女家形だからあっただろうなー。汗)たくさん対話してあげないとなという気持ちになった。
  • ある人物から見る他者が悪に見えるが、視点を変えると逆になったりさらに複雑になったりする。この多面性が面白くもあり頭を抱えたくもなる。どの人物にも共感したくなるし疑問を呈したくなる。
  • S.H
    @sh8815106
    2025年10月11日
  • まち
    @fm_mcn
    2025年10月10日
  • ともやす
    ともやす
    @tomoyasu01
    2025年10月10日
  • つく茶
    つく茶
    @tkcn
    2025年10月8日
  • まち
    @fm_mcn
    2025年10月7日
  • 田苗見知理
    田苗見知理
    @t_tanami
    2025年10月5日
  • 青夏
    @bluesummer
    2025年10月4日
  • りこぴや
    りこぴや
    @ricopiya
    2025年10月4日
  • 出口晴臣
    @haru0411
    2025年10月3日
    分厚さにビビって積読してたけど、読み始めたら止まらない
  • umi
    umi
    @sym1203
    2025年10月3日
  • ぽよおか
    ぽよおか
    @kinunami11
    2025年10月1日
  • ともろう
    @morry0423
    2025年9月30日
  • mamo
    @reads_mamo
    2025年9月30日
    2章目(二人目)からもう圧倒されている。
  • mamo
    @reads_mamo
    2025年9月29日
  • やっか
    やっか
    @gokigen_diary
    2025年9月28日
  • mei
    mei
    @mei-book
    2025年9月24日
  • Autoishk
    Autoishk
    @nunc_stans
    2025年9月24日
  • いなだ易
    いなだ易
    @penpenbros
    2025年9月23日
    「かつては乖離こそが人を救った。乖離だけが今を生き抜く術であったと言っても過言ではない。しかし現代では乖離は通用しない。多様はいいけど乖離はだめ、そういう理屈が採用され始めている。」 小説業界の性搾取の告発にまつわる人間模様ーー加害者、被害者、編集者、作家、同世代、下世代、、見えている世界の断絶を克明に描いた小説なのだが、全編を通じて文学の話でもある。そこが一番痛切だ。時代と文学の話。 社会的な動物として終わりゆく編集者の木戸は男性中心の"旧文学"おじさんとして書かれているが、その語り口や世界の認識が、前世代の「純文学」そのものなの、メタくて皮肉効いててずっとウケてた。自分が批判の対象であり、具体的にも女を傷つけてきたということには気づいているが、何がどう悪かったのか何もわからないままぼんやり死んでいくおじさん。 でも、実際に先に生きられなくなるのが、「乖離」して生き延びることができなくなった女性作家の長岡であることもすごくすごくわかる。これまでずっと、乖離は生き延びる術だったから。ある人々にとって、乖離こそが文学だから。 世代の違い。倫理や価値の移り変わり。私は年齢的に、長岡・木戸と子どもらの中間で、どっちの感覚もわかるなぁ。 「私たちにとってはモテることなんかよりも、自然体であることの方がずっと重要で、死活問題なのだ。」ほんとにね。 でも同時に、現実にマジになんない、乖離的な目線も生きる楽しみの大部分を占めると思うんだけど古いのだろうか?(乖離せずに労働やってられますか?) 村田沙耶香『世界99』と通底する意識を感じ、続けて読んで良かった。それぞれの世界①,世界②……を生きてる人同士が、現実には顔を突き合わせている、という。
  • ピヨまる
    ピヨまる
    @machiawa
    2025年9月17日
  • 杏子
    @anzu
    2025年9月16日
  • ぱすらぱ
    ぱすらぱ
    @paslapa_
    2025年9月16日
  • monami
    monami
    @kiroku_library
    2025年9月16日
  • はぐ
    はぐ
    @hagumi8989
    2025年9月16日
  • 雪餅
    雪餅
    @yuki3daifuku
    2025年9月15日
    金原ひとみさん初 これは一気読みするしか無かった 世の中とどんな関わり方をしていればここまで様々な立場、年齢、性別の人達を俯瞰して解像度高く書く事が出来るのか、、、。 私は友梨奈ほど白黒ハッキリした思想はないけど、一哉ほど自分の考えが無いわけでもないから、自分だったらどの立ち位置なのかなあとか考えながら読むのも面白かった キャラクター的には木戸悠介が1番良い味出してた気がする(50代のおじさん達って少なからずこういう感じなのかなあと思ったら、少し不憫に思えてきた) 対して五松は本当に救いようのない奴
  • なおこ
    @naoco_1426
    2025年9月13日
  • 🐧
    @penguin
    2025年9月13日
    11章からの五松、長岡、木戸のところ圧巻だった。登場人物に情が湧きかけたところでそれを潰す最悪エピソードを入れてくるのすごい。 長岡、木戸は対になって描かれているように見える。世界と同化しながら世界には生きる意味なんてないと怒りに身を焼かれていくおばさんと、世界に取り残されて自分には生きる意味なんてないと身を投げ出すおじさん。木戸の章を読んで、おじさんになるの怖いと思った。 エピローグ的なリコの話には希望があった。長岡木戸が左右の対照だとしたら、上下の対照軸として出現する若者の視点。リコの最後のセリフぐっときたな……中年世代はどうしようもないから若者に希望を託す、みたいな構造に落とし込むとかなり陳腐に聞こえるけど、小説を読むと全然陳腐じゃなく、ちゃんと輝く希望として感じる。 1章から木戸、長岡、五松……五松、長岡、木戸のように語り手が線対称(?)になって進んでいくが、リコの話はその構造に付け足されたように最後に短くあるのも良い。コンクリートでできた構造を突き破る新芽みたいな感じで置かれていると思う。
  • 🐧
    @penguin
    2025年9月12日
    10章まで読んだ。これまでの疲弊の蓄積とこれからの破綻の予感が色濃い。 これは8章を読みながら考えたことだけど、「暴走する正義」「強靭なポリコレ」みたいなのってZ世代など若者側のものとして描かれることが少なからずある気がするんだけど(背景にはグレタ・トゥーンベリのような現実の存在もあるし、もっと普遍的な「社会正義に燃える若者」みたいな固定観念があるんだろう)それがここでは大人の長岡友梨奈のほうに託されている。そしてその子の安住伽那のほうは、なんか達観して見える部分がある。それは傷つきたくない、傷つけたくないという思いがあるからだけど。そして長岡友梨奈がこういう感じなのも単なる気質ではなく、性加害を軽く流すのが普通だった時代への怒り、抑圧されていた自分への怒りがあるんだけど。 若者が怒り大人が諦めるのではなく、大人が怒っていて若者が諦めてるという逆転が面白い。そしてそれは実はかなりリアルなんだと思う。だからこそめちゃくちゃ息苦しいんだけど。
