
図書館マン
@tosyokan-man
2026年9月29日

NO.6〔ナンバーシックス〕#9
あさのあつこ
読み終わった
図書館本
ついに最終巻!やった!
ようやくここまで来たぞ!
ネズミを助けるために「キーを渡すんだ」と命令口調になる紫苑様降臨。
もういいと止めるネズミに対して、力河とイヌカシも車に同乗して「3対1だぜ」となったのが西ブロック組の絆を感じられていい。
アニメ版の適度に距離のある感じもいいけど、こちらは児童文学特有の団結感がある。
ネズミの手紙が希望になっていた火藍。
ネズミを希望としていたのは紫苑だけでなく火藍もだったんだよね。
楊眠はデモを主導するけど、ワクチンというデマを使って破壊という強い言葉で市民を扇動。兵士の攻撃により参加者の中にも犠牲者が出る。楊眠のこの行動をデマゴギーって言うんですね。初めて知った。NO.6は知らない言葉が沢山出てくる。
紫苑がロストタウンの医師にネズミを運ぶくだりも原作にしかない。富良のくだりも医師のくだりもだけど、「立場が違っても人は対話できるし助けあえる」という場面はアニメでもやってほしかったな。
イヌカシが慰めてくれてるのに「ぼくが欲しいのはこの温もりではないのだ」と紫苑のモノローグが入ってちょっと笑ったけどw
紫苑は沙布と会ったくだりでも「ネズミの話をしたいんだ」モノローグを入れていて、微妙にノンデリだなと思った。
あと、アニメ版では破壊した老からのチップも原作では内容を確認してたな。
チップの内容自体は最終巻の内容をざっくりおさらいするといった感じで真新しさはなかったけど。
話を聞くネズミの「膝を立て、腕に顔を埋める」は体育座りでは……と思い、ネズミって体育座りとかするんだ……と思った。
エリウリアスは神と人の間の存在だけど、人間からすると寄生蜂にしか見えなくて、コントロール能力を要している虫の力を手に入れて、人間に応用することで完璧な支配体制社会にしたかった……ってことかな?
でも結局神的存在だから謎は謎のままで終わったし、森の民であるネズミでなければエリウリアスと和解していけないという。
その結果、白衣の男は蜂にやられ、市長は自殺。
楊眠のデモ軍団はあれほど騒いでいたのに、紫苑の一言で止まったのは地味に凄いな。
で、ネズミ、バルコニーで熱唱(?)
ネズミにしかエリウリアスは止められなかった訳だけど、ネズミを動かしたのは紛れもなく紫苑の姿勢や態度であったというところにジーンと来るよな。
呆気なく紫苑とネズミが別れ、火藍との再会を果たしてるのはうーんという感じ。
なんか……再会編1巻の後記にも感じたけど……エリウリアスで片付けしまったというのは本当なんだろうな。急ぎ足に感じられたというか。もうちょい細かく見たかった!
ラストの文が「理想都市国家として存在した」なんだもんな。
これだけ紫苑の闇が匂わされていて、ネズミが紫苑の行く末を見てみたいと言ってるのに、過去系なんだ……と思ったもんね。
