
panote
@panote
2026年9月27日
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せいこうさんがイスラエルに入国し、取材をしたのが2019年11月。現在とまた状況は違うと思うが、当時ですらガザに入るだけでもヒヤヒヤの連続だった。ガザからアンマンまで、どの医療現場でも患者の声は壮絶だった。
そこには宗教や歴史が絡んだ深い問題があるが、国境なき医師団の活動は、目の前の傷ついた人たちを日々粛々と助ける。
自分の息子と同じくらいの子供が、おもちゃ爆弾(おもちゃに見せかけて拾うと爆発する)で左手を失い、リハビリを受けている。
働き盛りの、若い男性達は次々と足を失っている。
あえて死者を出さずに(目立たぬよう)、足を狙って銃撃する。日本のドラマなんかでみるような銃ではなく、弾が足に入った後さらにえぐれるようにできたひどい銃で、撃たれた後は完治するのかどうかもわからない。
一人一人の傷を見たり、その時の状況を聞くとどんなことが日常で起きているのか分かる。
せいこうさんも、事前レクチャーにより患者に質問してはならない事項を頭におきながら、そして相手を傷つけないように慎重に言葉を選び、表情や目線を選び、時にはもっと気を遣えば良かったと内省しながら、丁寧に丁寧に取材を進めている。
とても信頼できるルポタージだった。
ここには書き切れぬほどの感想が次々と湧いて、この本を読んだ人と語り合いたい気持ち。