  • 🐧
    @penguin
    2025年9月10日
    鋭い観察に裏打ちされた悪口と率直すぎる本音がテンポよく飛び出すので、救いようがないのに笑ってしまう。が、それはまだかなり序盤を読んでいるからで、告発がはじまるこの先はそんなふうには読めなくなってくるのかも。
  • 雪餅
    雪餅
    @yuki3daifuku
    2025年9月10日
  • 🐧
    @penguin
    2025年9月10日
    真ん中くらいまで読んだ。ぐいぐい読んでしまう。 金原ひとみの小説を読むのは『アンソーシャル・ディスタンス』以来な気がするけど、「ノンセク」とか「性自認が曖昧っぽい」子とかが普通に出てくるんだなあ。中年と若者の書き分け、その感覚の落差に目が眩みそう。でも実際こういう感じだよな、と思わせる。中年は若者に狭い解釈を押し付け、若者は中年を見下している。
  • きまや
    きまや
    @kimaya
    2025年9月9日
  • 2025マイベストの小説に入るの間違いないわ。
  • 散策舎
    散策舎
    @sansakusha
    2025年9月8日
  • maidonk
    maidonk
    @maiko_0820
    2025年9月7日
  • くじ
    くじ
    @qjikuji9ji
    2025年9月4日
    『どうして世の中はこうも、性被害が溢れているのだろう。世の中はあまりにも浅はかで欲望に忠実なおじさんが多すぎる。本当に心からうんざりする。』 フルマラソンをしているかのようなずっと体力を消費してもう読みたくないけれど、多分またこの体力消費を味わいたくなる。
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年9月4日
    p491から。昨夜、読了する気だったのだけど、寝落ち😢
  • よかった…すごいエネルギーで、よかった。 誰に対しても、何やってんだと思う部分があり、誰の中にも共感できそうな部分がある。
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年9月4日
  • honponmi
    @honpon
    2025年9月3日
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年9月3日
    p434から。
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年9月2日
    p382から。
  • ともろう
    @morry0423
    2025年9月1日
  • satoreads
    satoreads
    @satoreads
    2025年9月1日
  • 悠月
    悠月
    @yzkotm38
    2025年9月1日
  • ちゃそ
    @tyasokune
    2025年9月1日
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年9月1日
    p318から。
  • 牟田都子
    牟田都子
    @s_mogura
    2025年8月31日
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年8月31日
    p280から。
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年8月30日
    p230から。
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年8月29日
    p212から。
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年8月28日
    p182から。
  • さしみ
    @sashimi748
    2025年8月27日
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年8月27日
    p144から。
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年8月26日
    p114から。
  • 読書日和
    読書日和
    @miou-books
    2025年8月26日
    読書インスタグラマーさんが推していて気になっていた一冊。ようやく順番が回ってきました!実はこれが初・金原ひとみさん。 10代〜50代までの男女8人、それぞれの視点から物語が繰り広げられるのだけど……いやー、疲れた。笑 圧倒的な文章に引き込まれて移動中だけじゃなく家でもどっぷり。500ページ強を一気読み。 ただ、読み進めるほどに襲ってくる 分かり合えなさ、邪悪さ、正義。 そしてある主要人物の「正義」が、あまりに圧倒的で暴力的、、正しいはずなのに、その力に押し潰されそう「この人の娘だったらしんどい、というより無理」と本気で思った。 登場人物たちに共感も擁護もできないのに、読みながら自分の中の「見て見ぬふり」「事なかれ主義」を鋭く突かれる感覚。しんどい、しんどい、もう責めないでー!! 最後は想像もできなかった展開へ。 けれど高校生のメンタルに、希望を感じました。 「社会人なら必ず削られてしまう場所」という表現に一瞬ひやり。まだ余韻です。
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年8月25日
    p74から。
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年8月24日
  • 水をこぼす
    水をこぼす
    @mizkobos
    2025年8月23日
  • 私の個室
    私の個室
    @yuco70
    2025年8月22日
    【ネタバレあり】 「わかりあえないこと」のその先を描くと帯にあるけどまさにそうだった。トピックとしては“性被害の告発”だけど、そこには被害者と加害者だけでなく関わる周りの人たち、今はSNSで他人も関わってくる、それぞれの言い分(藪の中方式)でも、それぞれ言い分があるよねで終わらせないその先を描くのって難しいと思う。深く考えることすら難しいし。 告発の被害者と加害者がネットに殺されなかったの(物理的にも)が良かった。逆に友梨奈は肉体的な暴力性を身につけてしまったためにその先はああなるしかなかった。五松はそこまでされるか、、と同情したがそこまでのことだと突き付けられるしそこまでしたやつにも制裁がある。すべてにオトシマエが付けられていて良かった。ひどい話だが最後に若者の章で締められているのも小説自体にオトシマエ付いてて良かった。金原ひとみ大好き!!
