

ルイージさん
@S_Luigi
主に通勤時間に読書してます。
休日はカフェで読書することもあります☕️
- 2026年10月9日
ことり小川洋子,小川洋子(小説家)読み終わったネタバレ含みます。。 小川洋子『ことり』は、幼い頃から独特の言葉の世界を生きる兄と、その兄を理解し、寄り添いながら暮らす弟「小父さん」の人生を描いた物語である。両親を早くに亡くした二人にとって、鳥は大切な存在だった。やがて兄を失った小父さんは、孤独を抱えながらも、鳥と関わり続けて生きていく。 両親を早くに亡くし、唯一の身内だった兄とのつながりは、鳥だったのだと思う。兄が亡くなったあとも、鳥は小父さんの身近に存在し続けた。鳥は兄との思い出をつなぐ存在であると同時に、小父さんが生きていく希望にもなっていたのではないか。大切な人を失っても、その人とのつながりが別の形で残り、生きる支えになることを感じた。 - 2026年10月1日
手長姫 英霊の声三島由紀夫読み終わった三島由紀夫『英霊の声』は、二・二六事件や神風特攻隊で命を落とした英霊たちが、霊媒師を通して現世に声を届ける物語である。彼らは、天皇と日本のために命を捧げたにもかかわらず、戦後になって自分たちが信じていたものが変わってしまったことへの深い絶望と憤りを語る。 読んでいて、英霊たちが抱く「自分たちは何のために死んだのか」という思いが強く残った。日本は長く天皇を中心とした国として成り立ち、神を信じ、そのために命を賭けるという価値観も存在していた。しかし戦後、日本は大きく価値観を変え、教育や国家に対する考え方も変化した。現在の日本を過去の人々が見たら、どのように感じるのだろうか。英霊に限らず、過去の日本人が今の日本を見れば、自分たちが生きた日本との違いに驚くのではないかと思った。 - 2026年9月24日
まぶた小川洋子読み終わった小川洋子『まぶた』は、日常の中に少しずつ奇妙な出来事が入り込み、現実と幻想の境界が揺らいでいく短編集です。 飛行機の中で老人の語る情景に引き込まれる「飛行機で眠るのは難しい」をはじめ、野菜、料理、匂い、身体など身近なものが、次第に不思議で不穏な世界へと変化していきます。中でも「飛行機で眠るのは難しい」が印象に残りました。 機内を現実としながら、まぶたを閉じれば夢や想像の世界へ入り、開けば再び現実へ戻る。その情景の移り変わりがとても美しく感じられました。 僕自身、読書によって別の世界を見ることを楽しんでいるので、「まぶたを閉じることで別の世界を見る」という感覚は、読書そのものにも重なりました。 - 2026年9月24日
楢山節考深沢七郎読み終わった深沢七郎『楢山節考』は、貧しい山村を舞台に、七十歳になったおりんが「楢山まいり」に向かうまでの姿を描いた物語です。 食料が限られる厳しい暮らしの中では、老人は家族を生かすために死を受け入れ、赤子でさえ口減らしのために捨てられます。 おりんは、自らの死によって家族が生き長らえることを願い、迷いなく楢山へ向かう姿から、仏のような存在に感じられました。一方、辰平や玉やんがおりんの考えに沿う中で、松やんの存在が不安要素として描かれることも印象的でした。 生きるために命を選別せざるを得ない村の姿から、田舎の暮らしの厳しさと、現代とは異なる「生」と「死」の価値観を強く感じました。 - 2026年9月21日
わたしが・棄てた・女遠藤周作気になる - 2026年9月20日
このあたりの人たち川上弘美読み終わった『このあたりの人たち』は、日常の町を舞台にしながら、現実と非現実の境界が曖昧になっていく不思議な短編集です。 登場する出来事はどこか奇妙なのに、登場人物たちはそれを特別なこととして扱わず、淡々と日常を過ごしています。そのため、現実の町に少しだけ異世界が重なっているような感覚があります。 特に「スナック愛」は、どんな時にも町の中に現れる存在として、まるで御神木のように人々を見守り、町の記憶をつないでいるように感じました。 全体を通して、明確な答えを求めるというより、不思議な出来事をそのまま受け入れることで、身近な日常にも見えないものや奇妙なつながりが存在しているのだと感じさせられる作品でした。 - 2026年9月20日
神様川上弘美気になる - 2026年9月14日
- 2026年9月14日
感情労働の未来恩蔵絢子気になる - 2026年9月14日
落下する夕方江國香織気になる - 2026年9月14日
ひとり白虎 会津から長州へ植松三十里気になる - 2026年9月13日
怖い客矢樹純読み終わった - 2026年9月13日
- 2026年9月13日
美しい星三島由紀夫読み終わった - 2026年9月7日
星の王子さまサン=テグジュペリ,アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ,河野万里子読み終わった - 2026年9月5日
信仰村田沙耶香読み終わった - 2026年9月1日
これは水ですデヴィット・フォスター・ウォレス読み終わった - 2026年8月31日
ルビンの壺が割れた宿野かほる読み終わった - 2026年8月29日
人間失格太宰治読み終わった - 2026年8月27日
雨露梶よう子気になる
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