
ハム
@unia
2025年4月9日

もしも、詩があったら (光文社新書)
アーサー・ビナード
読み終わった
〈英語では「飛ぶ」も「蝿」も「fly」。英米人は美しく空高く飛翔している鷲、隼、白鳥、鶴がいるのに蝿しか目に入らないの?〉
著者が他言語の同音異義語につっこんで返されたこのくだりがおもしろかった。
著者の素朴な感性をもとにしたエピソードから連想される様々な詩を紹介していくエッセイ。
「もしも」という切り口で発想を広げる詩の世界に様々な可能性を見出すことができるというのは、それこそ詩の有用性なんだろうなぁと思う。
思いがけない問いとの出会い、体験がふと訪れることが詩の良いところだと感じた。