    YABUNONAKA-ヤブノナカー
  • うめぼし
    うめぼし
    @ume
    2025年8月22日
  • やばい。 ⚪︎木戸の、枯れ感に一番親しみを覚えた。 ⚪︎橋山美津の、女性たちは連帯をするように見えて連帯できない。それぞれが燃えている、それぞれの火の成分が違う ⚪︎五松の、長岡ゆりなの、バカな女を見下すふりが私にもないだろうか ⚪︎一也。ナチュラルボーンチキンの男性版。最近金原作品に多い ⚪︎若者たちのくだりを読むのに時間がかかった、共感が薄かった、のは、私が歳をとったからか ⚪︎長岡ゆりなの最後は唐突過ぎた ⚪︎小夏と橋山みつ、木戸と若槻? の関係の間にある嫉妬する心が意外なところでストーリーの根底にあるような
  • みやも
    みやも
    @miyamo
    2025年8月21日
    凄! 図書館で労働してた頃、村上龍の『半島を出よ』を予約が落ち着いてから読んで興奮したときの印象が蘇りました 春に読書会の参加者の方がおすすめされていて。読んでみて良かった〜
  • ばま
    ばま
    @33yen
    2025年8月21日
    読みたくなった(宇垣美里YouTubeより)
  • 七瀬
    七瀬
    @nana-book
    2025年8月21日
    人の数だけ正義が存在するし、誰が正しくて間違ってるとも言えない。様々な人物の視点から物語が進むのが、まるでSNSみたいで、現代的だなと感じたが……私はどの登場人物にも共感は出来なかったかな。 読むのにものすごくパワーは使ったけど、衝撃的な作品と出会えた。やはり金原さんすごい。
  • さ
    @chiru144
    2025年8月19日
  • M.M
    M.M
    @cao97440
    2025年8月18日
    薮の中「関係者の言うことが食い違っていて、真相が分からないこと」。 年代も性別もバラバラ。信じるものがそれぞれ違って、信じるものがない人もいて。生きる意味がないと絶望してたり、世の男性のマッチョな考えに怒りを抑えられなくなったり。7人の証言から語られるけど、何が真実かなんてわからない。いや、真実なんてないのかも。でも、もし全てを分かり合えなくても、一ミリでも大切なヒト達と分かり合えたら。そんな希望を持って生きることをあきらめたくない。そう感じました。
  • takuro
    @himejin
    2025年8月17日
  • mugi
    mugi
    @ayaki
    2025年8月17日
  • セオアヤ
    セオアヤ
    @seosaaan
    2025年8月17日
    積読チャンネルで紹介していた小説。 小説はずいぶん読んでないけど、久しぶりに読みたいかもしれない。
  • 夏の季語
    夏の季語
    @natsunokigo
    2025年8月15日
  • しおり
    @ypiece_
    2025年8月15日
  • りな
    りな
    @yuiquartz
    2025年8月15日
  • うめぼし
    うめぼし
    @ume
    2025年8月14日
  • mugi
    mugi
    @ayaki
    2025年8月13日
  • おたより
    おたより
    @otayori
    2025年8月13日
  • 絵美子
    絵美子
    @835emiko
    2025年8月13日
    読み進めるにつれて正しいか正しくないかはもう問題じゃなくて、その事象をどう捉えてどんな感想を持ち他人に伝える時どの様に発言をするか、またはどれを言わずにいるか、余白にするかが重要であって、でも物事を正誤で判断できないとすれば善悪の付けようなんて無いのではとぼんやり天井の直角を眺めた。 起こった、起こした事象に対しての態度を時と場合とその人によると言うのは最高に思考停止した感想だと思うけど最悪なワードだからこそ真理なのかもしれない。本当の事は大体最悪だ。 トークショーのあとこの本にサインを貰う時、毎回どの作品の登場人物にも部分的に共感するところがあり本作も楽しみにしている旨を伝えたら木戸悠介に共感するのはかなりハードル高いんじゃないかなと気さくな笑顔で答えてくれたが共感するところがちゃんとあり冷や汗が浮かんだ。 長岡友梨奈が最高に苦手なのはまさしく似た部分があるからこその同族嫌悪で、一番共感したところを木戸悠介が言及していて皮肉だったけれど、でも本当の事は大体最悪だから仕方無し、一番最後の章のポップさに、選べるならこれを真理としようと思った、ピース。
  • のん
    のん
    @norie1010saran
    2025年8月12日
  • えむ
    えむ
    @emu
    2025年8月12日
  • nee-ne
    nee-ne
    @nee-ne-bk
    2025年8月11日
  • 花蝶
    花蝶
    @hana-choh
    2025年8月11日
  • 木本仮名太
    木本仮名太
    @kanat
    2025年8月11日
  • さんちゃん
    さんちゃん
    @schan3
    2025年8月10日
  • りな
    りな
    @yuiquartz
    2025年8月10日
  • かしみ
    @yatta-shimi
    2025年8月10日
  • 修二
    修二
    @shu_2
    2025年8月9日
  • いろんな気持ちが湧き上がって、それらを自分で否定してみたり、まさかこんなところで共感するなんてと驚いてみたり。 細かい感想を書くとネタバレになってしまいそうなので我慢。 身近な人に薦めたい。そして感想を話し合いたい。 そんな本でした。
  • Yuko
    @kamikirimushi
    2025年8月8日
  • あかね
    あかね
    @inside24412
    2025年8月8日
  • mugi
    mugi
    @ayaki
    2025年8月7日
  • みぽりん
    @porin-32
    2025年8月5日
  • いま
    いま
    @mayonakayom22
    2025年8月5日
    一気読みとならず7月からじわじわと読んでいた。 老いていくことは必ずしも恐怖ではないけれど、時代から弾き出されるような感覚、変化にうまくのっていけないことへの慄きのようなものはすでに私にもある。 金原ひとみの繰り出す重いパンチのような言葉で私も思考を揺さぶられる気分になる。
  • にしおか
    にしおか
    @jjmnoo
    2025年8月5日
  • mamo
    @reads_mamo
    2025年8月5日
    page tunersで竹下さんも三宅香帆さんも大絶賛してて。積読たくさんあるのに。。。でも先に読みたい!
