
えい
@shibamoti
2026年9月26日

オアシス国家とキャラヴァン交易
荒川正晴
読み終わった
資料系
@ 自宅
シルクロードという誰しもが耳にしたことのある交易路の実像を解説した一冊。
オアシス国家におけるキャラヴァン交易は、主にソグド人の手によって展開していた。ソグド人、ソグディアナという言葉はよく聞いていたけれどやっと頭の中の情報が結びついた感じ。
その交易の形もまた時代の遷移によって変わっていくのだが、変化の仕方も含めて面白く感じた。
7~8世紀の唐代、13世紀モンゴルの時代に至る前にも、東西の繋がりの地盤がしっかりあったのだというのは興味深かった。
規模の大きな国家の繁栄というのは、もちろん周囲に多大な影響を与えるが、氷山の一角が見えるまでの水面下での人々の営みの存在は確かにあり、無視してはならないものである。
交易を国家ごとの部分で見るのではなく、ユーラシア全体で見るという視点はなるほどと納得感があった。
山川出版社には受験期にお世話になった。資料集用語集は随分読んだ気がする。
世界史リブレットシリーズは初めて読んだのだけど、分からない言葉に出会ったなと思う時には大体注がついており、写真資料もあり、サイズ感もコンパクトでハードルが低く、とても良いシリーズだと感じた。
今後も読んでいきたい。

