
水埜青磁
@tohmindempa
2026年9月27日
夜空はいつでも最高密度の青色だ
最果タヒ
読み終わった
おそらく5年ぶりくらいに読んだのだけれど、やっぱり良い詩集だと思う。若さに勝手に許されている願望の理不尽さとか、それを願う最中の冷たさとか、本当に思っていない感じとか、全体的に諦念の中にあって、わかってもらえないんだろうという目がある。視線がふらふらしているくせに、ときどきがっと顔を掴まれて、間違いでしたごめんなさいって言いながらまたふらふらし始める。不安定さが常に一定で、執着が核にある。
「水野しずの詩」は爆発、小爆発の連鎖、煙幕、そのなかで急にこっちを向いて結論を共有するように語りかける、裏切られてその視線の先でまた爆発が起こる、終幕、の流れがすごく綺麗だ。
わかりやすい言葉で、誰にでもわかる、誰かにとってはすごく共感できて、共感できなくても共感できることに憧れてこの詩の世界観で世界を見たいと熱望するようになる、ある種の装置として完成している。
とくに良いと思った詩↓
「青色の詩」
「水野しずの詩」
「冷たい傾斜」
「聖者のとなりにはいつも狂者がいる。」
「雪」