
余白
@ruisui
2026年10月3日

おんなの女房
蝉谷めぐ実
読み終わった
武家の娘が、歌舞伎役者に嫁ぐ。
しかも相手(燕弥)は女形で普段から役になりきって生活する憑依型。
志乃(主人公)は最初は「武家の娘として!」と気張っているが、武家思想で言う自分が従うべき旦那様の考えが分からず振り回されまくり。
それでも、相手を知り、武家の妻から歌舞伎役者の妻へ、女形の妻へと変わっていく姿は素敵。
逆に、燕弥は最初は女同士、友だちだと思っていた志乃に対し、少しずつ男を出してしまい、男として志乃を好きになってしまったこと、それでも女形でいたいということのはざまで懊悩する姿も、苦しいけど素敵。
最後は、この落とし所しかなかったのか…と腑に落ちないような気もするが、わたしは蝉谷さんの描く世界観がすごく好き。



