
Haruhito
@haruhito27_reads
2026年9月28日

街角の煙草屋までの旅
吉行淳之介
読み終わった
吉行淳之介の小説も読んだことがないのだが、以前にこの随筆のタイトルを耳にし、頭に残っていたので手に取ってみた。
『煙草屋までの旅』と題するように、ささやかな日常と人の交流が綴られている。同時代の作家との交流がおもしろく、高見順の飲み薬を求めて夜中に薬屋を廻ったエピソードや似顔絵作家の山藤章二とのやり取りなんかが微笑ましかった。しかし、出不精で人付き合いも盛んな性分(あるいはそのような時期)ではなかったのか、想像力を伸ばして書かれた文章が主であり、それはそれで良いのだが勝手にイメージしていた奔放な生活とは異なっていた。これを機に小説の方も読んでいきたいと思う。