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@toponder_r
2026年10月5日
きずもの
西加奈子
読み終わった
読み終わった!!!
この本のすごさは、小説だからこそ感じ、受け取れたものなんじゃないかな。映画だと難しそうだし、ドラマでも…シーズンをすごく分けることになりつつ、ここまでではないだろうな…という感じ。
とにかく、ながいながーい積み重ねを読めたことで、このストーリーの染みる度が特大になったんだろうなと思う。タイパやコスパとは真逆の、贅沢な時間だった。
人生も誰かとの関係性も、本当にこんな感じだよね。
普段はセカセカ動いてしまっているけれど、じゃあなんでそんなに“時間がない”のか。仕事以外でも効率を求めた先に失われるのは、誰かを切り抜きでジャッジしてしまうこと。見知らぬ人や時の人もそうだし、友達をはじめとするいろんな関係性の人たちに対しても。
本当は大切にしたいのに、効率を求めるスピード感が身につき過ぎたせいで、せっかく積み重ねてきたものをすっ飛ばして“良いor悪い”の結論を出そうとしてしまうのではないか。そもそも積み重ねすらサボってないか?今の価値観と照らし合わせて、他人の言葉で向き合っていないか???
…と、いろんな問いが生まれた。
(この本を読んだ後だと、全部よそからインストールした、自分以外の言葉で話してる気がしてしまうな)
添付はまさに私の『パンパカパーン!』の数と言えよう。
第1部は怒り、第2部は苦しくなり、第3部はホロリと泣いてしまったけれど、最後に感じたのは、積み重ねる時間や自分や相手の複雑性に対して、すぐ結論を出そうとしないようにしよう、ということでした。
西さんの本はエッセイ『くもをさがす』しか読んだことがなく、私にとっては初の小説。合わなかったらどうしよう…と少し不安になっていたけれど、そんなことなかった!
むしろ『くもをさがす』で書かれていた、カナダで西さんが感じたことや気付きが小説にも出てきていて、それに気づけた自分が嬉しくなったりもして。
とにかく、小説読んだことないな!という方にもおすすめしたい!!!
西さんの他の小説も少しずつ読むぞ!
(ポッドキャスト『信頼できない語り手』を聞き過ぎて、西さんがなぜか身近な存在になり、心の中で苗字+さん付けで呼んでしまう)




