
あお
@ate11
2026年9月26日
いい子のあくび
高瀬隼子
読んでる
P73いい子のあくび
にぶさと優しさはすこしだけ似ている。
P76いい子のあくび
わたしも、秤を持っているはずだった。だいぶさびついて、ものを載せる前からすでに左右どちらかに傾いているような秤だけど。
P106いい子のあくび
ひどいことをしていたって、同時に優しくすることは自然にできる。
P116いい子のあくび
見えている人が、分かっている人が、できる人が、そうしなきゃいけないんだろうか。
P121いい子のあくび
いいとか悪いとかじゃないから。
わたしはわたしのぶんだけしかやりたくないから。
全部背負っていくのは嫌だから。
嫌だけどでも、やっぱり悪いことをしたって思っている部分はあって、だけど誰にも言えない。
私が悪かったって認めたら、それは、わたしが割に合わないことを受け入れて生きていかなきゃいけないってことになる。
顔を上げて前を向いて歩いている人ばかりが、先に気付く人ばかりが、人のぶんまでよけてあげ続けなきゃいけないってことになる。