  • ちゃそ
    @tyasokune
    2025年8月5日
  • iwareads
    @Iwaachin
    2025年8月4日
  • ev
    ev
    @ev
    2025年8月3日
    すごい小説だった。今年のベストになりそう。年齢・性別・社会的立場の異なる登場人物の視点にそれぞれリアリティがあって、あまり特定の人物に感情移入するような読み方はしたくない・しない方が楽しめる小説だと思う。性加害・ジェンダー・SN Sといった現在を生きる我々の問題が様々な人物から語られ、自分のなかの正しさや指針を見直す機会になった。 p423 線引きが必要なのだ。この世を生きるためには、自分にできることとできないことを認識して、ある程度のところで満足するという、中途半端な生き方をしなければならない。その中途半端な生き方は、死よりも価値ある選択なのだろうか、という疑問もまた拭えない。
  • あかね
    あかね
    @inside24412
    2025年8月2日
  • なつみ
    なつみ
    @t_723
    2025年8月1日
  • ぐーぐー
    @gugu_hon
    2025年7月30日
  • nee-ne
    nee-ne
    @nee-ne-bk
    2025年7月28日
  • あさみ
    あさみ
    @asami0105
    2025年7月28日
  • ☾
    @__youl
    2025年7月26日
    ちまちま休日に読み進めていた本、ついに読み終わってしまった!最初から最後までずっとおもしろかった...いろんな人に読んでほしい。正しさとは一体なんなのか、全ての立場の人が気持ちよく生きるにはどうすれば良いのか、みたいなことを考えては答えが出ないことに苦しくなったりするけれど、結局最後のリコのマインドで生きられたら良いな。
  • machago屋
    machago屋
    @machago8
    2025年7月25日
  • みいこ
    みいこ
    @nny876
    2025年7月25日
  • yuki
    yuki
    @yk_books
    2025年7月22日
  • えびちり
    えびちり
    @ebichiri
    2025年7月22日
    Page Turners紹介。演劇っぽい。現代社会
  • merinko
    merinko
    @merina1214
    2025年7月22日
  • ズゴ子
    ズゴ子
    @zugocco
    2025年7月22日
    怒りを持続できるひと、すごい その怒りのパワーに気圧されてか、私にしてはかなり集中して早く読み終えることが出来た
  • nico
    nico
    @nunneco
    2025年7月21日
  • 橋本吉央
    橋本吉央
    @yoshichiha
    2025年7月21日
  • n
    @n
    2025年7月21日
  • Sono
    @sono_hon
    2025年7月20日
  • 甘酢
    甘酢
    @173692pq
    2025年7月18日
  • だるま
    @book_sn21
    2025年7月16日
  • soyoco
    soyoco
    @soyoco0622
    2025年7月16日
  • nnd_ntk
    @nnd_ntk
    2025年7月14日
  • Yukinoue
    Yukinoue
    @screamoon
    2025年7月9日
  • あまりにも今のことをここまで徹底的に描かれてしまうと、もはや今までの読書体験で一番と言わざるを得ない それくらい自分は、創作物における同時代性を重視しているのだ、ということもわかった。 ドラマ化されるべきだろう、Netflixで。
  • 花蝶
    花蝶
    @hana-choh
    2025年7月6日
  • oji
    @oji
    2025年7月5日
  • 2025年ベスト2冊目。化け物級。大丈夫でしょうか、同じ時代にリアルタイムで読めてしまって。怖いよ。金原ひとみがこの"化け物"を生んだのではなく、この本が先に存在し、そこから金原ひとみが生まれたかのような錯覚すらある。それほどまでに物語としての力が強すぎる。
  • ぴー太
    ぴー太
    @ystit
    2025年7月2日
    まさに時代を切り取っているのかと思うけど、そんな時代に嫌気もさす。 そんな気持ちを抱くのも時代とともに死んでいく緩やかな自殺か。 でも死をただ否定するのではなく、そういう死のかたちも受け入れているようにも見える。 どの時代でも、それでも、今ここにいるということの重みが心に残る。 明日からはもう少し優しい物語を読もう。
  • malu
    malu
    @malu
    2025年7月1日
  • おもろすぎるだろう
  • 涼元風花
    涼元風花
    @suzu_fuuka
    2025年6月28日
    金原ひとみさんと三宅香帆さんのトークイベント参加の記念に!ずっと読みたくて、やっと買った!
