
blue-red
@blue-red
2026年9月26日

対岸の彼女
角田光代
読み終わった
小説
単行本
直木賞
関係性の地獄と救いを描いた小説かー。
ハッピーエンド的な終わりに見えるけれど、「小夜子」は関係性の檻から離れる術を果たして見つけられたのかな? 相手が周りの人間が、自分の対岸に居るのか、自分と同じ岸に居るのかの二分法じゃあ、しんどくてしょうがない。関係性から完全逃れられないし、逃れる必要もないが、答えの一つは中盤の「葵」のセリフで示されたように自分には思えた。
「……けどさ、ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね」p.97
