みちゆくひと
24件の記録
七@mi_sprout2026年1月3日読み終わった燈子から母親への一方的な片思いのように思えてしまうけれど、両親の中に燈子への気持ちは確かにあったんだと信じられる。一筋の道のようなものが見えてよかった。
七@mi_sprout2026年1月3日読んでる小さな子どもが死んでしまったのは抑えようもなく悲しい。だけど両親がその悲しみとだけ必死で向き合っている間、しっかりしているからと放っておかれた長女の気持ちを考えると胸が苦しくなって、おねしょをしたあと恋人に片付けをしてもらうくだりは、そんな些細な優しさにも触れてこなかったのかと泣いてしまった。 夫、妻、長女それぞれで見ている世界が違っていて、そんなものだよなとも思わされる。母親が虫を殺さない理由も、知ってしまうと悲しくなる。
Michika@0610shun2025年12月3日読んでる借りてきた亡きあとも綴られる 書かれるはずのない母の日記が繋ぐ、 生者の世界と死者の世界が交錯する家族の物語。 この世での命が終わって体が消えても、 悲しみがいろいろな五感を通じて 形あるものとして存在を残しているような… それとどう向き合っていくかという内容だと感じた。 悲しみに向き合う物語は気持ちが重くなるけれど、 辛く悲しい過去が自分を形作るのだとしたら 手放すのではなくて どうやって抱えながら歩いていけばいいかと 考える時間になるからたまに読んでしまう。 彩瀬まるさんの本はそんな心境の時に 寄り添ってくれると思ってる。 もっといろんな思いが溢れているのに うまく言葉でまとめられない物語だなぁ。










amy@note_15812025年11月4日読み終わった感想彩瀬まるの家族の話…!彩瀬まるは女性同士や夫婦の話も多けれど、同時に家族の話も多い 今回の話もそうだけど、明確に問題がある親子関係の話(虐待やネグレクトなど)は少なくて、ある程度家族としての活動は滞りなく進んでいるのだけど、でもどこかしらに屈託があったり、ぎこちなさがあったりして、それとの向き合いやままならなさを細やかに描いている 別に家族を構成する誰かが、誰かのことを明確に憎んでいるわけでもない。むしろ家族のために、家族を構成する一員として果たさなければいけない役割に身を浸しすぎた結果として、微妙に家族のなかでズレが生じて、そのズレが居心地の悪さにつながる。 じゃあ、あのときどうするのが一番よかったんだよ!と言いたくなるんだけど、かといってやり直すことはできない。そのもうどうにもできない、けれど自分のなかずっとわだかまっているこの気持ちを無視することはできない。どうしていこうか、どう向き合えばいいのか。悩みながらもがきながら、痛みを伴うけれど誠実に自分を通して家族を見つめ直す作品だった。それでいて読後感に爽やかさやあたたかさが残っており、その読後感の炭酸水を飲んだあとのような心地が彩瀬まるの作品の良さだと思う


















