あこ
@ako12
2026年9月30日
ギリシャ語の時間
ハン・ガン,
斎藤真理子
読み終わった
借りてきた
難解だと聞いてたらたぶん読んでない気がするし、『生きることに対する明るい答え』というハンガン本人の帯がなかったらたぶん読みきれてない気がするくらいには、おぞましくはあったけど、とてもとても良かったです。
昔々に、純文学と呼ばれるようなものを読み始めたくらいの時に、小説の力すごい、言葉の表現すごい、と、なったことを思い出すような、詩的で説得力のある小説でした。
視力を失いつつある男性と、声が出せなくなった女性がでてきて、あとは、今は使われてない言語とか、病気と戦う人とか、昔々の遺体とか、雪とか、記憶とか、歴史とか、なくなったものとかなくなっていくものとかばっかりだったけど、そういう内とか外とかの対話って、生きてる間のことのような気がするからとても美しく感じたし、それは確かに明るいし逞しいと思ったりしました。