  • ぴー太
    ぴー太
    @ystit
    2025年6月28日
    Smashing pumpkinsのSiamese dreams聴きながら金原ひとみを読むの、焦燥感と耽美さでふわふわして気だるい夏の夜の過ごし方の大正解◎ 湿度がすごい組み合わせだけど、クーラーがあるから大丈夫。
  • m
    m
    @kyri
    2025年6月26日
    読み終えた母におもしろかった?って訊いたら「おもしろかったけどあの人の文章はしんどい!」と言われてしまいしゅんとしてしまった
  • sarira
    @sarira_06
    2025年6月25日
  • 帯の「わかりあえないことのその先を描く」が本当にそうと思った。金原ひとみさん最高すぎる
  • 250ページは読んだかな
  • ずんだ餅
    ずんだ餅
    @zundakinako
    2025年6月23日
  • さみ
    @futatabi
    2025年6月23日
    こんな風に終われるんだ!?ぐいぐい読み進めていって、ブレーキなしで来たところにぽわっ……と こう しばらく小説を読んでいなかったけど、この光は小説でしか咲かないかも、とか思った。最後まで読めてよかった。
  • riho
    riho
    @archives
    2025年6月22日
    読み終えた これが時代の最前線という煽りが苦手かもしれない(正しい/正しくないとは別の話)
  • たいやき
    たいやき
    @hon_yomitai
    2025年6月21日
    読むしかない
    YABUNONAKA-ヤブノナカー
  • 私としたことが本忘れてKindleで買った😭 お昼休み足りない😭 面白😭 家帰りたい😭
  • さみ
    @futatabi
    2025年6月20日
    疲れているのに夢中
  • あんこちゃん
    あんこちゃん
    @anko
    2025年6月18日
    基本的に読み終わると感想残すようにしているんだけれど、ハイカロリー過ぎてすぐには消化できない。「黄色い家」読んだ後を思い出した。 序盤にさらっと小説に対する長岡友梨奈の考えが出ている部分はとても好き。
  • riho
    riho
    @archives
    2025年6月17日
    『世界99』につづけて読みたくなったので
  • @ibu4_618
    2025年6月15日
  • 真夜中
    真夜中
    @_opassado
    2025年6月15日
  • ひろるり
    ひろるり
    @hiroruri
    2025年6月15日
  • はー
    はー
    @hachihot
    2025年6月14日
    10代から50代まで、圧倒的な熱量と緻密な描写で、解像度高くそれぞれの人物の内面を言語化していく表現力に圧倒されまくり。すごいよ、すさまじいよ、読み終わってしばし茫然としてます。
  • Hiroyuki
    @imdhryk
    2025年6月9日
  • @thorn2025
    2025年6月9日
    金原さんの著作は出ると直ぐに買ってしまう。作中で言語化される、様々な各自の正論、言い分は、日常生活では実際には言語化できずに飲み込んでいる訳で、その苦しさを少し溶かしてくれるからだ。
  • はな
    はな
    @hana-hitsuji05
    2025年6月8日
  • ☾
    @__youl
    2025年6月8日
    ネイルしてもらって読書も楽しい。金原ひとみさん、まだ読むの二作目だけれど今回も序盤から面白くて最高です。終わらないでほしい。
    YABUNONAKA-ヤブノナカー
  • あやや
    あやや
    @moarh
    2025年6月4日
  • はー
    はー
    @hachihot
    2025年6月4日
    p73 「雄専用ベルトコンベア」めっちゃすごいパンチライン来た。
  • 私の個室
    私の個室
    @yuco70
    2025年6月4日
    旬に対する感度が凄い(娘さんの成長によるものなのかな)のでできるだけ最新作を読みたい金原ひとみ。第一章面白かった。が、この冷淡で社会的にも終わってる中年男がどう関わっていくのか楽しみだし怖い。
  • 3toi
    @3toi
    2025年6月4日
  • 通勤中に読むと続きが気になるからマジでおすすめしない。 読むなら絶対に家がおすすめ
  • ☾
    @__youl
    2025年6月1日
    久しぶりにゆっくり本を読める時間を作れて幸せな土曜。
  • はー
    はー
    @hachihot
    2025年6月1日
    非常に限られた時間で数ページだけ読み進める。いや、すごいな、のっけから握り拳で掴まれて連れて行かれる感じ、低体温なまま引きずられる。
  • つく茶
    つく茶
    @tkcn
    2025年6月1日
  • Aki
    Aki
    @aki64
    2025年5月30日
  • User1
    User1
    @nrzrn
    2025年5月30日
    枯れた男も悪のような正義も自分の馬鹿にしているコンテンツが好きと言われた瞬間に卑下するあの瞬間も共感で、誰が読んでもこれは自分だ、と思わせる要素がある。普段ザラっと眺めている自身及び他人の思考をこんなにも高解像度で…となった。すげ〜
    YABUNONAKA-ヤブノナカー
  • モゾ📕
    モゾ📕
    @mozo_book
    2025年5月28日
  • りら
    りら
    @AnneLilas
    2025年5月28日
  • kikuchi
    kikuchi
    @_______ki_____
    2025年5月26日
  • m
    m
    @kyri
    2025年5月25日
