
イシイルカ
@ishiiruka0421
2026年9月29日

マイクロスパイ・アンサンブル
伊坂幸太郎
読み終わった
プライドは役に立たない、という下りは伊坂さんも確か好きだったはずのタランティーノ「パルプ・フィクション」からかなあ。
マーセルスの言う
Marsellus: The night of the fight, you may feel a slight sting. That's pride fucking with you. Fuck pride. Pride only hurts, it never helps.
これかな。
奇想天外なSF的なおとぎ話は我々読者を翻弄する。
「揃う」というのがこの物語を通じてのキーワード。
揃うとあっちとこっちを繋げる扉が突如出現するる。
よくわからないのは電子版の「猪苗代湖でまた会う話」が収録されている電子限定合本版というのが存在するのだけれど、合本版でない方の電子版『マイクロスパイ・アンサンブル』にもちゃんとこの後日談である「猪苗代湖でまた会う話」はしっかり収録されているのだ。
これ文庫化するときのよくわかんないしがらみか混乱なのかなあ。
いずれにせよ、今の時点で合本版を買うか、それぞれを買うか迷っている読者にとっては迷惑でしかない。
この状態のまま放置してる幻冬舎の姿勢は謎だ。
それはそれとして、この「猪苗代湖でまた会う話」を含めて読むと、ああなんだかよくわかんない筋の小説だったけど、こういうふうにうまく物語を収束させるテクニックは伊坂幸太郎さんは超一流だなあ、やっぱり、と思うのだ。改めて。
2025/08


