イメニタ
@rhme_00
p.117 ピザ屋の壁とエンジェルアクションはまったく違うものだけど、柔術のように相手の攻撃を逆手に取って転倒させているところに共通点がある。暴力に真正面から対抗するのではなく、ちょっとずらす。
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もちろん、それだけで社会は変わらない。実質的な変化の多くは、時間のかかる地道な運動や、リスクを覚悟した行動によってもたらされる。認知されなかったり、煙たがられたり、批難されたりすることの積み重ねが重要なのは忘れてはならない。「変なこと」は、あくまでもオルタナティブな、打ち上げ花火のようなものだ。ただ、打ち上げ花火が良い帰結をもたらすこともある。
イメニタ
@rhme_00
p.180 韓国語を勉強してわかるのは、韓国語だけではないのだと思った。口の開き方、喉の力の込め方といった自分の体の感覚を通じて、韓国の友人たちの日本語の発音がどうしてそうなるのかも、少しだけわかるようになる。
その理解に行き当たったとき、私は友人たちに生まれ育った街を案内してもらっているみたいな気分になった。第二言語の中にも残る響きがあること。その豊かさに、手で触れたように感じた。
p.183 そうあるべきだと思いながら、また言い淀む。今の社会では、それが豊かなことだと思われていないから。その社会の中で、残響をなるべく消すしかなかった人を知っているから。日本語と韓国語には非対称性があるから。何より、日本と朝鮮の歴史を思うと、私がそれを言うのはあまりに無邪気すぎる気がする。こんな想像を気軽に言えなくさせる歴史が、私たちの間には横たわっている。
イメニタ
@rhme_00
p.188 わたしが 死ななければならないのなら
あなたは、生きなくてはならない
わたしの物語を語り
わたしの持ち物を売り
ひと切れの布と
糸を少し買って、
(つくっつほしい 白く尾の長いものを)
イメニタ
@rhme_00
p.210 エイズ危機のもっとも暗い日々、私たちは午前中に友人を埋葬し、午後に抗議し、夜通し踊った。踊ることが、私たちを闘いにとどめた。なぜなら私たちはまさにその踊りのために闘っていたから。