    すごくおもしろかったけどおもしろかったって言っていいのかわからない おもしろかったけど、同時にかつてわたしが会社でやり過ごしてきた数々のセクハラ(とそれらに対するわたしの対応)が思い出されてめちゃくちゃつらい読書だった わたしは自分が受けたセクハラに対して昔も今でもちょっとイラッとした程度で怒り狂ってなど全くいないしそういう態度でいるならこの小説に出てくる友梨奈に真っ先に断罪されそうでものすごく後ろめたい、だけど湧き上がるものもなにもないのに「あれは許せない」とも言えず、なんとなく、読み終えて思うのはいろんな人の感想が知りたいなということ、それこそどんな人がどんな反応をするのか、それも含めて藪の中みたいな小説なんだろうなとぼんやり思う 個人的にはそういう結末というかそういう展開にしてほしくはなかった、伽耶の章にいちばん共感したのでわたしの精神年齢は大学生で止まっていることだけは確か
  • ☾
    @__youl
    2025年5月24日
    『腹を空かせた勇者ども』が面白かったので。
  • m
    m
    @kyri
    2025年5月23日
    この紙の薄さ、川上未映子『夏物語』のやつに似てる
  • hifumii
    hifumii
    @higufumi
    2025年5月22日
  • ウシミツ
    ウシミツ
    @lune7
    2025年5月21日
  • EZ
    EZ
    @suruse10ver
    2025年5月21日
    大傑作
  • てるなつ
    てるなつ
    @terunatsu
    2025年5月20日
    私はこの本に出てくる長岡さんそのものだった。自分のことかと思った。
  • G.W.D
    G.W.D
    @waltz0324
    2025年5月20日
  • ゆーる
    ゆーる
    @juhl45
    2025年5月19日
  • hotaru
    hotaru
    @hotarutaru
    2025年5月19日
  • koni52_
    koni52_
    @koni52_
    2025年5月18日
  • ぺんぎん
    @penguindayo
    2025年5月18日
  • 頭のなかで登場人物たちをバサバサと裁いていくことの奇妙な快感があった。彼らのものの考え方、他者への発言や振る舞い方に対して、「それは間違っている」と断罪することの密やかなよろこびだろうか。 けれど章が変わり語り手が交代するたびに、裁かれて当然と思っていた人物たちの、これまで語られたこととは微妙に異なる経験が明かされると、認識はぐらりと揺らぐ。ひとつの出来事は無数の小さな出来事が複雑に絡み合ってできていて、認識がわずかに揺らぐだけで、真実味はあっという間に脆くなる。まさに「藪の中」だ。 普段、私たちの多くは異なる認識を抱えていると知りつつも、その差異をいちいち確かめることはほとんどない。「考え方は人それぞれ」というのは正しくて安全な考え方だろう。だけどその達観した一般論に傷つき、消耗させられることがあるのも事実だ。どこかですり合わせが必要なのだろうけど、それこそがとてつもなく困難な作業だということを思い知らされる。 時代と価値観の変化が止まることのない状況で、さまざまな幻想に支えられながらも結局は個として生き死んでいく私たちが、お互いを許容できる合流地点ははたしてあるのか。正直うまく想像ができない。常に姿を変える北極の海氷のどこかで待ち合わせをしているような途方もない感覚がある。 けどまあ絶望を突き抜けてはじめて見える希望もあるだろうと、どこか楽観的な気持ちにもさせられるのがこの小説の凄さだろう。どのようなやり方でもいいから、注意深く、ときに大胆に、言葉のバトンを繋いでいくこと。これから語り出そうとしている若い人たちの姿は眩しい。 無思考に裁くことのよろこびなどというのは、実につまらない。
  • てるなつ
    てるなつ
    @terunatsu
    2025年5月16日
    今まで「そういうものだ」と蓋をしていた種々の性被害が数年ぶりに蘇ってきて、動悸が始まり、身体が怒りで火照る感覚がある。一緒に怒りを感じてくれる登場人物がいることが幸い。男性視点の章と交互にあり、事実の捉え方の違いにひっくり返りそうになる。
  • makio
    @makioreads
    2025年5月15日
  • お♨️
    お♨️
    @damueyako
    2025年5月15日
  • ゆーる
    ゆーる
    @juhl45
    2025年5月15日
  • ズゴ子
    ズゴ子
    @zugocco
    2025年5月15日
  • hifumii
    hifumii
    @higufumi
    2025年5月14日
  • しらたき
    @sprout1003
    2025年5月13日
  • 絵美子
    絵美子
    @835emiko
    2025年5月11日
  • 橋本吉央
    橋本吉央
    @yoshichiha
    2025年5月10日
  • 敗荷
    敗荷
    @sibue_fjodor_
    2025年5月10日
  • yayano
    yayano
    @yaya7
    2025年5月6日
    金原ひとみの真骨頂。こんなふうに怒りを文章に落とし込めたらとため息が出るほど、私も彼女らに連帯している。 他人への怒りと他人への愛は共存するけど、乖離をもって自己を保っていた人がそれをなくすと、怒り一色になってしまう様子は辛かった。しかしそうなってしまう感情の流れはよくわかる。結末もなんとなく察しながら読んでいた。実際に正義のために生きるのは難しい。でもできることはなにかないかと探したいよね、と。
  • いろいろな人たちを描いていて凄かった。
  • こちゃ
    こちゃ
    @cocha_book
    2025年5月6日
  • まる
    まる
    @hon_yomuyo1212
    2025年5月5日
    一文一文を逃さずに丁寧に読んだ。 最後の方のスピード感すごい👍 なんでこんなに幅広い年代の人たちのそれぞれの物語が書けるんだろ
  • EZ
    EZ
    @suruse10ver
    2025年5月5日
  • sas
    sas
    @sas
    2025年5月5日
  • オケタニ
    オケタニ
    @oketani
    2025年5月5日
