
きらた
@kirata
2026年10月2日
嘘つきたちへ
小倉千明
読み終わった
第1回創元ミステリ短編賞受賞作を含めた、〈嘘つきたちを描いた短編〉5つを収録したミステリ作品集
イヤミスと言うか奇妙な味系とかブラックユーモア風と言うか‥
個人的には後者側かな?
で、いきなり自語り失礼します🙇
私にとっての“イヤミス”ってどこら辺を指すのだろうか?‥との疑問を抱いたので考えてみた
後味が悪くて尚且つ情念的な‥悪意みたいなもの
湿度だったり粘度みたいな、ドロっと絡みつくような暗い思念が、話が終わっても、主人公、或いは読者に向けられ続けている作品‥かな?
(ここの判断が自分感覚に拠るので、イヤミス評価が毎回揺れ動いてしまう)
とりあえず、本作品集は1作怪しい作品(=イヤミスっぽさを感じる作品)が有りましたが、他は比較的さらっとした読後感(なにそれ?ですが、どう言い表わせば良いのか‥)で、イヤミスから感じる辛さは感じなかったので、総合的にはイヤミスではないな、と判断(私感覚)
異論反論はあるでしょうが、私的にはそうでしたって事です
肌感覚ってのは難しいね!←アッ ナゲタ
収録作は5作、個別に感想を( ノ ꇴ ˋ͈)
「このラジオは終わらせない」
あー!待って、あー!!! ジタ⁽⁽꜀(:3꜂ ꜆)꜄⁾⁾バタ
不穏からのどんでん返しからのもいっちょであーーー! ('ㅂ')⌒(ロ:)⌒(.ㅁ.)⌒(:ロ)⌒('ㅂ')
なんだろ、非常に胸を打つ‥胸を締め付ける心の叫びが涙腺を刺激する‥!(泣きはしなかったけど)
終わり方がめっちゃ好みで、この1編で小倉千明に付いていく気になった
「ミステリ好きな男」
途中までは面白かったし、オチの穿った感じがニヤリとさせてくれるのだけど、先の作品でキュッ♡となった気持ちは綺麗に冷めてくれた
1話目の話と真逆な余韻にびっくりして、何か勝手に裏切られた感を抱いてしまったのですね
でも、1話目の余韻がなければ好き寄りの話
‥この、ザラッとしながらも心掴まれる感覚は数十年前にも経験したな〜?(*´艸`*)
しかも〈彼〉の別のお話を読みたい気持ちも浮かんでくる
私、王道のミステリも好きだけど、こう言う捻じくれたミステリ愛も好物です(沢山は食べられないけど)
「赤い糸を暴く」
私的感覚ではだいぶイヤミス寄りだと思った作品
しかしここで話が終わるので、真相は藪の中的なイヤミス風エンドとして私的にはギリセーフ←?
とは言え、オチはめっちゃエグで陰鬱な気持ちになる
こんな赤い糸の真相は知りたくないなぁ、間違っていてくれ‥‥
(閑話休題)
ここら辺で、この作者は軽妙に進む会話とストーリーを楽しませながら、最後にどんでん返しを食らわせ、不穏な余韻をたなびかせながら締めるって作風(作品集のコンセプトがそれ)なのかも知れないと気付く
(以外個別感想に戻る)
「保健室のホームズ」
!?!?!?
待って、これは感じた事のある味!
‥麻耶雄嵩みだーーーー!*✲٩(ˊᗜˋ*)و ✲*
え?気の所為?いや、でも‥!!
しかしこの1文で壮絶なネタバレをかました気がしなくもない
すまん‥でも私、この話の終わり方、
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
って感じでテンション上がってたんだー( ノ ꇴ ˋ͈)
因みに「ミステリ好きな男」で感じたのも麻耶雄嵩みでしたっ(òωó)ゝ✨️
「嘘つきたちへ」
表題作、話的にもどんでん返し的にも評価が高いのは頷けた
え?あ!?は???となって不穏
しかし、え?またか、と思わせないのは天晴
小倉千明、追っていきたい作家になるかも知れません
因みに個人的に好き順位はこうかな?
1位「このラジオは終わらせない」
2位「保健室のホームズ」
同着「ミステリ好きな男」
4位「嘘つきたちへ」
ーー越えられない壁ーー ←アッ
「赤い糸を暴く」
今後の作品が楽しみな作家さんだと感じました
「赤い糸を暴く」系が強まって行くとごめんなさいする可能性はありますが‥!(個人的な好みの問題です)
遅効性の毒って感じで、人を選ぶ作風なのかもしれませんが、個人的には堪能出来た作品集でした!
