ただ
@lifesname
1900年1月1日

アルジャーノンに花束を〔新版〕
ダニエル・キイス
読み終わった
昔、読んだきりだった。
もう一度読み返してみて、やっぱりこの人は後々24人のビリーミリガンを書く人だと思った。
曇って見えていた世界が、知能と知識を得て、晴れ渡った空のように見渡せるようになり、手に取るように分かるようになる。
チャーリィは世界が見えすぎてしまったのかもしれない。
見えすぎて、人のあらや不完全さも見えてしまった。
自分の見える世界を他人にも強要してしまったんだろうな。中身はまだ子どもだから、親にあれはあーなんだよこーなんだって、と言ってしまう感覚なのかもしれない。
人のために己の一部を差し出す人間はそう多くない。それは金や物じゃなく、自分の時間と愛情を人のために差し出せる人間だ。
という文がある。
その言葉は身につまされた。
かつて読んだ時は学生だったから。
私にはできなかった。
きっと将来、その報いを受けると思う。
二日で読んでしまった。やはり、すごい小説だ。
