
はるき ⚠︎ネタバレ有⚠︎
@reads_hrk
2025年4月9日

マグメル深海水族館 10
椙下聖海
読み終わった
表紙の航洋さん、かっこよすぎてさすがにずるくない?
一巻の時は少年のような幼さが目立っていた航太郎くんが、段々と青年の顔になってきて。その成長過程に沢山の感情が散りばめられている事が嬉しい。
好きなことだけしてきたと言うけど、社会には『好きで居続ける辛さ』というのがある。
自分の居場所じゃないと思いながらも、手放せない『好き』は、時に鎖のようにもなる。それで自縛されず、未来に繋げるための糸として編んで紡いできたのは、航太郎くんの力だと思う。
今の航太郎くんと航洋さんの会話が早くみたいなぁ!
涼くんも、そう。
今の自分の人生が楽しいと笑う彼は、とても素敵。
みんな違うのなんて当たり前なのにね。
なんで忘れちゃうんだろうね。
全体に散りばめられていた、湊人さんと航洋さんの関係、凪さんの死と、航洋さんが探しているもの。
遂にその物語まで来たんだなぁ。
いい所で終わってたまらないけど、とりあえず一巻から読み返そ!