
黄色🟨
@xin9xin9
2026年10月4日

殺人依存症 (幻冬舎文庫)
櫛木理宇
読み終わった
連作と知らずに最終章から読み始めてしまい、まんまと逆走する形で『拷問依存症』から『殺人依存症』までの一連の物語を読了。
実際の事件を想起させる残酷な犯罪描写に、フィクションと分かっていても性犯罪への強い怒りと憎しみで感情を大きくかき乱された。はじめは因果応報の物語かと思いきや、読み進めるにつれて犯人に抱く感情は複雑に揺れ動いていく。何一つ解決しないし、胸がすくような結末でもない。
それでもテンポの良さに引っ張られ、気づけば一気に全四作を読み終えていた。
シリーズ通して性犯罪をはじめ、女性が日々対峙している犯罪被害や女性蔑視、男尊女卑、家父長制といった問題に対する解像度の高さに感心してしまった。これはエンタメの形をした現実。
