
ジクロロ
@jirowcrew
2026年9月30日
旧約聖書を読み解く
雨宮慧
読んでる
神が人間の(バベルの塔)計画に危険を察知したのは、「天まで届く塔のある町を建てよう」という建設計画そのものではなく、むしろ、町を建てて「有名になろう」と考えたことにあると言わざるをえません。ここで「有名になろう」と訳された旬の原文を直訳すると、「我々は我々の名前を作ろう」となります。自分たちの名前を作ろうと考えたとき、そこに悪意があるわけではありません。しかし、自分たちの名前にこだわるあまり、知らず知らずのうちに神の名が忘れ去られてゆきます。
(第一章 旅立つアブラム)
自分の名に溺れるものは受信力が弱まる。そして神の召命が聞こえなくなる。
忘れ去られること、置き去りにされること、思いが届かなくなることを人間は恐れる。だからこそ、神がそんな人間の人間に対する恐れを取り払うべく、「名前をつくろう」とし、優生思想を重んじるようになりそうな人間の芽を摘んでいるとも捉えることができるのでは。

