
どりー
@doriii
2026年10月5日
みちゆくひと
彩瀬まる
読み終わった
こつこつ読み進めて、後半は手が止まらずほぼ一気読み
死後の世界、それぞれが抱えていた深い悲しみや後悔、空虚感を手放していく巡行の旅
もしかしたら本当にあるのかも、あってほしいと思う
淡々として静かなのに どこかリアルで惹き付けられる描写だった
我が子を喪う悲しみ、家族の繋がりをうまくもてなかった苦しみ
想像することしかできないけれど、その一部は
私の中にも確かにある気持ちだと思った
終盤の 燈子の仕事に関する描写が印象に残っている
誰が悪いとは言いきれないし 完全にわかり合うことはできないけれど、
きっと 話すことを諦めるべきではない
寂しくて愛しい、とても一言では表せないけれど
ささやかにもたらされる救いのような話だった
死後の世界の彼らのように 私の中にも
5歳、12歳、29歳…いろんな頃の私がそれぞれ息をしている