    ・「藪の中」を下敷きに、ある文芸界の女性搾取問題に迫る。告発されるのは老舗文芸誌の元編集長で、そいつの現役時代に作家志望で学生だった自分は搾取されたという告発が起こる。時間が経ってからの告発なので、それが成されるまで、成される以前に情熱を失った文芸人の土台は描かれ甲斐がある。 ・加えて、現行の若手編集者の女性問題も表出する。マチアプを使う自分も社会の乗りこなし甲斐のなさも冷静に見ていつつも、周囲の影響の反動もあってじわじわ皮が剥がれる。皮が剥がれるというか、醸造される熱量があり、それがやはり女への行動で表出してしまう。 ・掻き回すのは孤独になっても世界と戦う売れっ子作家であり、彼女自身も関係の冷えた夫、長く連れそうパートナー、娘、と問題に溢れる。作家ゆえに主観と客観の切り替えは自然に備わっているが、具体的な事件を機にそのバランスが崩れる。 ・シャンタルアケルマンの映画にも感じたが、淡々としたルーティンに見えても、それはバランスが取れていた訳でなく、徐々にある瞬間に向かっていってしまう、蟻地獄のような生活。作品が読者に見せる"1日目"はその人にとっては別に1日目ではない。 ・ビビッドなことはいろいろあるが、それは折り目をつけたから本を確認する。 ・この本が描いた世界を自分に引き付けるうえでは意外と、鮮烈な場面、些細な思考のよぎり、立場による理屈、ではなく、告発文が出来上がり受容されるまでの運動。 ・告発した女は、まず作家に相談した。その上で、文章の添削をお願いした。作家はたくさん赤字を入れたが、半分も採用せず女はそれを世に出す。かつて作家を志したこともあり「自分の復帰第1作となる」という言葉も入れている。それを作家は、中途半端なものだと冷めた目で見る。一つの短編小説にもなるのに、中途半端だと。そして、告発された編集者は、当然自身の言い分もあるが言い返すことはなく、その文章の中にかつて担当した作家の匂いに気づく。作家はもともと告発された編集者が担当していた。そして、そもそも女が告発する動機には、自分がとれなかった文芸誌の新人賞をとってデビューした同級生がついにヒット作を出したことへの嫉妬があった。 文章、創作をめぐる目線という補助線がしっかりとあることに、この作品世界の現実味を何よりも感じた。 ・この本は心にくるから一週間かけて読んだ。その間、アケルマンの映画と、その前日に「想像の犠牲」を見た。いぜれも3時間越えで腰が逝った。太×3の一週間として、記憶している。
    YABUNONAKA-ヤブノナカー
  • しらこ
    @shirako89
    2025年5月3日
  • Daidaigo
    Daidaigo
    @df2179
    2025年5月3日
    小説を読んでタコ殴りにされた、と初めて感じた。 登場する人全員が全員自分にとっての真実を語っていて、その思いや感覚が(一般人の日常生活ではあり得ないほどの解像度で)理路整然と語られるほどに、目を背けたくなるほど互いの折り合いがつかないことがあぶり出されていく500ページ。まっったく飽きさせない。思考が骨太すぎて金原ひとみが物理的に怖い。 そしてその爆速かつ8Kの解像度の思考の連鎖が繰り広げられる手前で、一読者である自分は、登場する中で最も世界に対する解像度が低く、世間体という言葉だけで全て済ませようとするとある人物と同程度にしかこれまで何も考えてこなかったと思い知らされる。これはタコ殴り小説です。 気持ちに余裕のある連休にぴったり。
  • もちゅ
    もちゅ
    @mmm_choko
    2025年5月1日
    読みたい〜
  • Henry
    Henry
    @henry
    2025年4月29日
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2025年4月29日
  • semi
    semi
    @hirakegoma
    2025年4月29日
  • 読谷 文
    読谷 文
    @fumi_yomitani
    2025年4月27日
    “性加害の告発”が題材だというだけで、ああキツい、これはパス、と普段ならなるところだが、金原ひとみの最新作にして最長編となれば話は別だ。彼女の怒涛の毒舌を千枚分も浴びられるのかと思ったら、手に取らずにはいられなかった。 果たして読了した結果、それはもう存分に、これまでにないほど毒気にやられ、見事に蜂の巣状態になって放心してしまった。 題材からしてエロもグロもまああって、良きにつけ悪しきにつけ、とにかく生気を吸い取られる作品なので、元気な時に覚悟を決めて読むことをおすすめする。帰還者からの伝言だ。 詳細な感想はnoteに書きました。 よろしければ。 https://note.com/fumi_yomitani/n/n77466e4b4a2e
  • yayano
    yayano
    @yaya7
    2025年4月26日
    実感として共感することが多すぎて続きを早く読みたくてやばい
  • aiko
    aiko
    @aiko-0
    2025年4月26日
  • @fusyoruma
    2025年4月25日
  • トシ
    トシ
    @104
    2025年4月25日
  • 図書館で予約したらすぐきたので10p強読み始めた
  • nee-ne
    nee-ne
    @nee-ne-bk
    2025年4月24日
  • 彩
    @Alice
    2025年4月24日
  • ミドリ
    ミドリ
    @wood2
    2025年4月24日
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年4月23日
  • 日曜の朝から読み始めて今さっき最後のページを閉じるまでずっとこの小説のなかにいた気がする 間違いなく上半期の、いや今年のベスト小説だ
    YABUNONAKA-ヤブノナカー
  • ツユ
    ツユ
    @tsuyu__h
    2025年4月23日
  • 鋤柄史子
    鋤柄史子
    @BomBom
    2025年4月22日
  • 釣
    @nrvn
    2025年4月21日
    読み終わってもなお、ふとしたときに作中人物が頭の中で自分に問いかけてくるし、自分も彼ら彼女らに問いかけてしまう。
  • ゆふぃ
    ゆふぃ
    @yui-sakura
    2025年4月21日
  • sui
    sui
    @suibook
    2025年4月21日
  • ようやく五合目に差し掛かったところ。とても長い、とても長いが、至極真っ当な長さ。そのうえ中弛みなくずっと面白いもんだからすんごい。どこまで連れていってくれるのさ!
