
読書日和
@miou-books
2026年10月2日

(旧版)からだは星からできている
佐治晴夫
読み終わった
借りてきた
いい意味で、思っていたのと違った本でした!
秋になって、星にまつわる本が読みたくなって、理学博士の書く「星のお話」だと思って手に取ったら、科学だけではなく、宗教、哲学、詩、中国古典まで出てくる。おお……そうきますか。中国古典の宇宙のとらえ方や、インド最古の古典『リグ・ヴェーダ』に記された宇宙観。
「宇宙はないところから始まった」
科学の本だと思って読み始めたのに、いつの間にか古代の人たちが宇宙をどう見ていたのか、そして人間は何を考えて生きてきたのか、というところまで連れていかれた。
何千年も前の人たちが、まだ科学的に説明できなかった宇宙を前にして、それでも自分たちなりに考え、言葉にしていたこと(それも美しい詩で!!)に圧倒される。
ちょうど並行して読んでいた稲盛和夫さんの『心。』にも、どこか通じるものを感じた。
宇宙のことを考えていたら、人間の心のことまで考えることになる。
こういう本に出会うと、普段「分かったつもり」でいることが、実は全然分かっていなかったんだなぁと思う。
一度読んだだけでは、たぶん分かった気になっているだけ。
これも少し時間を置いて、また読み返したい一冊。


