みちゆくひと
38件の記録
どりー@doriii2026年10月5日読み終わったこつこつ読み進めて、後半は手が止まらずほぼ一気読み 死後の世界、それぞれが抱えていた深い悲しみや後悔、空虚感を手放していく巡行の旅 もしかしたら本当にあるのかも、あってほしいと思う 淡々として静かなのに どこかリアルで惹き付けられる描写だった 我が子を喪う悲しみ、家族の繋がりをうまくもてなかった苦しみ 想像することしかできないけれど、その一部は 私の中にも確かにある気持ちだと思った 終盤の 燈子の仕事に関する描写が印象に残っている 誰が悪いとは言いきれないし 完全にわかり合うことはできないけれど、 きっと 話すことを諦めるべきではない 寂しくて愛しい、とても一言では表せないけれど ささやかにもたらされる救いのような話だった 死後の世界の彼らのように 私の中にも 5歳、12歳、29歳…いろんな頃の私がそれぞれ息をしている
aimer_co@aimer_co2026年7月26日読み終わった借りてきたほぼ一気読み。 死後の世、死者の描写、彩瀬さんらしい美しさ… 一生懸命生きてたら自分の中に重く滞るものはどうしてもあって、あってもよくて、何かの誰かの手で解けて流れていく 「俺たちはもしかしたら、自分を救いうる他者の営みを、漠然と『神様』と呼んでいるだけなのかもしれない。そうだとしたら、神の力は営みを続ける人々の手足に薄く、広く、宿っていることになる。 自分が放つ光は見えず、俺たちはいつも、他者の光に救われる。」(p221) 誰の視点の物語も、「分かる」と思わせられる描写の近さ、鮮明さ
七@mi_sprout2026年1月3日読み終わった燈子から母親への一方的な片思いのように思えてしまうけれど、両親の中に燈子への気持ちは確かにあったんだと信じられる。一筋の道のようなものが見えてよかった。
七@mi_sprout2026年1月3日読んでる小さな子どもが死んでしまったのは抑えようもなく悲しい。だけど両親がその悲しみとだけ必死で向き合っている間、しっかりしているからと放っておかれた長女の気持ちを考えると胸が苦しくなって、おねしょをしたあと恋人に片付けをしてもらうくだりは、そんな些細な優しさにも触れてこなかったのかと泣いてしまった。 夫、妻、長女それぞれで見ている世界が違っていて、そんなものだよなとも思わされる。母親が虫を殺さない理由も、知ってしまうと悲しくなる。
Michika@0610shun2025年12月3日読んでる借りてきた亡きあとも綴られる 書かれるはずのない母の日記が繋ぐ、 生者の世界と死者の世界が交錯する家族の物語。 この世での命が終わって体が消えても、 悲しみがいろいろな五感を通じて 形あるものとして存在を残しているような… それとどう向き合っていくかという内容だと感じた。 悲しみに向き合う物語は気持ちが重くなるけれど、 辛く悲しい過去が自分を形作るのだとしたら 手放すのではなくて どうやって抱えながら歩いていけばいいかと 考える時間になるからたまに読んでしまう。 彩瀬まるさんの本はそんな心境の時に 寄り添ってくれると思ってる。 もっといろんな思いが溢れているのに うまく言葉でまとめられない物語だなぁ。










amy@note_15812025年11月4日読み終わった感想彩瀬まるの家族の話…!彩瀬まるは女性同士や夫婦の話も多けれど、同時に家族の話も多い 今回の話もそうだけど、明確に問題がある親子関係の話(虐待やネグレクトなど)は少なくて、ある程度家族としての活動は滞りなく進んでいるのだけど、でもどこかしらに屈託があったり、ぎこちなさがあったりして、それとの向き合いやままならなさを細やかに描いている 別に家族を構成する誰かが、誰かのことを明確に憎んでいるわけでもない。むしろ家族のために、家族を構成する一員として果たさなければいけない役割に身を浸しすぎた結果として、微妙に家族のなかでズレが生じて、そのズレが居心地の悪さにつながる。 じゃあ、あのときどうするのが一番よかったんだよ!と言いたくなるんだけど、かといってやり直すことはできない。そのもうどうにもできない、けれど自分のなかずっとわだかまっているこの気持ちを無視することはできない。どうしていこうか、どう向き合えばいいのか。悩みながらもがきながら、痛みを伴うけれど誠実に自分を通して家族を見つめ直す作品だった。それでいて読後感に爽やかさやあたたかさが残っており、その読後感の炭酸水を飲んだあとのような心地が彩瀬まるの作品の良さだと思う



