  • しもん
    しもん
    @shiminnoaka
    2025年4月20日
  • 金原ひとみ、この小説の中で「すべて」を書こうとしている?『カラマーゾフの兄弟』かと思ったよ。
  • Sachiko
    Sachiko
    @komsms
    2025年4月20日
    武田砂鉄「プレ金ナイト」を聞いて読みたくなった。金原ひとみさんのお話しがとても良くて。
  • 釣
    @nrvn
    2025年4月19日
    自分の中のダブスタ、矛盾、過去のトラウマをむきだしにされたようで、放心。
  • m
    m
    @kyri
    2025年4月19日
    実物見てみて厚さにちょっと驚いた 金原ひとみがこんな厚さの小説書くようになったのか〜と思うと古参ファンとしてはなんだか感慨深い
  • 砂鉄さんのラジオから
  • Ryu
    Ryu
    @dododokado
    2025年4月19日
  • 頭が悪いから箇条書きにします‼️ ・文章がというか段落が長過ぎ!読む気なくす!のに続きが気になって読んでしまうw ・登場人物の誰のことも好きになれなかったし全然共感も沸かないのに、続きが気になって読んでしまった!逆に凄い(?) ・恐らく作者の頭が良すぎるのと私が馬鹿過ぎるのが融合した結果、たまに意味が分からなかった!文章がくどい!芥川賞の作家って感じ(?) ・この小説の中のフェミニストとかミソジニーとかなんかそんなんのことひたすら語ってる作家が一番共感出来なかったしただの四十路のうるさいオバハンにしか見えなかった ・面白かったけど「この作家の他の小説も読んでみたい!」とはならなかった
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2025年4月19日
  • Ryu
    Ryu
    @dododokado
    2025年4月18日
  • atomin
    atomin
    @atomin_127
    2025年4月17日
  • 八
    @Hachi8
    2025年4月16日
    最近ハマりにハマってる金原ひとみの本。前作のナチュラルボーンチキンがめちゃくちゃ良かったので新作も気になる!
  • たびたび
    たびたび
    @tabitabi
    2025年4月16日
  • みやしば
    みやしば
    @miyash1ba
    2025年4月15日
  • ゆの
    ゆの
    @uknowz
    2025年4月15日
  • yayano
    yayano
    @yaya7
    2025年4月15日
  • Henry
    Henry
    @henry
    2025年4月14日
  • 読みたいぜったい読む! 装丁もタイトルもカッコよすぎるよ。しかしこのブアツサ、いったいいつ読めるのか──
  • 1234
    1234
    @seesaw1234
    2025年4月14日
  • 勢いのまま買っちったよ! フォローしている本読みの方が大絶賛していて、背中を押されたかたち。熱いうちに読むべし。
  • みんこ
    みんこ
    @min-ko16
    2025年4月13日
  • 釣
    @nrvn
    2025年4月13日
    まだ読み始めたばかりだけれど、本を読むということは無傷ではいられない行為だということをあらためて痛感させられる。 寝る前に読んでいるものの、寝る前に読むべきものではないと思う。ざわつく。
  • 離乳食
    離乳食
    @munimuni
    2025年4月11日
    文學界の時から読んでてファンだからマジ本でほしい〜〜!!!!金原さんのキャラクターはすごく人間って感じがするよね、私は木戸さんや五松といったクソ男たちを最初キッショって読んでたのにだんだんすごく愛おしくなった、もちろん長岡さんは最初から最後まで大好き
  • 文學界での連載は追えずだったから単行本化を待って息をしていた。真実は人の数だけあると言うけれど、だからといって、他人の真実をないものにしてはいけないと私は思うのです。守らなければ。
  • yayano
    yayano
    @yaya7
    2025年4月10日
  • Hoshiduru
    Hoshiduru
    @lilimoe
    2025年4月8日
    朝日新聞の記事読んで
  • 黒茶幻
    黒茶幻
    @kurochagen
    2025年3月20日
  • m
    m
    @kyri
    2025年3月20日
    たのしみすぎる!!ずっと待ってた!!
  • yayano
    yayano
    @yaya7
    2025年3月14日
  • まるの本棚
    まるの本棚
    @maruta
    2025年3月10日
    強めの装丁 赤は戦闘色のイメージだけど、内容いかに? 大人になってから好きになった金原先生。 楽しみ
  • Ayu
    Ayu
    @honeeey_ayu
    2025年3月10日
  • てぃ
    てぃ
    @bookt
    1900年1月1日
  • こわこ
    @kowawawawa
    1900年1月1日
  • とみー73
    @tommy73238
    1900年1月1日
  • なべお
    @naveo
    1900年1月1日
  • YMH
    @YMH
    1900年1月1日
  • Amy
    @amy
    1900年1月1日
  • なむ
    なむ
    @yonda_nam
    1900年1月1日
  • shunsuke
    @whateverblack
    1900年1月1日
  • @salvation
    1900年1月1日
  • はるお
    はるお
    @oiharu
    1900年1月1日
    意外にも徹夜本になった。 よくできた構成で、どの章もそれぞれひりついていてさすが金原ひとみだなぁと感心してしまった。文藝春秋プラスのYouTubeまで追っかけて見ちゃった。 タイトルのヤブノナカは藪をつついたら何が出てくるのかみたいな意味で受け取ってたから、「言わずもがな芥川龍之介の同名の作品から〜」という解説読むたび自分の無知に泣く〜 知らなかった〜 読んだことない〜
  • sambo&poe
    sambo&poe
    @sampoe
    1900年1月1日
  • うっかり
    @unesansu
    1900年1月1日
  • Makiko
    Makiko
    @mabobo
    1900年1月1日
  • k.
    k.
    @rom-random
    1900年1月1日
  • INDG
    INDG
    @indg_2000
    1900年1月1日
  • HEINE
    @heinekenbook
    1900年1月1日
    page turnerがきっかけ
  • はい
    はい
    @igirisunisasagu
    1900年1月1日
  • Yuri
    Yuri
    @yuririri68
    1900年1月1日
  • しおり
    @ypiece_
    1900年1月1日
  • ほー
    ほー
    @hon00yomitai
    1900年1月1日
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