ルイージさん "手長姫 英霊の声" 2026年10月1日

手長姫 英霊の声
手長姫 英霊の声
三島由紀夫
三島由紀夫『英霊の声』は、二・二六事件や神風特攻隊で命を落とした英霊たちが、霊媒師を通して現世に声を届ける物語である。彼らは、天皇と日本のために命を捧げたにもかかわらず、戦後になって自分たちが信じていたものが変わってしまったことへの深い絶望と憤りを語る。 読んでいて、英霊たちが抱く「自分たちは何のために死んだのか」という思いが強く残った。日本は長く天皇を中心とした国として成り立ち、神を信じ、そのために命を賭けるという価値観も存在していた。しかし戦後、日本は大きく価値観を変え、教育や国家に対する考え方も変化した。現在の日本を過去の人々が見たら、どのように感じるのだろうか。英霊に限らず、過去の日本人が今の日本を見れば、自分たちが生きた日本との違いに驚くのではないかと思った。
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